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中古楽器屋への道(2) グラスホッパー・ギターズ

新店舗に移転してシーズン2(?)に突入しました。

2012年02月

27

ヤマハのFGの廉価版。

ヤマハのFGシリーズと言えば・・・FG-150とFG-180の2機種で始まった訳ですが、
時代につれ、そのラインナップを充実させて行きました。

また、FGシリーズにはボディーサイズが2種類有りまして、
ドレッドノートサイズのモデルは“ウエスタン”
トリプル・オーサイズのモデルは“フォーク”と呼んでいました。

当時、ほぼ同程度のモデルでは“フォークサイズのモデルの方が安い”というのが定番でした。
これは、モーリス等の他メーカーでも一緒です。
使う材木の分量の問題ですかね〜?

ところが、1974年に発売された新シリーズ“黒ラベル”に於いて、この法則が破られました・・・
ウエスタンサイズのFG-150Jと、同クラスであるフォークサイズのFG-150Fは、同じ定価だったのです。

しかし黒ラベル、次のオレンジラベルにも廉価版は存在します。
そして、廉価版はフォークサイズのみです。

そのオレンジラベルの廉価版が、このFG-122です。
P2272188

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FG-122は、カタログにも載せてもらえない(?)かわいそうな(??)モデルなのです。
黒ラベルのFG-120Fもカタログ上では見かけた事がありません・・・


何故?
これには、当時の楽器の価格の決め方に理由が有ると思います。
70年代当時、楽器屋さんで働いていた方の証言によると・・・
“ヤマハのギターは、一切値引きはしない”というのが決まりだったそうです。
当時の僕の記憶でも、お茶の水辺りの楽器屋では“定価の1割引”が常識でしたが、
“ヤマハは値下げをしない”という話しを聞いた事があります。

それが原因で(?)当時、学校需要等が多かったクラシックギター等は、
5千円のモデルから1万円のモデルまで、ほぼ千円刻みでモデルが存在するという事態(笑)に陥っています・・・
定価の千円の違いなど当時でも大した物では無かったのですが、
学校等で数十台もの注文を受けた時には大きく物を言ったのでしょう〜(あくまでもワタクシの想像ですが)

話をフォークギターに戻しますと・・・
ライバルのモーリスには、F-13と言う13,000円のモデルが存在して、しかも値引きも有る・・・
ヤマハとしては、ロウエンド(初心者)のユーザーを逃さない為に重要なモデルだったのでしょう〜

しかし、あまりチャチなギターを売る事は、ヤマハのイメージやプライドが許さない。
となると、廉価版は利益率が低いので余り売れても仕方がないのでカタログには載せない・・・
う〜ん、我ながら、一部の隙もない理屈である(笑)

この理屈で言うと・・・
YAMAHAの廉価版は“非常にお買い得である”という答えが導き出せるのでは無いか(笑)

そう言う事を踏まえて、このFG-122を弾くと・・・実に良い(!!)
廉価版であるこのモデルは、ペグやブリッジの素材等でコストダウンを計っていますが、
トップやサイド&バック等の素材には、上位機種に見劣りしない物を使っています。
音も良いですよ〜

“そんな亊言ったって・・・中古楽器には当時の定価は関係無いんだろう”という声も。
“はい、その通り(笑)”
まぁ中古は、一本一本状態が違いますからね〜

最後に・・・
このFG-122と言うギターをインターネット等で検索すると、
斉藤和義さん使用の・・・なんて記述が多いのです。
しかし画像を検索してみても、斉藤和義さんがこのギターを持っている画像は一つもありません・・・

何故、この“都市伝説(笑)”のような話しが広がっているのかと言うと、
FGブームの火付け役であったムック本“丸ごと1冊YAMAHA FG”という本の中で、
“アマチュアの頃、120なんとかというFGをもらって使ってた”ってな事をインタビューで答えていたからだと思います。
※参考
インタビューの文脈から斉藤和義さんが使っていたのは、FG-120Fではないかと思うんですが、まぁいいか(笑)
他のインタビュー等でFG-122の話しが出ているのでしょうか?

斉藤さんのファンの人も、そうでない人にも・・・お勧めです!!






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さて、この一本をあなたならどう使う

P2232130
当店には珍しい一本・・・Burnyのレスポール・カスタムモデルです。

古いモデルでは無く近年のモデルです。
P2232148
長年コピーモデルを作り続けているだけあって(笑)完成度の高さはサスガです。

さて、白のカスタムと言えば・・・
rhoads
ご存知“ランディー・ローズ”

このリフと、白のレスポールにしびれた人も多い事でしょう〜


===閑話休題===

とは言え(?)
ランディーファンにこのギターを薦めた所で面白く無いので(!!)
当店では次のような使い方をご提案します(笑)

レスポールと言えば・・・当然、レス・ポールさんですね〜
atkinschetlespaul33l
この名盤のジャケットに写っているのは、カスタムでは有りませんが・・・
白のタキシードに白のレスポールが似合ってますね〜

大抵の人は、白いタキシードを着る機会なんて一生無いでしょう(笑)
もし着るとしたら・・・結婚式くらいですね。

そこで、自分の結婚式でバンド演奏をしようと思っている新郎のアナタへ(居るのか?)

お薦めします!!



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音楽が楽器を選ぶのか? 楽器が音楽を決めるのか?

いきなり・・・デカく出たタイトルですいません(笑)

“初めてギターを買うのですが、どんなのが良いですか?”

時々こんな質問をされる事が有ります。
初めてのお相手ですから(笑)慎重になりますよね〜

P2222098
これからギターをはじめる人には絶対お薦めしない一本(笑)
恐らく60年代に作られた“日本製パーラー・ギター”詳細は不明です・・・
主に輸出目的で作られていた物だと思われます。


P2222101
ビス留めのピックガードなどは、ステラのようです。

P2222102
ブッシュすら無い簡易な造り・・・

P2222103
着色された指板・・・

当時このようなギターは楽器屋では無く、スパーマーケットや通信販売で売られていたようです。
“音ですか? 勿論チープです(笑)”

多くのブルースマン達は、このようなギターを手に“日々の憂鬱”を唄いました。

リヴァプールの悪ガキだったジョン・レノンが初めて手にしたのも、
通信販売で買った“GALLOTONE”というパーラー・ギターでした。
SMG_Lennon_Gallotone


そんな雰囲気を持つ(?!)このギター・・・

部屋の片隅に転がすも良し、
お店の壁にかけておくも良し、

アナタのブルージーな生活(?)に彩りを加える事、間違い無いでしょう(笑)



ちなみに8,000円(税込み)です。




4

クイズの回答。

数日前に、 twitter上に出したクイズです。
2012/02/02 13:48:48
さて問題です(笑)このギターは、何処のメーカーの物でしょうか? これは、かなり難易度高いです・・・正解した人には、何か差し上げます。 http://t.co/WQQYcJpl

DSC_0209


色々ご回答頂きましたが、残念ながら正解者は居ませんでした。

一番惜しかったのは・・・“テスコ?”という答え。
スイッチ類の形状やピックアップを見ると、実に(?)テスコっぽい。
いやいや、部品は完全にテスコなのです。

P2032062
このピックアップ、名器と誉れ高い(?!)ゴールド・フォイルと呼ばれている物です。
ライ・クーダーが自分のストラトに付けている事で有名になったアレです。



Fホールからラベルを覗くと・・・・
P2032021
MARUHAでした。

60年代にテスコギターの木工部分(要は、ボディー部分)製造してたのが、MARUHAだったんですね〜
ソリッドボディーのエレキも作っていた様です。

何かのインタビューで、少年時代の鮎川誠さんが、
“近所の田んぼに(!!)赤や青や黄色のエレキギターが、干してあった”と思い出を語っていました。
きっと近所にMARUHAの工房が有ったんでしょう〜

P2032038
さて、そんな貴重な(?)
MARUHA No.461 
リアピックアップの出力が落ちていますが、まだまだ現役です。

全国30万人(!!)のMARUHAファンの皆様!!
お待ちしております。



グラスホッパー・ギターズ
Grasshopper Guitars & Musicalinstruments

営業時間
13時30分〜19時30分
月曜〜土曜
日曜日・祝祭日は、お休みです。

〒155-0033
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☎03-3411-4015

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