swm_guitar

中古楽器屋への道(2) グラスホッパー・ギターズ

新店舗に移転してシーズン2(?)に突入しました。

グレコ

24 5月

グレコのレスポール

20190523_191137
グレコのレスポールモデルが入庫しました。

20190523_191821
O切れ、富士山(!!)トラスロッドカバー、いわゆるミンコレですかね。
しかし、シリアルナンバーが有りません。
これは韓国Cort製かな? 

しか〜し・・・Cort製のレスポールは以前にも見たことがあるのですが、なんか違う。 
20190523_191721
まず塗装なのですが、あのテカテカした安物くささ(失礼!!)が無い。

内部の構造を見てみましょう〜

ネックジョイントはこんな感じ。
20190524_153505


トップのメイプルもラミネイト(張り)では無い、トラ杢も綺麗です!!
20190524_153426


20190524_153406
配線用の穴、ロングドリルで一気に行ってますね〜

20190523_191224
バックはマホガニーのワンピース!!

ボディーだけ見ると、高級モデルなのですが・・・

20190523_191734

ブリッジ&テールピースはこんな感じ。

当店のアドバイザー(勝手にそう思ってる)の見解によると・・・
90年代にイレギュラーで売られた、トーカイ製ボディーのレスポールであろう。

確かに、造りは、トーカイっぽい。

さあ、貴方の、見解は?


48,000円(税込)です。



 
29 4月

グレコのレスポール。

P4292725
某、写真家女史の自宅で充分に“熟成”された(笑)グレコのレスポールモデルです。

P4292726
ピックガード裏の埃が・・・・


P4292737
シリアルから、1978年製と判ります。
この頃から、グレコのレスポールモデルは、全て“セットネック”になりました。
さて、このギターのグレードは?
P4292731
初期のモデルにも見られる、グレコオリジナルのセミホロー(?)構造のトップから“EG-450”か“EG-500”と考えられます。
当時のカタログ等を見ると上位機種のEG-600は“メイプル削り出しトップ”と有りますので・・・

P4292728
このピックアップは、名器と言われている(?)U-1000ですね。
はい、このギターは“EG-500”と決定しました(笑)


P4292733P4292732P4292734






各部分、中々キテますが・・・電気系はOKのようです。


さぁ、お掃除しましょう〜
P4292735P4292736






それぞれ、使用前・使用後です。


P4292739
スイッチノブとプレートは新品に交換。
サビサビのネジ等も新しいものと取り替えましょう〜
後は、各部の調整をしてGW明けくらいに店頭デビューの予定です。



さて、このギターの新しいオーナーはどんな人なんでしょうか?
昔を懐かしむ、僕と同世代の人?
それとも、ブラックカラーのレスポールを探していたアナタ?





22 9月

ポールか、永ちゃんが花形だった。

今は、違いますけど・・・昔、ベーシストと言えば、バンド内では“地味”な存在でした。

例外は、ビートルズとキャロル。

 ポールと永ちゃん、二人が使ってたのが、
P9211326
そう、バイオリンベースでしたね。
永ちゃんは、ポールの影響でしょうが・・・
(矢沢永吉が、ベース弾いてたなんて、今の子達は知らないだろうな~)

ビートルズとキャロル。
当時、この二つをコピーしているアマチュアバンドは多かったですね~
その必需品が、このバイオリンベースです。
本物のヘフナーは、高くて中々手が出ませんでしたが・・・
ニッポンには、GRECOが有ります(笑)
P9211337
各メーカーが、コピーモデルを出していましたが、完成度では、グレコが一歩先を行っていましたね。

3
オリジナルのハードケース付きです。




7 8月

グネコ??

グレコのアコースティックギターを買い取らせて頂きました。
P8040724
“グネコロゴ”といわれる時期の物ですね〜
1973年〜74年頃の物のようです。

製造元は、フジゲンですね。
ラベルが無いので型番が解らなかったのですが・・・
古いカタログを見ると“F-200”のようですね。
greco
ちょっと見にくいですが・・・F-300だとサイド&バックは、ハカランダ。
F-250だと、ネックはつや消し。
それ以下のグレードのモデルだと、ネックのバインディング無し。
消去法で・・・・このギターは、F-200であると決定しました(笑)
古いギターの素性を調べるのも楽しいですね!!


で、本題に戻ります。
P8040726
35年以上経っていますが、とてもきれいです。
ボディーやネックのコンディションも上々です。

しかし・・・フレットに限界が来ています。
しっかり弾き込んであるのに、きれいなギター、
大切にされていたのでしょうね〜

フレットを打ち直してリフレッシュしましょう!!

P8040728
そんな訳で、古いフレットを抜いていきます。

実は・・・バインディング付きのギターのフレットを打つのは大変なのですよ。

P8040731
バインディングの上にフレットが乗るように、端っこをカットします。
専用工具が有るので、難しくはないですけど・・・根気がいる作業です。

P8040733
このような感じで、フレットを打ち込んでいきます。
バインディングの上に、フレットが乗っかっているのが分かりますでしょうか?

P8040735
ぜんぶ打ち終わりました・・・ふぅ〜

この後、
エッジの処理をしたり、擦り合わせをしたりして仕上げます。

もうひと頑張りしてから、
“店頭デビューします”って、新人のホステスかよ(笑)


グラスホッパー・ギターズ
Grasshopper Guitars & Musicalinstruments

営業時間
火曜日・木曜日・土曜日
13時30分〜18時

日曜日・祝祭日は、お休みです。

〒155-0033
東京都世田谷区代田2-29-13
☎03-3411-4015

>>>Map

カテゴリ別アーカイブ
記事検索
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ