はじめてのめたるまっくす。




ストーリー感想
非常に淡白なストーリーだと思います。

よくある「RPGのストーリーがつまらない」の背景には超展開、ご都合主義過ぎるとか、プレイヤーそっちのけで吟遊始めちゃったよオイ​みたいなのがありますが、そういったものナシに盛り上がらないのは純粋に薄いからだと思います。

…まぁ過去作を見ても「親の仇に復讐する」とか「結婚したのでテキトーなタイミングでハンターを引退する」みたいな感じでしたので、MMはストーリーは薄いのが普通とは思ってますけどね。



にも関わらず、これまで以上に薄く感じるのはやはり語られるべきことがほとんどなかったからでしょう。

なにせNPCは終始3人しか出てきませんし、世界崩壊してるからアイアンベース以外の拠点は無いですし、サブイベントもありませんからね。

声優さんも全部で10人くらいしか使ってませんし、すげー予算のないゲームなんだろうなってのはそこはかとなく伝わってますが。







世界観とか
人類が絶滅の危機に瀕しているのを表現したいためにアイアンベース以外に人が(とりあえずは)出てこない設定ですけど、危機感よりも薄さが目立ちます。やはり淡白なせいでしょうか。

その割に処女だのセ○クスだのと男子中学生が喜びそうなワードがやたらと飛び交うゲームなんですけど、ここも今ひとつキャラの掘り下げが甘いせいか薄っぺらく感じてしまいました。

いっそ2周目特典?のハンターモードで最初からやってくれた方がゲームとしては面白かったんじゃないかなと思います。キャラも固定キャラじゃなくて汎用ってことで。









クルマ
色々とイジりがいがあるのは本シリーズならではの魅力かと思います。

が、ある種のバランスブレイカーというか、資金や知識さえあれば飛び抜けて強い武器も使えちゃうよみたいなぶっ飛んだ設計がMMシリーズの魅力の一つかと勝手に認識しています。

しかし、​TechLvなるもので勝手に制限かけてくる​のはいかがなものかなと思いました。

このせいでフィールドとリメインズの探索を余儀なくされますし、どこまで行っても他の街はない上に似たような景色ばかりなので視覚的に飽きやすいんですよね。



それから、トレハン要素というのはRPGならではの遊びだと思いますし、私もレアハンターなので非常に好きな要素です。

しかしこれも​ソフトリセットが実装されていないという致命的な欠陥によってただダルいだけの要素になっていると思います。

また、装備の☆(グレード)要素は2Rの数少ない不満要素でしたけど、そこに踏み切ったのが4の素材(クラフト)システムと聞いています。
(4の素材システムはそれはそれで要求数がエグ過ぎて不満だったとも聞いてますが)

今作ではそのハイブリッド型とも言うべきシステムですけど、​何故☆を復活させたのかがマジで意味不明です。
まぁ☆付きの装備ってザコドロップくらいみたいなんで、最終的には使わないだろうからどうでもいいのかもだけど。







バトル
前回も書きましたが、テンポ良くて非常に楽しかったです。

強いて不満を挙げるなら、


・白兵戦の重要度が薄過ぎてソルジャーやメディックの必要性が薄過ぎる
→過去作みたいに白兵戦専用のボス(賞金首)とかいたら良かったなと思います。

・上記の理由によりハンター、ギャングスタ、メカニックだけいれば良いよね?状態になってる
→白兵戦専用のボスが(ry

・シールドブレイクシステムが蛇足
→素直に弱点属性でブレイクでいい気がするのに、わざわざ耐性属性で殴らせる理由が分からないし、クルマを好きにカスタムさせるシステムと噛み合ってない。


こんなトコですかね。納期なのか予算なのか存じませんが、ちと作り込みの甘さを感じました。








2周目(ハンターモード)
最初からこれで良かっただろ。

先程軽く触れましたが、ハンターモードとは2周目以降のクリア特典であり、​ストーリーそっちのけでひたすらもんすたーを狩り、好きに強くなれるモード​です。
ついでに言うと、2周目以降からは超改造も解禁され、更に強力な装備やクルマもジャンジャカ登場します。


2周目からはバカみたいに強い武器も出てきて爽快感ありますし、薄っぺらなストーリーを見せつけられもしないし、レベルメタフィンで人間ヤメたキャラにしたりと好き勝手出来て楽しいと思います。1周目の単調さの裏返しで余計にそう感じるのかもですけど。

何故最初からそうしてくれなかったのか?コレガワカラナイ。



この辺に関しては私なりに結論があるのですが、それは単にユーザー側がMMに求めているものと開発者側の乖離ですね。

ユーザー側はある種アタマの悪いゲームを求めてる人が多いと思うのですが、開発者側はイマドキなゲームがやっぱり作りたいんだろうな、と。

その結果が4のアニメーションとかだと思います。ゼノに関しては最初から最後まで紙芝居させられるとは思ってませんでしたがw

ユーザー側…というか少なくとも私は(戦力的な意味で)暴力的なゲームがしたかったのですが、とりあえずゼノについては予算ねーくせにイマドキな作品が作りたかったんだろうな、と認識しています。







総評
先程から「イマドキ」とは言ってますが、システム的には非常に古臭い(褒め言葉)ゲームです。

例えるなら​会社のオジサン上司が若者にすり寄ったら思いっきりスベったみたいな感じですかね。私はオッサンゲーマーなのでこういうの嫌いじゃないですが、出来ればスベらないように得意なことを活かしてオッサンらしさをもっと追求してほしかったですが。

昨今の美麗!とか重厚なストーリー!なんかを求める層には、申し訳ないけど1ミリも噛み合ってないですが、我々のようなオッサン達には非常に分かりやすくて遊びやすい、古き良きRPG感があるゲームだと思います。

また、ある種のバカゲーの様相を含むのもMMシリーズの特徴と考えてますが、変に真面目路線だけになったのも失敗の要因かと思っています。



再三になりますが、先程言ったようなスベりをもっと減らしていれば最古なのに最新な独特のゲームになれたと思います。その点で言えば変にDLCなどで拝金主義に走らなかったことは非常に評価出来ると感じました。



まとめると、「私個人は嫌いではない(寧ろ好き寄り)けど、もっと上手くやれたよね?」って感じですね。

全くの他社作品ですが、『レジェンド・オブ・レガシー』やった時も同じようなことを思いました。「違う、そうじゃない」って感じですね。

私個人の感想としては、こないだやった『二ノ国2』よりは遥かに楽しかったです。やっぱセンスとかコンセプトって大事だなと思いました。