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中古楽器屋への道(2) グラスホッパー・ギターズ

新店舗に移転してシーズン2(?)に突入しました。

YAMAHA

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YAMAHAのSG

第1期SG(1966年〜68年)
1960年代、YAMAHAが作った最初のエレキギターはSGでした。
恐らく“ソリッド・ギター”の略なのでしょう〜

最初のSGは、今の物とは全く違いフェンダー系のデザインでした。
続いてエレキの若大将でお馴染みの“ブルージーン・カスタム”が登場したりして・・・

第2期SG(1972年〜73年)
時は流れ1972年頃?
SGはシングルカッタウェイと左右対称なヘッドを持つ(いわゆるギブソン風)モデルとして再登場します。
半年後にはマイナーチェンジをして、セットネック+ハムパッキング仕様のモデルが登場しました。

第3期SG(1973年〜76年)
ここで、ついに(!!)現在に繋がる“ダブルカッタウェイボディー”を持つSGの登場です〜
特筆すべきは、高級モデル“SG−175”でしょうね〜〜
当時の定価135,000円!!
このSG-175を来日時に手にしたカルロス・サンタナは・・・
『このギターエエがなぁ〜、モチっと派手に・・・そうだなヘッドに蓮のインレイを入れてボディーにはホトケさんなんか入っていたらええなぁ〜そうそう、ついでに24フレットにしてくれ』

真面目なYAMAHAの社員はそのオーダーを忠実に答えました。
こうして生まれたのが(?)いわゆる仏陀モデルです。

第4期(1976年〜)
この年、頑なに(?)世の中のコピーモデルブームに乗らず独自路線を歩んできたYAMAHAですが・・・
レスポールやストラトキャスターのコピーモデルを発売したのでした。

そしてSGシリーズもデザインは踏襲しつつモデルチェンジします。
現在まで続く“YAMAHAのSG”はここに完成を見るのでした?!

---閑話休題---
ワタクシ事では有りますが・・・
『いつまでたってもギターが上手くならないのは、きっと楽器のせいだ』
高校2年製になった少年は一念発起してアルバイトに精を出し、2ヶ月ほどで10万円を手にしました。
自意識だけは高かった(笑)少年は、当時主流だったコピーモデルはイヤだなぁ〜と考えましたが、本物のフェンダーやギブソンに手が届く訳もなく・・・
狙いを国産オリジナルモデルに絞ったのでした。

グヤトーンのロリーギャラガーモデル・・・
何だか作りが安っぽかった。

H.Sアンダーソンのオリジナルモデルの幾つか(ヒューストンとか)・・・
ちょっとハードルが高い(余りに斬新なデザインだったので)

おっとエピフォンなら買えるぞ!!
えっ?日本製なんだ・・・何故だかテンションが下がる(笑)

結果、候補に残ったのが、グレコのMRとYAMAHAのSGでした。
『良し、実際に弾き比べて決めよう!』
10万円を握りしめた17歳の少年は新宿の某楽器屋へ向かったのでした!!

結果買ったのは?
何故か人気がなく大幅に値引きされていたイバニース(アイバニーズ)のボブ・ウェアモデルでした〜(笑)
当時新譜で買った“Blues for Allah”にどハマりしていたのでボブ・ウェアーモデルの存在は知っていましたが予算的に難しかったので候補には入ってなかった・・・


さて、ここから宣伝です(笑)
意外にも当店では扱いが少なかった“第4期SG”(この呼び名には色々意見もあるでしょうが)が2本入荷しました!!

SG−700とSG−600です。

SG−1000譲りの“バイ・サウンドシステム”を持つ“SG−700”
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エントリーモデルSG−500のマイナーチェンジ版“SG−600”
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さてアナタはどっち?




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変わり種。

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YAMAHAのFG-75と言うモデルです。

1970年代前半、主に北米市場へ輸出するために作られたモデルです。
いわゆる“パーラーギター”の市場を狙ったのですかね?

日本国内には“ダイナミックギター”の流れを汲んだモデルがありましたが、こちらはカタログにも乗せられず輸出専用モデルだったようです。

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隣にあるのは、同じ時期のガットギター“G−50A”です。
ボディーは共通のようですね〜

20180209_174006
ネックの形状は、他のFGシリーズと一緒ですね。
スケールも一緒です。

20180209_174045
ブリッジは、FG−140等と共通のようです。

ブレイジングは基本的にラダーですが・・・
サウンドホール下から放射状の物が2本。
ブリッジサイドに小さな物が1本ずつと言うオリジナルな構成です。

アメリカでは通常のFGシリーズを“Poorman's Martin”と呼ぶ事が有るそうですが、
こちらは見た目やサイズがB-25みたい(?)なので“Poorman's Gibson”かな〜

バックに修理跡が有り、トラスロッドカバーは“THE FG”の物へと交換されています。

中々入荷する事が少ないギターですよ!!




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トラスロッドカバーの話。

1970年代のYAMAHAのFGシリーズ。
当店に於いても、主力商品な訳ですが・・・

先日入荷したこのギター
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トラスロッドカバーが有りません・・・

たまに有るんですよね〜

まぁ機能的には問題ないのですが、何だか締まりが無いです。

手持ちの部品を見てみましょう〜

20141224_150813
まずは、同じFGのグリーンラベル期の物です。
悪くは無いですね・・・


20141224_150142
こちらは、後期オレンジラベル期の物。
サイズが合わない・・・

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おっと、こちらは良い感じです。

こちらは、赤ラベルFGの復刻版として登場したFG-512SJの物です。
本体の生産は終わっている様ですが、部品は未だ手に入ります。

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オリジナルと比べると・・・(右がオリジナル)
若干違いが有りますね〜
でも、単体で見て判る人は少ないでしょう〜

20141224_150338
復刻版の方が、少し厚みが有りますね〜

ロッドカバーを紛失してしまったアナタ!!
FG-512SJは生産終了してしますので、部品が欠品になる日も近いかも?!
急いで手に入れましょう〜〜

※注、サイズが若干違うので、取り付けには加工が必要です。






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YAMAHAのFG、赤ラベルの謎?!

ヤマハの赤ラベルと言えば、1966年10月から1972年5月までと言う
比較的長い期間作り続けられていたモデルです。

“6年弱って、そんなに長くないでしょう〜”
と言う意見も有るとは思いますが、
・高度経済成長真っただ中と言う時代背景。
・その後のFGが、短い期間でモデルチェンジを繰り返した事。

そんな事を考えると、短くはないですよね〜

さて、この赤ラベルも幾度かのマイナーチェンジをしています・・・
そもそも発売当時、ラベルの色は“ライト・グリーン”でした。
これが赤ラベルに変更されたのは、1968年頃だった様です。

さて、赤レベルになってからの変更ポイントは・・・
ヘッドロゴが“平体YAMAHAロゴ”“長体YAMAHAロゴ”“音叉ロゴ”と変化をして行きます。

また“長体YAMAHAロゴ”の時代に、ロッドカバーのデザインが変更されます。
これは、1968年半ば辺りだった様です。

“YAMAHAロゴ”から“音叉ロゴ”への変更は、1969年3月と言われています。
また、その際ポジションマークが、5mmから3mmに変更されます。

まぁ、この辺りまでは多くの人達の研究により、ムック本やインターネットで語られている通りです。

ところが、日本の楽器メーカーの可愛らしさ(笑)例外が色々有るんです。

例えばFG-140と言うモデルは、1969年5月に発売されました。
音叉ロゴへの変更は、1969年3月と言うことですから
“YAMAHAロゴのFG-140”って言うのは無いはずですよね〜でも、有るんです(笑)


さて、当店在庫の赤ラベル2本。
向って右が、YAMAHAロゴのFG-110
左は、音叉ロゴのFG-150
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YAMAHAロゴから音叉ロゴに変わった際に、ポジションマークはスモールになったはず・・・
20131115_163348

ですが、このFG-110のポジションマークは、スモールです(3mm)
20131115_163237
まぁ、これくらいの誤差なら“有ってもおかしくはないでしょう〜”
それほど珍しい事では有りません。

ところが、音叉マークのFG-150
20131115_163341
こちらのポジションマークは、ラージ(5mm)です。
20131115_163254
う〜ん、これは結構珍しいかな?
交換された様には、見えないし・・・

音叉ロゴに変更された後、一番大きな変更は、ピックガードです。
20131115_163526
向って右は、FG-140。
ピックガードが大きくなっているのがお分かりでしょうか?
このラージ・ピックガードへの変更は、赤ラベル後期(1970年〜1971年頃)だった様です。

このような細かなマイナーチェンジとちょっとした謎(?)が、マニア心をくすぐるのでしょうね〜

“で、実際の所・・・音なんかに違いは有るの?”という疑問が出て来るのは当然です。
はっきり言います。
“ワカリマセン”
中古楽器屋を始めて3年半あまり。
かなりの数の赤ラベルを扱って来ましたが・・・

だって40年以上前の楽器です。
“一本、一本、違うんですよ〜旦那(って誰?)”

YAMAHAロゴで釣り鐘ロッドカバーのFG、確かに良いものが多いです・・・でも高い。
ライト・グリーンラベル?・・・もっと高い。

音叉ロゴのラージ・ピックガード(最後期のモデル)で、すっごく良いのも有ります。
ただ、後期物の方がバラツキが多い気もします。
でも、製造数が違うでしょうから、一概には言えませんね〜

結局の所・・・結論はナシ(笑)
いろいろ試してみて下さい。


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さて、夏です。

3月のブログに、お花見用のギターと言う形で紹介しましたが>>>3月29日のブログ
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残念ながら売れませんでした・・・

気を取り直して(笑)
夏休み対応“ビーチに持って行けるギター”と言うことで、いかがでしょうか?

多少濡れても、砂がかかっても気にしない〜

花火をしながら、皆で唄っても良し。
夕陽を見ながら、彼女にLOVEソングを歌うも良し(笑)

これでアナタも、若大将!!



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だるまベース?

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珍しいベースが入荷しました。

YAMAHA SB-30
YAMAHAのホームページによりますと・・・・
1972年4月発売。1973年には、販売終了。
1年ちょっとの間しか販売されなかったモデルですので、数は少ないでしょうね〜

当時のデータを紐解きますと・・・
定価;40,000円。
ボディー;桂
棹(!!);楓
ピックアップは・・・高性能異方製マグネットを使用!!

異方製マグネットって何? 
ハムパッキングの事かな(笑)

弦長は、800mmのミディアム・スケール。

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上位機種には、2ピックアップのSB-50&SB-70も存在しました。
ちなみに“SB”は、“ソリッド・ベース”の略です。

1972年12月には、ロングスケールの“SB-55”&“SB-75”へとモデルチェンジされます。


ビザール期の楽器とは、一線を画す完成度の一本。
アナタなら、どう活かしますか?

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1976年、コピーモデル全盛期ヤマハの決断?

楽器の本。
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プレイヤー誌が、社運をかけて(?)制作したムック本です。

この本の内容は実に充実していて、資料としてとても役立ちます。

楽器の総合カタログとも言えるこの本、
日本メーカー各社のエレキギターのラインナップを見ると、ほぼ全てのメーカーがコピーモデルを作っていました。
その中でYAMAHAだけは、オリジナル路線を貫いていたのですが・・・
この年の暮れ、いきなりコピーモデルを発表します。

そのラインナップは、レスポール・ストラト・プレシジョンベースの3種類。
当時は“ついにYAMAHAも・・・”という声が多かった様に記憶しています。

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そんなYAMAHAのレスポールモデル“SL-380” シリーズのエントリーモデルで38,000円。

ディタッチャブル・ネック仕様ですが、なかなか上質な造りです。
トップのアーチは、メイプル(合板ですが)削り出し。
※同じ時期のグレコは、5万円以下のモデルでは“中空のプレストップでした)

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ヘッドのデザインは、オリジナル・・・当時のSGシリーズ(YAMAHAの)と共通ですかね?

グレコ、トーカイ、フェルナンデスのコピー御三家(?)と比べるとコピー度が低かったためか、あまり人気は出ませんでした。
同じ理由で(たぶん)中古市場でも他メーカーに比べると安めです。

“使えるレスポールモデル”を探しているアナタにお勧めです!!

J-Guitar掲載ページ





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同級生のお姉さん。

高校生の頃、一緒にバンドをやっていたT君のウチによく遊びに行っていた。

そしてそのT君には3つ年上の大学生のお姉さんが居たのでした(!!)

ハードロック好きの僕らと違って彼女は大学で“フォークソング同好会”に在籍していた様です。


或る日、何故だかT君の部屋で一人で居ると・・・(どこかに買い物でも行かされていたのだろう〜)
そのお姉さんが入って来た。

“君は、どんな音楽聞いてるの?”

多少ドギマギしながらも、そんな素振りは見せぬように
“ロックですね”と、つっけんどんに答えた。

“フォークは嫌い?”
“ボブ・ディランは、見に行ったよ・・・ようこチャンは、どんなの聞いてるの?”
年上に対して、チャン付け(笑)精一杯のツッパリだった。

“私は、ジョーン・バエズが好きなの、聞いた事有る”
“ふ〜ん、名前は知ってるけど・・・聞いた事無い”

すると彼女は、自分の部屋からギターを持って来て、何も言わず一曲弾き始めた。
“The Green Green Of Home”

“そのギター、良い音するね”
“うん、中学生の頃に買ってもらったYAMAHAの一番安いのだけど、気に入ってるの”

その後T君が帰って来て、何もなかったようにお姉さんは自分の部屋に帰って行った・・・

※この話しは、大体フィクションです(笑)

そんな、ようこチャンが大事に使っていた(?)ギターがこれです。
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1974年製、YAMAHA FG-120F

小振りなボディーながら、歯切れの良いサウンドが魅力の一本です。


Joan Baez - The Green Green Grass Of Home

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緑・黒・橙。

鋭い人には、判りますね(笑)
毎度おなじみの、YAMAHAのFGシリーズです。
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手前から、FG-160・FG-180J・FG-201B
ラベルの色から、グリーン・黒・オレンジと区別されます。

たった4年くらいの間に“モデルチェンジ”を繰り返したFGシリーズ。
そこには、どんな意図が有ったのでしょうか?

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この3台、当時の物価変動なんかを想像するに、大体同程度のモデルではないでしょうか?
要するに“当時の中高生が、お年玉とお小遣いで買える価格帯”

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ぱっと見、大した差はないです・・・ピックガードの色くらいかな?
細かく見ると、オレンジラベルは若干細身のボディーになっています。
トップの材は、オレンジラベルのみ“えぞ松”です、他の2本はスプルース。

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一番変わったのが、ヘッドデザイン。
オレンジラベルは、赤ラベルと同じような形になり、ロゴも“音叉ロゴ”から“YAMAHAロゴ”へ変更されています。

良く(?)グリーラベルから黒ラベルへの変更は“マイナー・チェンジ”
オレンジラベルへの変更は“モデル・チェンジ”と言われています。

さて、どれを選ぶのか?
それは、アナタ次第です(笑)

いわゆる“FGらしい鳴り”を求めるのならグリーンラベル。
バランスの良さなら、オレンジラベル。
では、黒ラベルは?
両者の中間かな・・・実にテキトーです(笑)

ルックス・サウンド・弾き易さ等で総合点を付けるとしたら、黒ラベルが一番かな〜
これも、個人的趣味の部分が多いですが。

これはもう弾き比べるしか有りませんね〜(笑)

4

グリーンラベル?

1972年にフルモデルチェンジされた、ヤマハのFGシリーズ。
これが、いわゆる“グリーンラベル”です。

赤ラベルと比べて、人気・評価が落ちるこの“グリーンラベル”ですが・・・

当時流行していた“ヘビーゲージ”に対応すべく太くなったネック。
“バルタン星人ヘッド”と呼ばれる、独特な先細りのヘッドデザイン。
豊富になった、ラインナップ(赤ラベル期の、ほぼ2倍の19機種!!)

僅か2年程で、姿を消してしまった“グリーンラベル”ですが、
なかなか意欲的なモデルであったと感じられます。

で、グリーンラベルという呼び名なのですが・・・誰が言い出したのでしょうか?
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今までグリーンラベルのラベルが、グリーンだった覚えは有りません(笑)
年月によって色あせてしまったのでしょうか?
新品当時の事を知っている人っていますかね〜(?)

ほとんど“デッドストック”と言っていい程のギターを見た事がありますが、ラベルはグリーンには見えませんでした。
まぁ細かい事は、気にしないようにしましょう〜
YAMAHAのホームページでも、ラベル色;グリーンと表記してあるくらいですから。

でも、やっぱり気になる・・・

フォトショップで悪戯してみました(笑)
Gr
やっぱり不自然だなぁ。

下らない話しでスイマセンでした!!




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2本のFG、赤ラベルとオレンジラベルの違いは?

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世代の違う、ヤマハのFGが2本。

色が濃い方が、いわゆる“赤ラベル”のFG-150で、1970年代前半のギターです。
隣の色が薄い方は、オレンジラベル後期のFG-302Bで、1970年代後半のギターです。

今日は、この2本の違いを検証(?!)してみましょう〜
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ピックガードの形状は、若干変わっていますが、YAMAHAのアイデンティティーは変わりませんね。
赤ラベルの方は黒く見えますが、濃い赤系のベッコウ模様です。
オレンジラベルのは、真っ黒です。

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赤ラベルのペグは、オリジナルのクラシカルなオープンバックの物です。
このペグは、良いです。

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こちらは、トルク調整機能付きのロトマチックタイプの物が使われていますね〜
3万円以上のモデルには、これが付いていました。

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ヘッドデザインは、ほぼ共通です。
FGシリーズは、赤ラベルからグリーンラベルにモデルチェンジした際にヘッドデザインを変更したのですが、
オレンジラベルから元のデザインに戻されています。
赤ラベル中期からの音叉ロゴも、FGシリーズ初期のYAMAHAロゴに戻されます。
グリーンラベル以降の太いネック(ヘビーゲージ対応だった?)も、赤ラベルに近い太さと形状になっているようです。

ココまでの説明だと“オレンジラベルは、赤ラベルへの先祖帰り?”とも思えるのですが・・・

ギターから感じる印象は、初期のFG(赤、グリーン、黒)と全く違うのです。
赤からグリーン、そして黒への変遷をマイナーチェンジとすると、オレンジラベルへの変化は、明らかにモデルチェンジだと思います。

では、何が違うのか?
持った時の重さが違います。
何故?
分りません・・・(笑)
ボディー各部のサイズは、ほぼ共通なのですが、オレンジラベルの方が明らかに重いのです。

そして、音が違います。
違うギターなので、違うのは当たり前でしょ?
いやいや、そう言う事じゃなくて、目指している音作りに明らかな違いがあるようです。

同じFGでも、使われている材(主にサイド&バック)で、音は変わります。
特にローズ系とマホガニー系の違いは、一目(一聞?)瞭然ですが・・・
それでも黒ラベルまでのFGは、共通の音を目指して作られている様に感じられるのです。

それでは、オレンジラベルの音というのは、どんなものでしょうか?
それまでのFGの特徴であった、迫力の有る音と比べると、とてもまとまったバランスの良い音だと思います。
それまでのFGは“好き嫌い”がはっきり分かれる音だったのが、万人受けする(?)きれいな音に感じます。
良く“オレンジラベル以降は、YAMAHAらしさが無くなった”という人が居ますが、
ヤマハらしさが無くなったというより、“Lシリーズ”の音に近づいて行ったのだと思います。

どちらが良いのか?

好みは、人それぞれですからね〜
是非、弾き比べにおいで下さい!!

オレンジラベルのFGは、1975年〜1980年と比較的長い期間(FGシリーズとしては)売られていました。
78年にマイナーチェンジをして、若干仕様が変わりましたが(マイナーチェンジ後のモデルは、型番の後ろにBが付きます。)基本的には、同じようなラインナップを踏襲しています。

FGシリーズ、オレンジラベル。
古いモデルと比べるとプレミア感がなく、比較的安い値段で流通しています。
オールマイティーに使えるアコースティックギターとして、お勧めですよ!!







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ムック本。

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Vintage Guitars
“丸ごと1冊 YAMAHA FG”

この本が出版されたのは、2002年5月のようです。

いわゆる“FGブーム”のキッカケになった(?)本ですね〜
表2見開き、表3、表4とYAMAHAの広告満載ですが(笑)

多くの写真や年表等を用いて、FGの歴史等をうまい事伝えています。
こういうのが“マニア心”をくすぐるんでしょうね〜
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色々なミュージシャンのインタビュー記事なども豊富です。
FGの思い出を語る、三上寛さん×中川五郎さんの対談なども面白いです。

斉藤和義さんによる“FGインプレッション”
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FG-201に対する評価が高いですね〜


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こちらは、シンコーミュージックから出たシリーズです。

“昭和鉄線ギター画報”
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これは、なかなか興味深いです。

このようなムック本のおかげで“粗大ゴミ行き”から免れたギターも数多くあるでしょうね。
  
現在mこれらの本は古本市場で高値を呼んでいるようです。

改訂版でも作って、再発売したら結構売れるんじゃないですかね?

その際には、ぜひ当店にも取材に来て下さい(笑)


4

FG-110

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おなじみの(?)YAMAHAのFG-110です。

個人的に一番好きなギターなんですよね〜
勿論、一番好きなだけに良く仕入れます。

FG-110に関しては、当店が取扱量日本一だと思います・・・と言うか、扱っている店が少ないので(笑)

赤ラベルのラインナップの中でも・・・
プレミア感が無い=儲けが少ないというのが、他の店での取り扱いの少なさの理由でしょう。

このギターの特徴は、なんと言っても“歯切れの良い音”だと思います。
サイドとバックにメイプル材を使っているのが理由でしょう〜

当時のヤマハのカタログには、
ウエスタンギター(ドレッドノートタイプ)よりメロディー演奏を考慮して設計してあります・・・
とありますが、ストロークプレイでもパーカッシブで、小気味良いサウンドです。

当時、アメリカにもかなり輸出されていたこのギター。
とあるサイトに、Poor Man's MARTIN と紹介されていました(笑)
言い得て妙ですね。
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カスタマイズ?

またまた、新入荷のギターです。
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FGシリーズ第二世代の“グリーンラベル”ですね。
このFG-240は、セルバインディングやロトマチックペグを備えた中級クラスのギターですが・・・

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ヘッドに有るはずの“音叉マーク”は、削り取られています・・・

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ヤマハのアイデンティティー(?)でもあるピックガードは、マーチンスタイルの物に交換されています・・・

元のオーナーは、ヤマハが嫌いだったのでしょうか?
それとも、“憧れのマーチン”に近づきけたかったのでしょうか?

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これはこれで悪く無いかのな〜
このギター、FG-180ゆずりのマホガニーボディーで、FGらしく元気に鳴ってくれてます。


コレクション用では無く“使えるギター”にこだわっている(?)当店おすすめの一本です。


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歌謡ギター

久しぶりの入荷です。
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“YAMAHAダイナミックギター No.10

言わずと知れた(?!)昭和鉄線ギターの代表選手ですね〜
当時、流しの人達に愛用されていた物で“歌謡ギター”とも呼ばれていました。
飲み屋の雑踏の中でも埋もれない、音量が求められていたのでしょうね〜
ダイナミックギターの名に恥じない、豪快な鳴りが楽しめる一本です。

このギターは、60年代前半頃のギターでしょうか?
赤みがかったサンバーストカラーが良い感じです。





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小麦色の肌? 色白の肌?

女の子の話しではありません・・・残念ながら(笑)

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ほぼ、同い年のこの2本。
左の日に焼けた方は“FG-201”
右の色白の方は“FG-202”
共に“オレンジラベル”と呼ばれている70年代半ば頃のモデルです。

この2本・・・ボディーサイズは違いますが、当時の定価も使われている材料も全く同じです。

色白の姉と、日焼けした弟(?)
アナタは、どちらがお好みですか(笑)


5

YAMAHAのガットギター。

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5世代分のYAMAHAのガットギターのヘッドです(笑)
左から、No.45・No.60・No.G-80・G-80・C-150というモデルです。

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そして、それぞれのロゼッタです。


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はい、全員集合!!

YAMAHAが国内向けにガットギターを作り始めたのは、60年代始めの頃のようです。

日本経済の高度成長と共にラインナップを充実させて行ったようですね~

1967年に発表された“Gシリーズ”は、定価5,500円だったG-50から35,000円のG-350まで、
低価モデルではほぼ千円刻み(!!)で、モデルが存在してました。
また、同時に発売された“GCシリーズ”も含めると、そのラインナップは更に広がってしまいます。

何でまたそんな事になったのか・・・?
今と違ってメーカーの力が強く、小売店も問屋も“定価販売”が基本だった事と、
学校教材等の“大口需要”が増えた結果ではないかと想像してるのですが、どうなんでしょうね~


“70年代までのYAMAHAのガットギターを全機種をコンプリート!!”
まだ、誰もやっていないと思いますよ(笑)
そんな偉業(?)に、どなたか挑戦しませんか?

Gシリーズだけでも全種類集めるとなれば・・・大変です。
勿論(?!)当店は、全面的に応援します!!







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FG

下は、発売間もない頃のヤマハのカタログに書かれていた文章です。

世界のヤマハが
フォーク専用ギターを創りました
グループをリードするギター
品質も音色もヤマハの名に恥じないもの
まもなく
本場アメリカでも
このギターが拍手を浴びることでしょう
さぁ 弾いて下さい
あなたの胸に住む
空を 森を 草原を


う〜ん、中々詩的ですね(笑)

1960年代後半。
やがてやってくる“フォークソングブーム”

FGシリーズの登場は、日本のアコースティックギター・シーンにとって、エポックメイキングな出来事だったのでしょう〜

そんな“FGシリーズ”のファーストラインナップだった、赤ラベルが勢揃いしました。
1
左から、FG-180FG-150FG-140FG-230FG-110

それぞれキャラクターが違う5本。
まとめて弾き比べられる機会は、少ないと思いますよ〜




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日本一を目指します?!

“え、何の?”

日本一には、ほど遠いこの店で・・・

“ダイナミックギター取り扱い&在庫 日本一”を目指そうと思います!!

何? 
他に競争相手がいない?

では、既に日本一という事で・・・

まぁ、そんな話はさておき(!!)
ダイナミックギターをはじめとする“鉄線ギター”は常に在庫してますので、
気軽に弾きに来てください。
それらは万人に受け入れられるギターではありませんが、
なかなか魅力的なギターですよ〜

昭和の鉄線ギターの在庫

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日本の70年代のアコギは、何故丈夫なのか?

当店の主力商品である“70年代の安物アコギ”

私は良く“70年代のアコギは、安物でも造りが良い”などと言っている訳ですが・・・
具体的に、何が良いのかを検証してみようと思います。
そこで、引き合いに出されるのが・・・

45138296_922199012YAMAHAのFG-200Dと言うモデル。
1983年製です。





45138296_1547403287ヒールの部分からネックが外れています。
古いアコギには、良く有る症状です。






45138296_808262462こういう場合、一旦ネックを外してしまいます。

トップと指板の接着剤を熱で溶かし、外していきます。




45138296_642199591軽く叩くと、あっけなくネックが外れました。

これが70年代のFGなんかだと、
熱を加えたり・蒸気を当てたりで大変な騒ぎなのですが・・・




外した接着面を見てみると・・・
45138296_64219959145138296_1809835080






接着剤の跡が少ないのが判ります。
強力な接着剤で“ちゃっちゃっと”くっつけたのでしょう〜
安価なギターを効率良く作る為なのでしょうね。
接着力には問題ないのでしょうが・・・
このギターの状態が示すように、耐久性には問題がある様です。

“楽器の耐用年数って、一体何年なのか?”

例えば、高校生の時にこのギターを買った人が・・・
何十年か後に『そうだ、ギターでも弾いてみよう』と思いつき、
押し入れから引っ張りだした時、そのギターがこんな状態だったら・・・
『修理に出して使おう』なんて思わずに捨ててしまうでしょう〜
なんだか残念な感じがします。
もし修理に出せば、当時この楽器を買った値段の数倍取られるでしょうから、仕方がないのですが・・・

修理に戻りましょう〜
45138296_2051238268ダブテイル部分に、たっぷり接着剤をつけます。
“これでもかっ!!”ってくらいに(笑)





45138296_1224417225ボディ側にも同様に。
はみ出して来て始末が悪いですが、その分隅々まで行き渡っているでしょう〜





45138296_71526563しっかりクランプで固定して、ゆっくり時間をかけて接着されるのを待ちます。






これで、あと30年は大丈夫でしょう(笑)
投げたり、踏んづけたりしない限りね〜

80年代に入って工作機械の精度も上がり、
基本的な“造り”は、むしろ良くなっているのだと思います。
変わってしまったのは、物作りの基本的な姿勢なのでしょうか?
大量生産される商品に、そんな事を求めるのは無理な話ですけど・・・
そんな“職人気質”がまだ残されてた、70年代のギターに魅力を感じるのだと思います。


グラスホッパー・ギターズ
Grasshopper Guitars & Musicalinstruments

営業時間
13時30分〜19時30分
月曜〜土曜
日曜日・祝祭日は、お休みです。

〒155-0033
東京都世田谷区代田2-29-13
☎03-3411-4015

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