話題の新規IP遊んでみた。







良かった点
◎グラフィック綺麗
せっかく(現行の)最新ハードを買ったなら、こういうグラフィックのゲームで遊びたいよねって思う方は多いハズなので。

結構グラフィックの良さを評価してる人も多いですが、非常に高品質な内容だと思います。

あと、「キャラクターがカッコよくないorカワイくない」という意見も散見しますが、私個人の意見でいうと人物のグラフィックはリアル路線だけど結構デフォルメされてると思います。特に主人公のアーロイは表情豊かで見てて楽しいです。

……が、一点だけ。すみませんが文句言いますけど、どう見ても老婆なキャラが腕だけやたら肌ツヤが良いのはどーにかならなかったのかと思いますw




◎人間 VS 獣 の表現力
端的に言って、かなり敵が強いです。強いんですが、別にバランスが悪いとかではなく世界観的にこれが正常なハズ。

というのも冒頭で育ての親 ロストから「自然は厳しい(意訳)」と叩き込まれます。人間とはかくも貧弱な生き物なのです。

開発に際して「モンスターハンターに着想を得た」とコメントされたようですけど、外人の考えるオープンワールドハンティングアクションの最初だけど集大成的な作品かと思います。

そんなゲーム性なのでGORIOSHI禁止で、基本的にはステルス&アンブッシュが推奨されます。実に狩人らしいなと思ってます。




◎質の高いオープンワールド
基本的にシームレスなオープンワールドで展開されます。直近で遊んだNieR Automataがオープンワールドとは名ばかりで案外行けない所が多かったのに対して、見える限りは割と大体行けそうな感じですね。

あと、シームレスな割にロードはそこまで気にならないです。というのもリスタート(死亡)時やファストトラベル使用時くらいしかロード挟まないので。



◎安い
GEOで買ったんだけど、お値段税抜きで5880円でした(通常版)

国内のメジャータイトルだと平気で7〜8000円くらいされることを考えると、このクオリティでこのお値段はかなりお買い得だと思います。



◎アクションの軽快さ
基本的にアクションは軽快です。あくまで主人公は人間なので、超人じみてるけど人外じみてはいない…という意味で。

フィールド広い割に移動速度は遅めなので、そこはファストトラベルやオーバーライド(騎乗)を使ってね♪ってことなんだと理解してます。



◎丁寧なローカライズ
ボイス含め、ゲーム内のローカライズは概ね丁寧です。

所々文字が小さくて見づらいんですけど、そこは私のプレイ環境(ディスプレイ)が高解像度ゲームを遊ぶには小さすぎるところがあると思うので仕方ないですね。誰か40インチくらいのディスプレイ譲ってくれねーかな(ぉ



◎ストーリーゲーである
ここは賛否分かれそうですが、日本国内に限った話をすればストーリーRPGの方が売れやすいでしょう。海外は知らん。

洋ゲーのオープンワールドと言うとポンと渡されて「はい、後は勝手にして!」というゲームを思い浮かべますが、本作ではそういった自由度と言う名の不親切さは全然感じません。

そういう点では和ゲーのオープンワールドに近いですね。明確な目的が存在する一方で、サブイベント的な寄り道も可能といった感じです。

なので、洋ゲー初の人でも遊びやすい作品だと思います。


一応誤解のないように言っておきますが、「何をしても自由(好きにしろ)」というゲームでないという意味であって、「探索やルート構築に自由度がない」という意図ではないです。

世界観的な話だと、生活圏内には通行用に整えられた道がありますけど、そういうのを無視して獣道を通って行ったりとかは出来ます。



◎近接戦闘はあくまでサブウェポン
ここも賛否ありそうですが、リアリティの問題なんでしょうね。

「人間より遥かに力もスピードも勝る獣(機械)に近付いて無事なワケがないだろ!」ってことなんだと思います。なので、基本的にはステルスアクションが求められます。

そういう意味ではモンハンよりより一層ハンターらしさがありますね。まぁモンハンの片手剣って軽そうに見えて1m超ある物を軽々振り回してるので、あの人たち相当な人外なんですけど。

なので、前述のオープンワールドの方向性でもそうでしたけど、バッサバッサやる爽快アクションがしたい人には悉く向いてないと思います。



◎地図がめっちゃ見やすい
詳しくは知らんけど、見やすいように平面地図をちょい3Dに起こしてるらしいです。

文化的なのかそうでないのか分かりづらい世界観ですけど、こういったユーザー配慮的な部分はありがたい限りです。

また、マーカーやコンパス機能なんかは多少アレンジ可能なので、その辺の遊びやすさについてもかなり苦心した感じが伝わってきます。










(個人的に)悪かった点
◎バグが多い
バグというか、プレイ5時間程度で既に3回ほど地形ハマりを起こしているので、多分デバッグ相当キツかったんだろうなと思ってます。

幸いボス戦中だったので、殺していただけてリスタートさせてもらいました。



◎武器種が少ない
基本的には

・弓(射程や威力、発射間隔等で3種に枝分かれ)
・スリング(パチンコというより爆弾用の投射機で、時限式と即時式とで2種)
・キャスター(拘束用のロープキャスターと2カ所にワイヤーを張って罠を作れるトラップキャスターの2種)
・ラトラー(平たく言うと、この世界に於けるショットガン)

マイナーチェンジを除くと4種だけということになります。

一応近接武器はあるけど交換不可だし、基本的には先ほど言ったようなステルス&アンブッシュが推奨されるのであまり多様する武器ではありません。
(気付かれないように近づいてグサッ!するスキルもあるので近接も使うことは使う)



◎戦闘面
さっき褒めた所ですが、微妙に違う点について。

こちらの取れる戦闘アクションが

・弓による射撃(基本的にはメインウェポン)
・近接攻撃(変更不可なので1種)
・罠設置
・クルリン回避

こんなもんなので、アクション面では割とマンネリしやすそうです。というか私なんか開始してまだ数時間の段階で既にマンネリを感じています。


加えて、ある程度狩りゲーの宿命ですけど序盤だからか敵の種類も少ないので余計ですね。まぁ私とてモンハンやらGEやらで同じ敵を何匹倒したか覚えてないくらいですけど。

…とか思ってたら、とあるレビューを見てると最終的にもそこまで敵の種類は豊富ではないとか書かれたのでちょっと残念ですね。


※追記
ゲーム内(ノート項目)で確認した所、機械の種類は「禍ツ機」(≒凶暴な変種)を除くと25種類のようです。
が、しかし。その中には「赤眼のウォッチャー」のような明確な亜種(≒色違い)がいるので骨格数はもうちょい少なくなりそうです。




◎充実してないセッティングメニュー
個人的にはメリケンらしいなぁと思う反面、blizzard社の『オーバーウォッチ』なんかはアホほどキーコンフィグが充実してるらしいので何だかなーといったところ。

その他ではカメラ動作方向を細かく選べない、カメラ速度を変更出来ない、カメラを即座に真後ろに動かすコマンドがないなど、カメラ関係に関してはもうちょい弄らせて欲しかったなと思ってます。

個人的な意見としては、キーコンフィグがないのと直近で『NieR Automata』やってたせいで回避しようとして近接弱攻撃を誤爆して被弾or死亡するという難点がありますw




◎イベントシーンの冗長さ
なんだかんだでストーリーゲーばっか作ってるお陰か、こういう所の演出は日本人の方が上手だなと思う。

ボイス付きだし表情の変化はあるものの、対話シーンは紙芝居みたいになってるので個人的にですが微妙に見所がないように感じてしまう。

やっぱ和ゲーのやりすぎなんですかね?



◎公式テキスト
これは不満というかツッコミ所なんですけど、主人公のアーロイは熟練のハンターと銘打たれています。

…が、実際にストーリーを進めていくと狩りの訓練を始めたのが幼少期(見た目8〜10歳くらい?)で、実際にプレイヤーが動かす青年アーロイは推定17〜19歳と思われます。

これについて、たかだかキャリア10年かつ部族的には『試練』にも合格してない新米を「熟練」と呼ぶのは無理あるだろうと思うのです。

ストーリー序盤に師匠であるロストとか、義兵団団長みたいな結構年行ってそうなのに現役バリバリなマジモンの熟練ハンターが出てくるので余計ですね。

割とローカライズをキッチリ出来てるのに、公式サイトのテキストが雑なのはどうにかならなかったものか。「新米ハンター」だったら私もツッコまなかったです。






質疑応答
Q.オン要素はあるの?
A.対人やマルチプレイという意味だとしたらありません。ただし間接的なものに関しては検討していた模様。アップデートで対応するのかは不明。

本作はストーリー重視な作品でもあるため、プレイヤーとアーロイとの繋がりを大事にしてほしいため、敢えてオン要素は加えなかったとのこと。



Q.難易度は?難しいの?
A.HardとNormalしかやってないですが、どちらでも基本的にゴリ押すと即殺ろされるくらいの難易度です。

そういう意味ではアクションゲームというよりはパズルゲーム的な部分で死にやすいと思ってます。

なので「決してヌルゲーではない」とは思いますが、クエストなんかではほぼ死んだ地点からリスタート出来るのであまりストレスはありません。



Q.難易度による違いは?
A.難易度によって開放出来なくなる要素(アイテムやトロフィーなど)は無いので、好みの難易度で遊ぶと良いでしょう。

また、易しい難易度だからといって敵側のモーション数に違いはないそうなので、本作の魅力の一つであるアクション部分は余すことなく楽しむことが出来ます。



Q.これってマルチエンド?選択肢あるけど何か影響するの?
A.気になってたので調べたんですが、どうやら選択肢は何の影響もないみたいです。CV付きなのでボイス内容とかキャラ毎のリアクションが変化する程度のもののようです。

また、マルチエンドでも無い模様。一部のストーリーに関してはこれまでのアーロイの活躍に応じて変化する模様です。最終盤みたいですけど。



Q.スキルのオススメは?
A.割と好みの分かれる所ですが、以下のものがよく好まれているようです。

狩人(回避やステルス、攻撃系のスキル)
・サイレントストライク
・地を這う姿勢

義勇(戦闘関連のスキル)
・精神統一
・ダブルショット

知識
・ルアーコール
・採取上手
・ジャンクの知識
・矢弾の知識

戦闘が上手い人でも下手な人でも素材入手数(=プレイ効率)に関わるので、知識スキルは重要度が高めかと思います。



Q.NPC虐殺出来るの?
A.出来ないみたいです。死ぬ人はイベントで勝手に死にます。

これに関してはストーリー重視な都合で仕方ないですね。





総評
てな感じで、良い部分も多い反面、私にとっては皆さんが絶賛するほど「神ゲー!」って感じはしないですかね。

というのも、個人の感覚ですが「戦闘が思っていたほどは面白くないから」です。

この辺は個人の感覚もありますが、雑魚敵に関しては「狩りゲー」というよりはMGSとかみたいな「スニークアクション」に近いからですかね?

私はあまりまどろっこしいのが好きじゃないのと、「敵のモーションが若干大味かな?」と思っている所に起因しています。





ただ、そういった感覚が品質の低さから来るものではないとは分かってます。グラフィックから世界観、アクションまでも非常に良く作り込んである作品ではありますからね。

TPSが好きとか、極力リアルなハンティング感覚を味わってみたいって方にはオススメ出来るゲームだと思います。



逆に、先ほども言いましたが「洋ゲーらしく好き勝手にやりたい」とか「バッサバッサと敵をなぎ倒したい」といった趣向には全く応じられてないゲームです。

フリーダムなことがしたいならFall Outとかみたいなの、爽快アクションという名の脳死ゲーがしたいなら無双でも買えば良いのでしょう。