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中古楽器屋への道(2) グラスホッパー・ギターズ

新店舗に移転してシーズン2(?)に突入しました。

2012年04月

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GWの営業。

こんな感じです。

4月29日(日)通常営業
4月30日(月・祝)お休みします。

5月1日(火)〜5月3日(木・祝)通常営業。
5月4日(金・祝)〜5月6日(日)お休み。


ご来店お待ちしております!!
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新入荷のガットギター2本についての考察と妄想。

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新入荷のガットギター2本です。
左は、モーリスのNo.80
右は、ヤマキのYG-85

いわゆる“フォークギター”で一時代を築いた二つのメーカーのガットギターです。
さて、この2本を詳細に観察してみましょう〜

まずは、モーリス。
P4072500
1967年製ですね、型番は“#80”と読めます。

1967年と言えば、モーリスギターが発売された年です。
資料を紐解きますと・・・
当時モーリスのガットギターのラインナップには、定価5,800円のモデルから20,000円のモデルまで、
全6機種のモデルが販売されていたようです。
それに対してアコースティックギターは、3機種程のラインナップしかありません、
日本市場では、“ギターと言えば、クラシックギター”と言う時代だったようです。

モーリス初年度のこの楽器、当時の定価は8,000円。
ラインナップの中では、ミドルクラスの物ですね〜
ここで、ラベルに書かれている、サインにご注目!!
“R-Tahara”と読めます。
モーリスの製造元である芳野楽器の初代代表である、田原良平さんのサインです。

田原さんのサインが有るモーリスは、67年〜68年の一年間だけですので、珍しいです。
このサインが有るギターを“田原良平氏製作の・・・云々”と書かれている事も多いのですが・・・
当時の責任者だった田原さんの“検品サイン”と言うのが正しいでしょう〜

とは言え、田原さんと言えば70年代以降の日本のアコースティックギター界に多大な功績を残された方ですので、貴重である事には変わりないですね。

続いて、YAMAKIのガットギター
P4072501
型番は、YG-85。
ヤマキの型番に“Y”がつくのは70年代半ば以降なので、このギターもその頃の物だと思われます。
所で、ヤマキブランドのガットギターは、余り見かけませんね〜

このギターの変わっている点は、ネックジョイントに“スペイン式”を用いている事です。
P4072491
写真だと解りにくいですね・・・
このスペイン式について詳しく知りたい方は、“スペイン式ネックジョイント”でググって下さい(笑)
日本で(日本に限らず)このスペイン式を採用している工房は、非常に少ないのです。
その中で有名なのは、俣野勝氏が居た“名工ギター”(現在のアストリアス)です。
ヤマキを取り扱っていたダイオンは、当時この“MATANOギター”も取り扱っていました。
この辺の関係から、名工ギターで作られた物なのかも知れません?
P4072513
このヒールの形状も、名工=アストリアスっぽい気がします。

また小平ギターが、ヤマキのガットを作っていたと言うネット情報も有ります。
小平ギターと言えばアストリアスとも関係も深いので、こちらの可能性も十分考えられます。
小平ギターで、スペイン式を採用しているモデルって有るのでしょうか?
どなたか情報をお持ちの方、いらっしゃいませんかね・・・


古いギターを手にすると、色々な事に想像(妄想)を巡らせてしまいますね〜
こんな事が、結構楽しいんですよ(笑)



グラスホッパー・ギターズ
Grasshopper Guitars & Musicalinstruments

営業時間
13時30分〜19時30分
月曜〜土曜
日曜日・祝祭日は、お休みです。

〒155-0033
東京都世田谷区代田2-29-13
☎03-3411-4015

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