当店の人気(?)ラインナップに、低価格なガットギターが有ります。
1970年代の物が多いのですが、それより古い1960年代の物も良く入荷します。
最近入荷したガットギター3本。
手前から一本ずつ見て行きましょう〜
まずは・・・
矢入楽器製作所“はる風”
いわゆるK-Yairiですが・・・矢入楽器製作所は、あの矢入一男氏が社長を引き継ぐ前の社名です。
矢入一男氏は1965年に社長に就任して、その際に社名も株式会社ヤイリギターに変更されています。
このギターは、ちょうどその頃の物だと思われます。
矢入一男氏のインタビューで
自分が社長に就任した後に、単板に拘り品質を向上させた・・・と言うような事をおっしゃってました。
このギターは合板ですが、バインディング等の細かい細工はとても丁寧で手が込んでいます。
真ん中の一本。
YAMAHAのNo25
こちらは当店ではおなじみの一本ですね〜
ボディーは同時期のダイナミックギターと共通ですが、ブレージングは違います。
クラシックギターと言うより、歌謡ギターと言う趣の一本です。
続きまして・・・
TEISCO No.600
このギターのメーカーは?
なんと、あのテスコです!!
テスコでガットギターを作っていたのは初めて知りました。
さて、60年代のガットギターは70年代の物と比べてどう違うのか?
まぁ厳密に大きな違いは無いのですが・・・無理矢理(!!)上げますと、
ペグが違います。
60年代の物の多くは、ポストの間隔が32mmだと言う事です。
32mmのペグは現在売っていませんので、修理に苦労するんですね〜
※ヤマハのGシリーズやGCシリーズは、60年代の物でも35mmも有ります。
こちらはヤマハのペグですが、使われているネジがマイナスです。
日本の工業製品(60年代、ギターって工業製品だったんですよ!!)が、
主にマイナスネジを使用していたのは、1965年頃までだそうです。
テスコのペグはプラスネジですね〜
===閑話休題===
さて、ガットギターの顔と言えば・・・ロゼッタです(完全に個人的な意見です)
まずは矢入。
とても手が込んでいますね〜細かくて複雑なデザインです。
YAMAHAは?
これも同時期のダイナミックギターと共通です。
幾何学的な模様がモダンです。
テスコは?
この時期のロゼッタには良く有るモチーフですね。
ラーメンドンブリのような(笑)
ラベルを見て行きましょう〜
この“毛筆手書き風ラベル”は、良く有りますね〜
ギターの国内需要が増えて行った60年代中頃からよく見られます。
親戚筋(?)である、矢入貞雄さんのギター(S-Yairi)も有名です。
非常にシンプルと言うか素っ気ないラベル。
同時期のダイナミックギターのラベルは、非常に凝ったデザインの物が多いのですが・・・
本当に(笑)テスコです。
丸の中にTeiscoの文字。
このロゴは、ビザール時代のエレキにも使われていますね〜
三者三様、昭和が香るガットギター達。
部屋に一本転がっていると・・・(笑)
いい感じですよ〜
1970年代の物が多いのですが、それより古い1960年代の物も良く入荷します。
最近入荷したガットギター3本。
手前から一本ずつ見て行きましょう〜
まずは・・・
矢入楽器製作所“はる風”
いわゆるK-Yairiですが・・・矢入楽器製作所は、あの矢入一男氏が社長を引き継ぐ前の社名です。
矢入一男氏は1965年に社長に就任して、その際に社名も株式会社ヤイリギターに変更されています。
このギターは、ちょうどその頃の物だと思われます。
矢入一男氏のインタビューで
自分が社長に就任した後に、単板に拘り品質を向上させた・・・と言うような事をおっしゃってました。
このギターは合板ですが、バインディング等の細かい細工はとても丁寧で手が込んでいます。
真ん中の一本。
YAMAHAのNo25
こちらは当店ではおなじみの一本ですね〜
ボディーは同時期のダイナミックギターと共通ですが、ブレージングは違います。
クラシックギターと言うより、歌謡ギターと言う趣の一本です。
続きまして・・・
TEISCO No.600
このギターのメーカーは?
なんと、あのテスコです!!
テスコでガットギターを作っていたのは初めて知りました。
さて、60年代のガットギターは70年代の物と比べてどう違うのか?
まぁ厳密に大きな違いは無いのですが・・・無理矢理(!!)上げますと、
ペグが違います。
60年代の物の多くは、ポストの間隔が32mmだと言う事です。
32mmのペグは現在売っていませんので、修理に苦労するんですね〜
※ヤマハのGシリーズやGCシリーズは、60年代の物でも35mmも有ります。
こちらはヤマハのペグですが、使われているネジがマイナスです。
日本の工業製品(60年代、ギターって工業製品だったんですよ!!)が、
主にマイナスネジを使用していたのは、1965年頃までだそうです。
テスコのペグはプラスネジですね〜
===閑話休題===
さて、ガットギターの顔と言えば・・・ロゼッタです(完全に個人的な意見です)
まずは矢入。
とても手が込んでいますね〜細かくて複雑なデザインです。
YAMAHAは?
これも同時期のダイナミックギターと共通です。
幾何学的な模様がモダンです。
テスコは?
この時期のロゼッタには良く有るモチーフですね。
ラーメンドンブリのような(笑)
ラベルを見て行きましょう〜
この“毛筆手書き風ラベル”は、良く有りますね〜
ギターの国内需要が増えて行った60年代中頃からよく見られます。
親戚筋(?)である、矢入貞雄さんのギター(S-Yairi)も有名です。
非常にシンプルと言うか素っ気ないラベル。
同時期のダイナミックギターのラベルは、非常に凝ったデザインの物が多いのですが・・・
本当に(笑)テスコです。
丸の中にTeiscoの文字。
このロゴは、ビザール時代のエレキにも使われていますね〜
三者三様、昭和が香るガットギター達。
部屋に一本転がっていると・・・(笑)
いい感じですよ〜