プレイ中です。






先に結論
公式サイトとか見てたら何やら面白そうだったし、知人の評価も良かったので戦車乗るまでの繋ぎにプレイしてみました。

先に結論言っときますが、これでファミ通プラチナ入りとは随分甘い判定をしたものだなと思ってます。

クソゲーとは言わないですが、随所に作り込みの甘さや説明不足が散りばめられており、「もうちょっと詰められただろうに…」という思いが強いです。

以下はちょっと細かいレビューになります。
どうでも良くないけど、L5は早くダーククロニクルの続編を作るんだ。間に合わなくなっても知らんぞーー!









バトル
全体的には高テンポなのですが、チャージスキル>>>>越えられない壁>>>>その他というパワーバランスや、モンスターもコンパチばかりなのでマンネリ化が早いかなと思ってます。

バランス以外の点でものすごく気になっていることが一つありまして、戦闘中に三番目のキャラにアイテムを使うとウインドウでHPバーが隠されてしまうのは私的には不具合レベルの事象です。開発担当者だったら即リテイクさせる案件なんですけど、これをそのまま通す神経が理解出来ません。









ストーリー
まだプレイ中なので全体的な感想は控えさせてもらいますが、とりあえず経過としてはもっと世界観を絡めた、練りこまれたストーリーが来ると思ってたら案外単調な話しで肩透かしを食らったといった感じです。

無論、ハードコアなストーリーとは思ってませんけど、フツーの異世界ファンタジー物だなと。

私は前作未プレイなんですけど、作中で一ノ国と二ノ国の相関性がOP以外で全く語られてこないので、ロウランが異世界転生しただけのストーリーになってしまってるのは勿体無いなと思います。


…まぁ端的に言えば薄っぺらいストーリーだと思います。ストーリー自体が薄いというか、キャラの掘り下げが少なすぎるのでキャラの魅力の無さも原因かなと思います。
本来ヒロイン枠(?)だと思われるシャーティとか、本編で空気すぎますもんねぇ…。

作中ではエバンが非常に魅力ある王であるように進行しますけど、その辺のバックボーンも無いのでプレイしていると「そんなにか?」「いいのか?」とプレイヤー置いてけぼりになりやすいのも良くないですね。



私としてはOPが一番の盛り上がり所でして、謎の青年と邂逅し、祖国を追われ、最も信頼していた従者とも死に別れた少年にこれから待ち受ける運命やいかに!?ってのが最高潮で、あとはそこまで盛り上がりを感じないんですよね。








CV
クオリティには元々期待してなかったのでここは予想通りです。ある種、最も私の期待通りだった要素がココとも言えますが。

この際上手い下手は置いておくとしても、ストーリーを売りにしたようなマーケティングをしておいてイベントシーンも部分ボイスの方が多いのは詐欺みたいなもんだと思ってます。

クオリティに関してはこれだけは言っておきたいってのがありまして、シャリアの戦闘ボイスは『龍が如く4』の成宮くん以来の衝撃でした。全員上手くはないと思いますが、その中でも飛び抜けて下手くそなので「これでよく通したな」と思います。



前作もそうでしたし、オマージュ元のジブリ作品も俳優・タレント起用で毎回物議を醸しますけど、これは映画ではなくてゲームです。

更に言うと、発売ハードもPS4にPCでして、界隈でもよりコアユーザーが、端的に言えばオタク向けハードなワケですよ。これが一般人でも割と買ってるであろうswitchでの販売とかだったらオタクと一般人のプレイヤー比率も均衡すると思うので今より幾分はマシになったかと思います。

「ジブリっぽさ」よりも「ゲームとしてのクオリティ」を優先して欲しかったなと思います。



…とか書いてると私が「俳優が声優業やるのがキライな人」と思われそうですが、そうでもないです。DoDやNieRに於けるピーター(池畑慎之介)さんや唐沢寿明さんなんかは声優顔負けの好演をなさっていたし、要はちゃんとこなせる人にお願いするなり、マトモなクオリティになるまでキチンとリテイクさせろって思ってるだけです。










キングダムモード(建国)
本作で一番ガッカリしたポイントだったりします。

というのも、強化のキャップがストーリー進捗etcでバッキバキに固められてるせいで全くと言って良いほど自由度が無いからです。

フラグ管理がガチガチですので、これだったらストーリーやサブクエストの進捗で勝手に発展していくのと大差無いんですよね。単なるプレイ時間の水増し要素に成り果てているのが残念に思います。

その上でリアル時間経過による資源の獲得など、ソシャゲ由来の無駄なスタミナ制度導入で全く持って何をさせたかったか分からないシステムとなってしまったのではないでしょうか。

その資源についても1ミリも政治要素が無いことや、ジオラマないしシムシティさせてくれないことだったりで、ゲーム性に乏しいのが問題かと認識しております。



それから、進軍モードという遊びもありますけど、これもこれでどれだけ雑にやってもまず勝ててしまうのも問題かと思います。

難し過ぎると心が折れてしまいそうですけど、カンタン過ぎてもただの作業になってしまうんですよね。ここもやはりら作り込みの程度の問題じゃないでしょうか?











システム・UI
個人的に良かった・面白かったと思うのはバトルイコライザーとファストトラベルです。

ただこちらも手放しで褒められるものではなく、イコライザーに関しては敵の種族や使用属性を実際に確認する手段がバトルに突入する他になく、ぶっちゃけ毎回手直しするのが面倒だったりするので、ここももう少し詰められる要素かと思います。

イコライザーで一番好きなのはドロップ品の調整項目でして、これ単品で別ゲーでも欲しいくらいなんですけど、多分おそらく誰がやっても経験値と装備ドロ振りになりそうな気がします。ゲーム的に資金増加の旨みがないので、ユニークアイテムを売ってくれる掘り出し物屋などで店売りアイテムをもっと厚遇するなど、打つ手はあったのではないかと思います。



ファストトラベルについても同様で、ワールドマップ時はアイコン付きなのでどこに飛ぶのか分かりやすい反面、カーソルの動かし方が分かりにくくなっています。

一方で、ダンジョン内の移動についてはリスト表示されるのでカーソル選択がやりやすい代わりに、マップが連動しないので「どこに飛ぶのか?」が非常に分かりにくかったりしています。

1ボタンでショートカットを起動出来たり、更にそこから1ボタンで拠点に飛べたりと基本的には便利なんですけどね。本作はファストトラベルの使用頻度が非常に高いので、ドラクエのルーラ程度の手間でも煩わしく感じそうだと思うので、この辺は英断だったと思っています。











総評
全体的に作り込みが甘く、各種システムにも説明不足を感じやすい作品かなと思います。

その一方で数々の著名人を多数起用しているため、おそらく多大なカネがかかったことだけは伝わってきます。

要するに努力のベクトルの問題かなと思います。

CVに使った無駄なカネを適切な開発リソースに回していればゲーム内容の方も幾分マシになっていたのでは?と思うと悔やまれて仕方ありません。



そんなワケで、全体と通して見ると「手の込んだ自殺」みたいな作品かと思います。

RPG要素・ストーリー作品・シミュレーション…と、一見すると色々詰まってて楽しそうなんですけど、フタを開けてみるとその一つ一つの品質は決して高くないってのはLEVEL5あるあるな気がします。(褒めてないですが)良くも悪くもLEVEL5作品らしい出来栄えじゃないですかね?同時にこのメーカーが覇権足り得ない所以とも言えますが。

決して駄作ではないと思いますけど、神ゲー・良作にはなりそこねた、と言いますか。さっきも言ったけど、カネが掛かっているのは見て取れるだけに、残念な思いが強いですね。