2017年12月31日

2017年総括(とは名ばかり)

2017年も残りわずか。みなさん悔いを残さないように。
とか言うても悔いなんて絶対残りますよね。1日2日で出し尽くせるもんじゃなし。

2017年はどんな年だったか。
メジャー1st.アルバムを出しました。すなわちメジャーデビューしました。結成15年、このタイミングでそうなったことは本当に良かったと思います。たぶんもっと早くメジャーに行っていたらブレブレになっていたと思う。僕たちは自分たちの軸が固まるのに長い時間を要した。「言うこと聞かずにめちゃくちゃにするのがかっこええやろ!ロックやろ!」みたいな時期を過ぎて、「制限があるならその中でどうおもしろいことができるか」「大人達を巻き込んだほうがおもしろいことができるんじゃないか」という方に向かうようになった。要するに物事を1段階上の視点から見られるようになった。特にライブの演出を考えている北島康雄、実質バンドを動かしているU太の2人にとって、それはすごく大きいことだったと思う。それがこのタイミングでメジャーデビューできたことのメリットです。負け惜しみじゃないよ。

そして、四星球15周年と題してたくさんのバンドと2マンライブをさせてもらいました。最初の相手はBRAHMAN。正直、決定した時は信じられませんでした。しかも僕たちの活動拠点である徳島GRINDHOUSEで。
BRAHMANの意向で「会場に柵を設けない」ということにしたのですが、チケット即完してるのに柵なしで大丈夫かと少し不安でもありました。でもBRAHMANのライブが始まってTOSHI-LOWさんがお客さんの上に立っているのを見たとき、これがライブハウスの本来あるべき姿なのだと確信しました。安全対策が非常に大事なのは十分承知していますが、なんかもうそんな理屈抜きでめちゃくちゃかっこよかった。言葉にするのがすごく難しいのですが、お客さんと演者の信頼というか絶妙なグルーヴがそこにあったのです。ライブの原点、DIY精神、音を鳴らす奴がいてそれに反応する奴がいる。ステージの上と下が本当に対等で1つだった。感動しました。

このペースで1バンドずつ書いてたらとんでもない文章量になりそうなので割愛させてください。ごめんなさい。

9月に大阪泉大津で開催された「OTODAMA'17〜音泉魂〜」では初めて大トリを務めさせていただきました。それにあたってフェス名の題字(「」内)を僕が書かせてもらいました。今まで名だたるアーティストが書いてきた題字。それを書かせてもらえたのはとても光栄でした。おそらく今までの他のアーティストさんは筆で一発書きだったのだと思うのですが、僕は小心者なので自宅で何回も書き直し、そういうところがダサいよなぁと自分で自分に嫌気がさしました。

ライブ内容に関しては、2018年1月31日発売の「鋼鉄の段ボーラーまさゆきe.p.」の初回限定生産版に同封されるDVDに収録されているのでそちらでご確認ください。
(宣伝です)

上記の作品「鋼鉄の段ボーラーまさゆきe.p.」を制作したことも今年の大きな一歩です。15年バンドをやってきて、メジャーデビューして、こんなバカげたタイトルを表題曲にするということは他のバンドにはできないよなとつくづく思います。
元々はこの曲は表題曲ではなく、カップリングの曲という位置づけで作りました。表題曲は同作品に入っている「発明倶楽部」の予定でした。

これ、言うていいのかわからないのですが、両曲を録り終えた後に「段ボーラーの方を表題曲にする気はないか?」と提案したのはビクターの横田さんでした。

でもその意見、なんとなくメンバーでも同じ事を思っていました。録り終えて改めて聴くと段ボーラーのほうが今バンドが欲している曲のように思えたのです。その後メンバーで話し合い、表題曲にするならと康雄が少し歌詞を変え「鋼鉄の段ボーラーまさゆきe.p.」という作品が出来上がりました。その提案をビクター側から持ちかけてきたことがすごく大きかった。四星球というバンドをよく理解してくれていると思いました。出会って2年足らずでそう思わせてくれたビクター関係者、横田さん。本当に僕たちは人に恵まれているなぁと嬉しくなりました。

MVをクラウドファンディングで作るというのも初めての経験でした。始まるまでは不安しかなかったのですが、協力してくれたみなさんの人数やWIZYサイトに書き込まれたのコメントを見て泣きそうになりました。撮影当日、顔写真を貼った段ボール人形を並べたとき、この中の1人1人が顔写真を撮っている姿やそこに至る経緯を勝手に想像して感極まりました。みんなこんなことを一緒にやってくれて、楽しみにしてくれてほんまにアホやなぁと。誇りに思います。

僕には文才がなく、とりとめのない文章になってしまいましたが、2017年は四星球が前進できた年と言って間違いないです。今まで計画性もなく撒き散らしてきたものが実って集約してきているような感じがします。この先どうなるかはわかりませんが、僕たちはおもしろいと思う事をやり続けるので、それがみなさんにとってもおもしろい事だったらいいなぁと思います。

今日は大阪梅田でライブ納め。もうそろそろ寝なきゃな。良いお年を。来年もよろしくお願いします。

sxc_gt at 00:13|PermalinkComments(0)

2017年11月28日

チャットモンチー 完結

先日、チャットモンチーの解散が発表された。
同じ徳島で同じ鳴門教育大学出身のメンバーを持つチャットモンチーと四星球。


チャットモンチーのメジャーデビューが決まったとき、正直嫉妬した。絶対に僕らのほうがおもしろいライブしてるのにって思った。当時、1学年下の僕は21歳。若さゆえの勘違いすね。大げさに言えば自分たち以外のバンドはクソだろとか思ってた。
で、チャットモンチーがメジャーデビューしてCDを出して、改めて彼女たちのライブを観たとき、度肝をぬかれた。サウンドがめちゃくそロック。楽曲のクオリティ高すぎ。もちろん当時の僕にそんなことはわからなくて、でもすごく高揚した。なんかヤバいものを観ていると思った。もう定かではないが、誰かが言っていた「普通の女の子が普通にバンドをする。そこに宿る奇跡」をたしかに感じた。

それからはもう破竹の勢いでスターダムを登っていく彼女たち。嫉妬の対象にすらならないところまでいってしまった。僕はチャットモンチーのバンドスコア買って家で弾いてたよ。

チャットモンチーのすごさはどんな状況になっても、まずはその状況でやれることをやる、その状況でしかできないことをやる、つまりハプニングをとことん楽しむ、楽しめる懐の深さだと思う。

ドラムのくみこさんが脱退したとき、普通ならサポートドラムを入れるのだけれど、それをせずにまずは残された2人でやる。あっこさんがドラム叩いてるのを見たときはほんとびっくりした。バンド界のあの地位までいって担当楽器変更するかね。挙げ句の果てに2人体制でCDまで出して。どこまでいっても初めてバンドを組んだときのように自由でしなやかで楽しそうな2人。サポートメンバーを入れたと思えば超豪華メンツで2パターン編成。自由すぎやろ。


チャットモンチーで印象に残っている曲は数あれど「majority blues」を聴いたときはおったまげた。もうこれはえっちゃんさんにしか歌えない歌だと思った。徳島に生まれてバンドを組み、東京に行って結婚出産を経験したえっちゃんさんにしか歌えない歌。間違いなくbluesだと思った。


解散ではなく「完結」と言っているように、彼女たちはまた違うステージに行くのだと思う。辞めるわけではない。でも正直に言うとさみしいです。またいつかどこかのステージで会えるのだろうけれど、チャットモンチーをチャットモンチーとして観られなくなるのは本当にさみしい。

勝手ながらまだまだ一緒に立ちたいステージがあるんすよ。コラボもしたいんすよ。四国や徳島で一緒にやりたいんすよ。2人と肩並べたいんすよ。生意気にも最近ようやくちょっとだけ近づけたかなとか思ってたんすよ。だからもう少しだけ続けてくれませんかね?無理だよなぁ。あなたたちは自分に正直にしか生きられない人やもんね。

sxc_gt at 03:59|PermalinkComments(0)

2017年10月22日

騎馬武者ロックフェス

10/21、福島県南相馬の騎馬武者ロックフェスに出演させていただいた。雨の降りしきる悪天候の中、どの出演者はもちろん四星球も観てくれたみなさんのおかげで最高のライブができたと自負している。本当にありがとう。

イベント終了後、取ってもらったホテルにチェックイン。コーヒー欲しさにコンビニにい行こうと思いホテルの方にコンビニの場所を尋ねると「コンビニはあるんですが24時間営業じゃないので近くのは閉まってます」「スタッフの人数が足りないので24時間営業ができないんです」とのこと。びっくりした。この時代、コンビニは24時間営業が当たり前だと思っていた。震災から7年経って物資はあるのにまだ人手が足りないんだと。避難されて戻ってきてない人、戻れない人がまだたくさんいるんだと改めて思い知らされた。

音楽は芸術ではない。所詮娯楽だ。極論、僕たちみたいなバンドは電気がないと演奏できない。当たり前のことが当たり前にあるからこそいつもライブができている。僕たちにしていることなんて本当は意味のないことなのかもしれない。でも、それでも、現実逃避でもいい、音楽を通じてライブを通じて「明日もがんばろう」と少しでも前向きになってくれる人がいるなら、僕たちの存在意義があるんだと思う。

いつもライブさせてくれてありがとう。観にきてくれてありがとう。CDを出させてくれてありがとう。コンビニで買った缶コーヒーはめちゃくちゃ熱かった。

sxc_gt at 01:10|PermalinkComments(0)