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中古楽器屋への道(2) グラスホッパー・ギターズ

新店舗に移転してシーズン2(?)に突入しました。

2014年11月

11

定価3万円のギター

私事ですが・・・
中学生になった頃、私を含む友人たちは“ギター欲しいよなぁ〜”と言う話を良くしていました。
1970年代中頃の話です。

マーチンだのギブソンだのは夢のまた夢、
楽器屋ではガラスケースに鎮座して手を触れる事すら出来ません。

現実的な話として、当時の中学生の予算は2〜3万円。
5万円を超えるヤイリのアコースティックギターやグレコのレスポールを持っている裕福な先輩もおりましたが、一般庶民の僕らには高値の花です。

話をアコースティックギターに限定すると3万円くらいのギターが“現実的な夢”であったのです。
バイトしたりお年玉を貯めれば“近い将来に買えるかもしれない”と思いを馳せたものです。


当時の日本製アコースティックギターを考えると、予算3万円あればかなりの選択肢が考えられました。

モーリスだったら、ドレッドノートはもちろんフォークサイズだってハミングバードタイプだって選び放題(笑)です。

YAMAHAは、ラインナップが少なくて値引きが無いからなぁ〜

あまり聞いた事の無いブランドなら・・・
“2割・3割引きは当たり前〜ハードケースもオマケしちゃいます”
てな感じでしたね。

楽器屋でカタログを漁り、
店員のお兄さんから情報をもらい、
“今度出たキャッツアイって、マーチンと同じ工場らしい”なんて勘違いもし(笑)
夢を膨らましたものです。

それから40年近い年月を経て、そのようなギターで商売してるなんて(笑)
今見ると同じ3万円のギターでも、メーカーによってかなりの差があるように思います。


そこで紹介するのが、当時定価3万円だったこの3本。
PA226813PB106911PB116946












向かって左から〜YAMAHA FG-301
PA226814
いわゆるオレンジラベルですね〜こちらの売り(?!)は、3ピースバックです。
この3ピースバックは当時人気でしたね〜
15,000円です。



続きましては・・・真ん中は、YAMAKI B30
PB106928

何と言ってもバッファローヘッド
ハープトーンを模したものですね。
このB30はYAMAKIの同クラスモデルより高級感がある様に思います。
30,000円です。



最後は・・・林楽器製、Raider R-300
PB116949
高級楽器の証(?)ダイアモンド・ヴォリュート付きです。
25,000円です。

同じ時期、同じ定価だった、この3本。
中古になった時の値段差って?
30年以上前の楽器ですから、程度の差はもちろんあります。
それと、市場での人気・希少性なんかも加味される訳ですね〜

楽器としての造りは、YAMAKIとRiderが1クラス上(YAMAHAより)に思えます。
YAMAHAが良く無いって訳では無いんですけどね。

70年代半ば・・・
インフレの中、フォークブームも下火になり、
ネームバリューの低いメーカーは“品質の良さと値段”と言う相反する現実と戦っていたのでしょう。

そんな3本の実力、確かめに来て下さい!!


7

ピックギター?!

かなりほったらかしにしていましたブログですが・・・
皆様(誰?)お元気でしたか?

さて、本日のお題“ピックギター”とは一体どのようなギターなのでしょうか?

一般的に“ピックギターと言うと、
ピックアップが付いていないアーチトップ・ギターの事を言う様ですが・・・
(ピックアップ付きはフルアコースティックギターと呼ばれてます)
・ピックアップが付くと・・・フルアコ?
・いや、ピックアップが付いていてもボディーに穴をあけていない物はピックギター?
・Fホールが有る物が、ピックギター?
・では、ハワードロバーツモデルの立場は?

・玉川カルテットが使ってるのは、どっちよ?
・やっぱりピックで弾くの?


そもそも“ピックギター”とは和製英語だと思います。
誰が、いつ頃から、使い始めたのでしょうか?

ちなみに“フルアコースティックギター”ってのも和製英語でしょうね〜
こちらは“セミアコースティックギター”に対して出来た言葉だと思います。


=閑話休題=
戦後、輸出をメインに始まった日本のギター作りですが、
50年代~60年代にはピックギターを沢山作っていた様です。

そんな時代を代表する(?!)2大メーカーのギターが入荷しました。

1本目〜
B1L0KIGCMAAMfD-
NARDAN No.88
1960年代の物でしょう〜

PB076901
0フレット付き。
トラスロッドは入っている様ですが、アジャスタブルでは有りません。



2本目〜
B10s8sgCEAAbgT3
MOANA No.4

製造は木曽スズキです。
PB076906
ラベルによると、1959年製(!!)の様です。

PB076903
PB076905
2本のFホールのデザインは似てますね〜

両方のギター共にトップは単板なので削り出しでしょう。
60年代後半から多く作られた合板をプレスしたトップの物と比べるとサスティーンがきれいです。

構造上、音量は小さいですが(フラットトップギターに比べて)
独特の甘いサウンドは良いですよ!!

一部の国産や外国製のヴィンテージのアーチトップギターは高価ですから中々手が出ないよな・・・

そんなアナタにお勧めするギターです。

グラスホッパー・ギターズ
Grasshopper Guitars & Musicalinstruments

営業時間
13時30分〜19時30分
月曜〜土曜
日曜日・祝祭日は、お休みです。

〒155-0033
東京都世田谷区代田2-29-13
☎03-3411-4015

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