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中古楽器屋への道(2) グラスホッパー・ギターズ

新店舗に移転してシーズン2(?)に突入しました。

2013年11月

15

YAMAHAのFG、赤ラベルの謎?!

ヤマハの赤ラベルと言えば、1966年10月から1972年5月までと言う
比較的長い期間作り続けられていたモデルです。

“6年弱って、そんなに長くないでしょう〜”
と言う意見も有るとは思いますが、
・高度経済成長真っただ中と言う時代背景。
・その後のFGが、短い期間でモデルチェンジを繰り返した事。

そんな事を考えると、短くはないですよね〜

さて、この赤ラベルも幾度かのマイナーチェンジをしています・・・
そもそも発売当時、ラベルの色は“ライト・グリーン”でした。
これが赤ラベルに変更されたのは、1968年頃だった様です。

さて、赤レベルになってからの変更ポイントは・・・
ヘッドロゴが“平体YAMAHAロゴ”“長体YAMAHAロゴ”“音叉ロゴ”と変化をして行きます。

また“長体YAMAHAロゴ”の時代に、ロッドカバーのデザインが変更されます。
これは、1968年半ば辺りだった様です。

“YAMAHAロゴ”から“音叉ロゴ”への変更は、1969年3月と言われています。
また、その際ポジションマークが、5mmから3mmに変更されます。

まぁ、この辺りまでは多くの人達の研究により、ムック本やインターネットで語られている通りです。

ところが、日本の楽器メーカーの可愛らしさ(笑)例外が色々有るんです。

例えばFG-140と言うモデルは、1969年5月に発売されました。
音叉ロゴへの変更は、1969年3月と言うことですから
“YAMAHAロゴのFG-140”って言うのは無いはずですよね〜でも、有るんです(笑)


さて、当店在庫の赤ラベル2本。
向って右が、YAMAHAロゴのFG-110
左は、音叉ロゴのFG-150
20131115_163333

YAMAHAロゴから音叉ロゴに変わった際に、ポジションマークはスモールになったはず・・・
20131115_163348

ですが、このFG-110のポジションマークは、スモールです(3mm)
20131115_163237
まぁ、これくらいの誤差なら“有ってもおかしくはないでしょう〜”
それほど珍しい事では有りません。

ところが、音叉マークのFG-150
20131115_163341
こちらのポジションマークは、ラージ(5mm)です。
20131115_163254
う〜ん、これは結構珍しいかな?
交換された様には、見えないし・・・

音叉ロゴに変更された後、一番大きな変更は、ピックガードです。
20131115_163526
向って右は、FG-140。
ピックガードが大きくなっているのがお分かりでしょうか?
このラージ・ピックガードへの変更は、赤ラベル後期(1970年〜1971年頃)だった様です。

このような細かなマイナーチェンジとちょっとした謎(?)が、マニア心をくすぐるのでしょうね〜

“で、実際の所・・・音なんかに違いは有るの?”という疑問が出て来るのは当然です。
はっきり言います。
“ワカリマセン”
中古楽器屋を始めて3年半あまり。
かなりの数の赤ラベルを扱って来ましたが・・・

だって40年以上前の楽器です。
“一本、一本、違うんですよ〜旦那(って誰?)”

YAMAHAロゴで釣り鐘ロッドカバーのFG、確かに良いものが多いです・・・でも高い。
ライト・グリーンラベル?・・・もっと高い。

音叉ロゴのラージ・ピックガード(最後期のモデル)で、すっごく良いのも有ります。
ただ、後期物の方がバラツキが多い気もします。
でも、製造数が違うでしょうから、一概には言えませんね〜

結局の所・・・結論はナシ(笑)
いろいろ試してみて下さい。


6

石田長生さんのエスクワイアー

今回は、長年サポートをさせて頂いている石田長生さんのギターの話です。

手元に、古本屋で手に入れた“Player誌1976年10月号”があります。
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ワタクシが中学生の頃には、毎月欠かさず読んでいたものです。
もちろん、この号も良〜く覚えています。

この号のトピックは、ソーバッド・レヴューの石田長生×山岸潤史のクロスインタビュー。
その中で、石田長生さんは自分のエスクワイアーについてこう語っています。
『ロスエンゼルスで見つけたエスクワイアー、フロントにギブソンのピックアップを付けて450ドル・・・』
名称未設定
う〜ん若いっ!!

その後そのエスクワイアーは、ピックアップを換えられ、スイッチを追加され・・・
様々な改造を繰り返した後、石田さんの押し入れで長い眠りに入ります。


==閑話休題==
或る日、石田さんに言われました・・・
“俺のエスクワイアー見てくれるかな? 普通のテレキャスターみたいな仕様に戻したいんやけど・・・”

そんなこんなで、やって来た石田さんのエスクワイアー
キャンディーアップルレッドと言う、レアなカラーです。
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ピックアップは、フロント・リア共にP-90に交換され、ブリッジも変わっていました。

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ここには、何かの(!!)スイッチが付けられていたようです・・・石田さんも覚えていない。

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スラブボードのネックデイトは“6-61”1961年6月製造ってことですね。

電気系は、石田さんが普段使っている、Stuart製テレキャスター同様、
フロントとリアのピックアップをシリーズ(直列)接続出来る回路を採用。

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ピックアップには、カスタムショップ製のテキサススペシャル。

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ブリッジは、石田さん好みのスパイラル式に。
P-90を取り付けるため広げられたザグリは、隙間を埋め直します。

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ピックガードは、やはり石田さんのリクエストで、ヴィンテージ・ミントグリーン。

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ボディーのザグリは・・・いい加減だなぁ〜(笑)

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不要なネジ穴を埋めたり・・・

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フロントピッックアップは、ピックガードにぶら下げるスタイルに、
この方が、ピックアップの高さ調整がしやすいのだ。
決して、位置決めが面倒だった訳では有りません・・・(ホンマですか?)

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4Wayのスイッチを採用した回路。

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配線はこんな感じ。

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ネック仕込み角の調整に、スペシャルな(笑)シム。

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ゴールは近し?
ピックアップをチェックする・・・・が、しかし。
リアの単独が鳴らない(スイッチをリアポジションにしても、フロントが一緒に鳴ってしまう・・・)

電気に弱いワタクシには“お手上げ”です。

そこで、いつもお世話になっているエフ・シュガーの佐藤さんに助けを求めます。
試行錯誤を繰り返した後・・・その原因は、
“スイッチプレートにスイッチが引っかかって、リアポジションへ行ききらない”
と言う、まさかの結果でした(笑)
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スイッチの溝を広げて、問題解決!!

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細かな調整を終えて、無事完成しました!!

2013年11月1日
高円寺JIROKICHIにて、鳴瀬善博さん率いる
“ナルチョ Super Soul”のライブで、お披露目の運びと成りました!!
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めでたしめでたし。
グラスホッパー・ギターズ
Grasshopper Guitars & Musicalinstruments

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13時30分〜19時30分
月曜〜土曜
日曜日・祝祭日は、お休みです。

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☎03-3411-4015

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