2008年01月31日

みこまかほーさん


 学校の帰り道に、みこまかほーさんが落ちていたので拾って帰った。
 一風変わったみこまかほーさんだった。かといって、普通のみこまかほーさんを知っているわけではない。たぶん、みこまかほーさんは、どれも一風変わっている。
 それから家に着くまでなんだか有頂天な気分だった。
 そっとみこまかほーさんと玄関を抜ける。
 家の中。誰も知らない秘密の時間。
 ゆびで押すとぷうっとふくれた。
 ふくれっつらが可愛く面白いので、われを忘れ夢中になって押した。
 つんつんと押すとぷんぷんとふくれる。
 ぷんぷんぷくぷく感がたまらなくて猿のように繰り返した。
 みこまかほーさんから指を離せなくなって、気がつくと、前後運動を続けながら手首まで、みこまかほーさんと一体化していた。
 ささやかな幸せがこんなところに落ちているとは知らなかった。
 それが自分のものになる。
 こうしていまはみこまかほーさんと同じ夢の中にいる。
 世界はこんなにもみこまかほーさんにみちている。



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