2005年03月04日

「ふくろう」

東北のとある開拓村で起きた連続殺人を
描いたサスペンス(コメディ?)

かなり強烈。ブラックで面白かったです。

新藤兼人監督は現役最長老監督(今年の4月で93歳!)だそうで、90歳過ぎてこんなのを作ってしまうパワーには脱帽です。

廃墟のような開拓村で、餓死寸前に陥った母と娘(大竹しのぶと伊藤歩)。ドリフのコントで爆発した後のようなボサボサの頭(笑えます)、真っ黒な体で木の根っこを食べていた二人が、生き抜くために一念発起、化粧をし身なりを整え、偶然家に訪れた男たちを相手に売春で身を立てようとする。

ダムの工事をする男だったり、電気屋さんだったり、
水道屋さんだったり、がやってくる→母親が体を売る
→気分を良くした男に毒入りの酒を飲ませる→泡を吹いて死ぬ
(それぞれ最期の言葉が面白い)

このパターンの繰り返しがこのまま延々と続くのかしらという危惧
は多少あったけれど、大竹しのぶが訛りとアクの強い演技で独特な雰囲気を
つくり出し、ラストまで持っていく。その力量はさすがで、
これぞ女優といった感じでした。

伊藤歩は二十歳過ぎてるのに、少女と大人の女性の中間にいるような
感じがして、好きです。キレる演技がよかったな。
「スワロウテイル」でも思ったんだけど、彼女はあんなに惜しげもなく
脱いじゃっていいの?(笑) でもまあ細くって少年みたいな体型だし(失礼)、
とてもきれいで、全然いやらしくないんだけどね。

それにしても観るもの全てに六平さんが出てくるという錯覚に陥ってます。  

「あの頃ペニー・レインと」

キャメロン・クロウ監督が自身の体験を基に、ブレイク寸前のロックバンドのツアーの同行取材を任された15歳の少年の姿を描いた青春音楽ムービー。

あったかいものが心に残る、愛すべき映画。
映像の端々から、その時代や音楽、家族への愛情が感じられる。

70年代のロックを全く知らない私でも楽しめました。
多少なりとも音楽やバンドに夢中になったことがある者としては、
実話に基づいているとはいえ、まるでおとぎ話みたい(良い意味でね)で
夢のような時間。

ケイト・ハドソンの達観したような笑顔が良かったのと、
やっぱりフィリップ・シーモア・ホフマン!彼の助言が最高。
それとオープニングの手書きのクレジットも好き。

タイトルは原題のまま「Almost Famous」の方がよかったな……。

関係ないけど、こんな雪の日にフランシス・マクドーマンドを観ていると、
無性に「ファーゴ」が観たくなる!  
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7:00am

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2005年03月03日

デストロイヤー

きのう、まだ2、3度しか使ってない気に入ってる食器を
落として割ってしまって少し落ち込んだばかりなのに、
今日もまたガラス製の食器を割ってしまった。
それから勢い余ってお風呂掃除用のスポンジの柄を
バキッと折ってしまったりと、ものを破壊してばかり。
そのうえ昨日と今日でたくさん小さいケガをして
両手がバンドエイドだらけです。
注意力が散漫なのか上の空なのかはたまた怪力なのか……
自覚がない。

明日、雪積もるのかなあ。

きょうのPV→→クラムボン 「バイタルサイン」  
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「パンチドランク・ラブ」

この作品は何故だかフライヤーが印象に残っています。映画館にうずたかく積まれていたフライヤーを色(デザイン)違いで何パターンも持って帰ってきてまだとってある。

怒鳴り散らしているフィリップ・シーモア・ホフマンを予告編で観てわーい!と思い、それからずいぶん経って、今頃鑑賞。

アダム・サンドラーとエミリー・ワトソン。
PTAが作ったら普通のラブストーリーになるわけがないね。

マイレージを貯めるためクーポンの付いたプリンを買いまくる
っていうのは実話が基になってるんですね。

思い返してみると謎のシーンがいっぱいだけど、
それも全て味だと思えてしまう。

勝手な希望ですがワルPSHがもっと観たかったな。  
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2005年03月02日

7:00am

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2005年03月01日

「リービング・ラスベガス」

マイク・フィギス監督作。

WOWOWで録画してあったものを鑑賞。
眠い時に観始めたら一気に目が覚めました。

酒で身を持ち崩し、全てを失ったアルコール依存症の男がラスベガスへ向かい、死ぬまで酒を飲み続けようとする。そこで出会った娼婦との短くも激しい愛。

ラスベガスのネオンが今も脳裏に焼き付いています。
それは不思議とけばけばしくなくむしろ美しくて、
二人の刹那的な関係を際立たせてる気がする。
かなしく、そして切ない。

二人の関係が、お互いの立場を受け入れた上で成り立っている
(酒をやめさせようとか、立ち直らせようとかしない)
というのが特殊だと思う
(その点、以前観た「酒とバラの日々」のような
アルコール依存症の恐怖を描いた作品とは違った趣に
なっているように思う)。
だから決して良い方向に向かっていくわけはなく、
ひたすら堕ちていくだけというのがなんとも絶望的。

ストーリーは確かに重かったものの、
映像美と音楽によってそれが中和されたというか、
ただの救いようのない話だけで終わらない
切ない余韻を残すものに昇華されたように私には感じられました。

ところでマイク・フィギスって音楽も担当してて、
自分で作曲も演奏もして、っていう人なんだね。
マイク・フィギスというと、何年も前に
ワン・ナイト・スタンド」を観て
「わ、なんかこれキライ」と思ったままそれきりだったんだけど、
今思うとそれだけで監督を判断しちゃうのも失礼な話です。
今回でだいぶイメージが良い方に変わりました。

余談だけれど、「24」のジョージ・メイソン(ザンダー・バークレイ
がタクシー運転手をやってました(他にもフィギス作品に何作か出ている模様)。  
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2005年02月28日

And the Oscar goes to

WOWOWでアカデミー賞授賞式をながら見してました。
誰が(どの作品が)オスカーを獲るかってそれほど興味ないのだけど
ノミネートされてる人も含めてプレゼンターとしてわらわら出てくる
豪華俳優を眺めるのが好きです。
でも去年一昨年あたりはもっとわくわくしながら観てた気がするんだけど
今年はそんな感じがなかったな。

感想と言っても
・ (レッドカーペットで)わー、ジェイク&マギー・ギレンホール。
・ ティム・ロビンス背高くてかっこいー。
・ キルステン・ダンスト美人じゃないけどすき。
・ ペネロペ・クルス&サルマ・ハエック、ラテンの美。
・ アントニオ・バンデラスが歌ってるー。
・ プリンスだ。
・ シャーリーズ・セロンきれー。
・ ケイト・ブランシェットもきれー。 
・ ヒラリー・スワンクのドレスの背中がすげー。
・ 「アビエイター」は特別観たいと思わないけどスコセッシは(顔や佇まいも)
 好きなので賞獲れなくてちょっとかわいそうだ。
・ 74歳のイーストウッドおじいちゃんのお母さんがご健在で96歳ってすごいな。

このように低レベルなことしか書けませぬ。

脚本賞を獲ったチャーリー・カウフマン×ミシェル・ゴンドリーの
「エターナル・サンシャイン」とか、外国語映画賞を獲った
アレハンドロ・アメナバールの「海を飛ぶ夢」は面白そう。
外国語映画賞ノミネート作品の「コーラス」は
ジャック・ペラン制作・出演なので注目しとこう。  
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2005年02月27日

「シカゴ」

WOWOWで鑑賞。
ミュージカルは得意ではないのでちょっと敬遠気味でしたがそういえばジョン・C・ライリー(ポール・トーマス・アンダーソン作品などでおなじみ)出てたよねってことで観てみました。あとは2年前のアカデミー賞受賞式のパフォーマンスで踊ったキャサリン・ゼタ=ジョーンズがめちゃくちゃ印象的だった(妊娠中だったんだけどそれが余計に魅力的に見えた)ってのもあります。本編でもレニー・ゼルウィガーよりもキャサリンの迫力ある歌と踊りの方に目が行ってしまいました。最後に二人で踊るところがいちばん好きだな。なのでそれまでのストーリーは私にとっては長い前フリだったのか。リチャード・ギアは心なしか影が薄かったです。  
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2005年02月25日

今週のスペ中

LOVEの時間のシャカッチと池ちゃんのやりとりを
見てたら、まるでバタ犬が現在進行形みたいに思えちゃって
泣けてきたよ親方さま〜。
はーい手裏剣、私はけっこう好き。  
Posted by syksy at 23:40Comments(0)TrackBack(0)音楽

待ち焦がれたもの

キャー、今日これが届きました。
1年ぶりに多摩編が観られる。嬉しいよー。
まだ予約してないけど第弐集も買っちゃうんだろうな。
カウリスマキのBOXも小津BOXもまだ持ってないっていうのにいいのか私。  
Posted by syksy at 23:30Comments(0)TrackBack(0)日々!

7:00am

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「福耳」

WOWOWで録画したものを観ました。
宮藤官九郎の映画初主演作。

死んだばかりの老人(田中邦衛)には生前やり残したことがあり、青年(クドカン)に取り憑きその体を借りて思いを遂げようとする。やり残したことっていうのが、同じ高齢者向けマンションに住んでいた女性との恋を成就させること。最初は嫌がっていた青年も次第に老人の存在を受け入れて協力しあうようになる。

「先が見えるとやる気がなくなって、先が見えないと不安でたまらない」と言う青年に、「生きていくってことは見えないものを信じる勇気が必要」だと老人が教えるあたりとか、ただ馬鹿笑いできるようなコメディとはちょっと違うかも。ほのぼのしみじみ系。

田中邦衛が恋していた相手を演じている司葉子のことは
小津さんの「秋日和」や「小早川家の秋」で20代の頃の姿を観て
初めて知りました。その時きれいな人だなあと思ったのを
裏切らない歳のとり方をされている。
おばあちゃんと呼ぶには綺麗だし若すぎます。

田中邦衛はそこにいるだけで可笑しさがにじみ出ていて
クドカンとのやりとりも面白いとは思うのだけど
この二人ならもっと、って期待し過ぎてしまったのかもしれない。
(ながら見だったので偉そうなことは言えないのだけど)
全体的には可もなく不可もなしっていう印象の作品でした。  

2005年02月23日

父誕

2005022304今日は山南さんが切腹した日でもあるけれどうちの父の誕生日でもありまして、いつもより少しだけ豪華めなディナーを作ってお祝いしました。私からは、まだ父が持っていないだろうと踏んだ司馬遼太郎の本3冊をプレゼント。見方によっては全部私が読みたいやつって話もあったりなかったり。

それと誕生日記念にという名目で、くるりの「BIRTHDAY」を自分のために買いました。かなり良いです。気分は春。  
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7:00am

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2005年02月22日

どうも、ネコです。

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偶にうちの玄関前にふらっと現れる大好きな猫
今日も会いに来てくれたマイスウィートハート。

アニマルプラネットというチャンネルが
猫の日特別編成ということでネコ番組をまとめて放送してる。
滅多に観ないチャンネルだけど今日は観てみようかな。

それと以前にも書いたシャープの「エコロジークラスでいきましょう」のCM、
消え〜ると猫篇は時々見かけるけど、最近やってなかった(と思う)
アクオスと猫篇サンビスタと猫篇なべピカさらピカと猫篇
この3つのバージョンを今日1時間ぐらいのあいだに
全部見ることができた。(猫の日だから?)
最初の「ぽろろーん」ってイントロを聴いただけで
テレビに釘付けになってしまう。
別に見たけりゃネットでいつでも見られるんだけどね。
でもテレビで偶然出会うと幸せな気分になるのだ。
吉岡秀隆の声もいいな。  
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2005年02月21日

「きょうのできごと a day on the planet」

行定勲監督作。
 
あー、何時間でも観ていたい。ドラマチックな出来事も結末もオチもいらないから延々と続く長い版をずっと観ていたい気分です。

海岸にクジラが打ち上げられた現場に居合わせたり、 ビルとビルの隙間に挟まって動けなくなったり。そんなちょっとしたニュースになるような出来事に遭遇したら、その当事者にしてみればその一日はありきたりな日ではなくなってしまうけれど、そのニュースを傍らのテレビで見ている人たち−友人の引越祝いに集まった仲間たち−にとってはそのできごともありきたりな日常の一部なんだよね。で、

「俺らが知らへんうちに
いろんなとこで
いろんなことが起きてるんやなあ」
なんて言って。

「いまさらそんな当たり前のこと言わないで下さいよ」
なんて返されて。

彼らが海岸に着いたとき、クジラはもういなかった。
だからそれもありきたりな日常の一部になり得るんだろうな。

どうってことない日常でも、
あとになって振り返ってみると
その一瞬一瞬が大切な時間だったんだって思い知る。

私の場合、それは大抵学生の頃の、授業後のこと。
夕暮れ〜夜にかけての時間帯に外気に触れたとき、
その匂いでふと過去のそんな時間のことが思い出されて
たまらない気持ちになることがあります。

なんつって。
別に人を感傷的にさせる映画ではないですよ。  続きを読む

2005年02月20日

ジャン=ピエール・ジュネ

の新作「ロング・エンゲージメント」は再びオドレイ・トトゥが主演なんですね。ドニ・ラヴァンも出てるみたいだし観たいなあ(と言いながら結局映画館には行かないんだろうなあ)。

ジュネと言うと、このあいだ「虎の門」を観てたら美保純のコーナー「どっちの映画ショー」(だっけ)でカンニングの竹山さんがおすすめしてたのが「ロスト・チルドレン」で、意外な趣味でした。ジャズが好きって言ってたのも意外。普段は普通にいい人のようですし、好感度が上がってしまうじゃないか。

それはいいとして、今日久しぶりに観ました。みんな大好き(ってのは言い過ぎか、少なくとも私は大好き)、言わずと知れた「アメリ」を。

公開当時、別れたばっかりの元彼と観たんだった。だからなんとなく微妙な思い出のある映画ではあるのだけれど。(ジュネ好きなその人から「デリカテッセン」には私の大嫌いな生物がたくさん出てくると聞いて、今でもどうしても観られない映画になってしまった)

初めて観た当時は、カフェに入ってクレームブリュレがあれば迷わずそれを選んだり、少なからず影響されてました。友人が旅先から送ってくれた手紙の封を開けると人形が旅してるかのような写真一枚だけが入っていたのはすごく嬉しかったな。

それにしても他のいろんな映画を観てきたあとにアメリ、というかジュネの作品を久々に観ると、やはりその独特な色彩と映像美に心を奪われる。

そしてヤン・ティルセンの音楽もすばらしい。
もう5年以上も前になるけれど、あるバンド目当てで渋谷クアトロに観に行ったライブの対バンがヤン・ティルセンでした。その時はもちろん彼のことは何にも知らず、ひとりで楽器と楽器の間を移動し演奏している姿を観てマルチな人だな〜と感心したのを覚えているぐらいで。アメリで彼の音楽を知る前に偶然ライブを観てたのが今となってはもったいなさすぎる。(「グッバイ、レーニン!」の音楽もヤン・ティルセンが担当してるんですね。観なくては!)

とても挙げきれないほど好きな要素がいっぱい詰まっている作品です。  
Posted by syksy at 22:57Comments(2)TrackBack(0)映画

「とらばいゆ」

姉妹の女流棋士のおはなし。
監督は「アベックモンマリ」 「約三十の嘘」の大谷健太郎。
こじんまりしているけれど観たあと爽やか感が残る作品でした。

気が強くて負けず嫌いの姉と妹を瀬戸朝香と市川実日子が、姉の夫を塚本晋也、妹の彼氏を村上淳が演じています。どっちかって言ったら情けないこの男二人が最終的には優しく温かく姉妹二人を見守るっていう図が観てる側の気持ちにほんわりと収まりをつける感じで後味がよかったです。悪人がひとりも出てこないのもいいのかもしれない。

スランプ続きの瀬戸朝香がすごい剣幕で夫の塚本晋也に当たっている
シーンでは、(棋士に限らず)勝負師の家族は大変だなー(まあ人にも
よると思うけど)、腫れ物に触るようにして生活しなきゃなんないのかしら
と思い塚本さんが哀れになるほど。塚本さんかなりはまり役です。

当たり前っちゃあ当たり前なんだけど、市川実日子は
妹役がしっくりくる。イイ。好き。
彼氏の村上淳と「なんだよー」みたいな感じで押し合ってたのが
かわいくて微笑ましかったです。

本筋とは関係ないしどーでもいいことですが、「芋けんぴ」って何故か今
私にとってとてもツボだ。芋けんぴ。  

図星

父に「おまえ、頭のなか猫と新選組でいっぱいなんじゃないの」って
言われてしまいました。  
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