2005年04月

2005年04月28日

清潔はビョーキ

元気で長生きするには、腸内の悪玉菌を殺すよりも善玉菌を生かして細菌と仲良く生きたほうが良いというのが前回の結論でした。

 この頃は抗菌グッズや消臭剤が大はやりで、清潔志向もちょっと行き過ぎてるんじゃないかなと思ってたんです。
そんな時、藤田紘一郎著「清潔はビョーキだ」を読みました。
これは潔癖症大国、現代日本人への警告です。

1960年代半ばから日本人に多発してきた花粉症やアトピー性皮膚炎、気管支ぜんそくなどのアレルギー性疾患はこの無菌化と密接な関係があるのです。
私達の免疫担当細胞の中には、寄生虫に応答する細胞や、細菌やウイルスに応答する細胞があります。
ところが、身の回りの微生物をすべて排除してしまうと、これらの免疫細胞は対応する相手を失い、元来対応しなくてよかったダニの死骸や花粉、ハウスダストなどに反応するようになって、アレルギー性疾患が多発するようになったというわけです。

細菌藤田医博は毎年インドネシアへ出かけ、島民たちの健康を調べていますが、アトピーや花粉症は見られないそうです。
体の外側、ヒフの上にも10種類程の常在菌が居て病原菌を寄せ付けないようにしています。

朝晩、石鹸や洗剤でこまめに洗顔するなどというのは、これら常在菌による免疫力を弱め、かえってニキビやアトピーを引き起こすのではないかと考えられます。

体にとって敵か味方かを見極めず、すべての細菌を異物として排除しようとする発想は共生という自然の法則に反し、均質で活力のない社会を作るのではないかと、藤田医博は警告しています。
全く異物が目に入らず、異物とつき合わないでいると精神的にも免疫力が低下するらしいです。

どうも私の周りは本人も含めて変人が多いような気がしていますが、
本当は健康的なのかもしれない。

人気blogランキングに登録しました。お役に立ちましたら ここをクリックお願いします



syobu828 at 21:51|PermalinkComments(7)TrackBack(0) エコロジー生物学 

2005年04月25日

善玉菌

世界の長寿国というと旧ロシアのコーカサス地方が有名ですが、日本も高齢化社会で、この頃どこへ行っても60代や70代の元気な同輩が多く、特に女性は元気。

コーカサスコーカサスと日本では食習慣はだいぶ違いますが、発酵食品を良く食べるという共通点があるようです。つまりヨーグルトやチーズだけでなく漬物や納豆、味噌も乳酸菌による発酵食品なのです。お隣の韓国でもパワーの秘密は乳酸菌たっぷりのキムチだと言われてます。

私達の体は60兆個の細胞で構成されてると聞くと、その数にびっくりしますが、さらにその2倍に近い100兆個もの細菌が腸内に住んでいるのです。
植物は土壌の微生物から栄養を貰って花を咲かせますが、動物は歩き回るために土壌を腸内に取り込んで、絨毛という根から栄養を吸収しているのです。

腸内では、下痢や便秘を起したり発がん性物質を増やすウェルシュ菌やブドウ球菌などの悪玉菌と、免疫力や抵抗力を高め、ビタミンを作り出す乳酸菌という善玉菌グループが戦っているのです。私達の強い味方ビフィズス菌は乳酸菌を代表する菌です。
私達の健康はいかにビフィズス菌を増やし、腸内を善玉菌優勢にして置くかにかかっているわけです。
抗生物質や殺菌剤で無菌環境をめざしてもより強い耐性菌ができてしまいます。それよりも腸内細菌との良い共生状態を保つほうが自然治癒力を高め、病気を予防できるのです。

この善玉菌のことを10年位まえに光岡知足先生の「腸内細菌の話」という本で読んで、60兆と100兆が共生している人間の体の営みは小宇宙と言われる程、森羅万象の生命の集合体なのだと知って驚いたのです。

デザートにはヨーグルトをお勧めいたします。
お腹がきれいだと肌もきれいになります。
そして是非、お嫁に行く前にお祖母さんから、乳酸菌入りのヌカ床の作り方を教えてもらってください。ご主人や子供たちのお腹に善玉菌をいっぱい増やすために。


人気blogランキングに登録しました。お役に立ちましたら
ここをクリックお願いします



続きを読む

syobu828 at 22:57|PermalinkComments(1)TrackBack(0) エコロジー生物学 

2005年04月21日

鶏のトサカ

私たちがいつも分泌している涙は目を適度に湿らせておくのに役立っていますが、それは前回書いたように2%程の塩分が含まれ涙を乾きにくくしているからです。
生物の体内の水に含まれている塩分や糖分、タンパク質などは、水の粘度を大きくし、水分の蒸発を防ぎ、生体を環境の温度変化から守っているのです。

私達の真皮の弾力性やみずみずしさを支えているヒアルロン酸という糖分は、少量で600倍の水分を保持することができるムコ多糖類というタンパク質と結合した糖類です。
真皮の他に、関節の運動を滑らかにする潤滑剤の役目をしたり、赤ちゃんのへその緒がねじれても血液が流れるように弾力性を保つ働きをしています。
眼球の硝子体液にも入っています。

鶏最近までこのヒアルロン酸は、鶏のトサカから抽出される高価な「幻の保湿剤」でしたが、ストレプトコッカスという放線菌を培養して取り出すことに成功し、医薬品や化粧品に使えるようになりました。

植物や昆虫が冬眠するときには、樹木の中に糖が増え、幼虫の体内にグリセリンやソルビトール(還元ブドウ糖)が増えて、生命反応を遅くして苛酷な条件下でも生きられるようにしているのです。

グリセリンとソルビトールは化粧水や美容液によく使われる保湿剤ですが、その濃度は高ければ良いというものではありません。多すぎると水の活力は低下するのです。
昔から食品は漬物にして貯蔵してきました。漬物には多量の塩や砂糖を用います。それによって、細菌の活性を下げ、細胞分裂を起こさないようにしているからです。

肌の働きを助け、過保護にならないという化粧品の役目を考えれば、涙や汗の成分に習って、肌には適度な薄味の化粧水が向いているということになります。


人気blogランキングに登録しました。お役に立ちましたら
ここをクリックお願いします


続きを読む

syobu828 at 23:15|PermalinkComments(1)TrackBack(0) クレイセラピー粘土洗顔 

2005年04月17日

ワニの涙

「飾りじゃないのよ涙は」と井上陽水さんは歌っていますが、私達は嬉しい時も悲しい時も、涙を流すことによって緊張から開放され、すっきりした気分になります。はたして涙には何か効用があるのでしょうか。

あらゆる動物の体内の水には食塩(塩化ナトリウム)塩化カリウム、塩化カルシウム、炭酸水素ナトリウムなどが、ほぼ同じ比率で含まれています。

これらの濃度比は、人間や牛馬などの温血動物やワニ、蛇などの両生類、魚類を比べてみても似ているのです。このことは太古の時代、生物は海で誕生したという証拠だと考えられています。
私達の体の60兆個の細胞は5億年前の海水と同じ組成の塩水に浸かっているわけです。
ポカリスエットはこの塩水(生理食塩水)を参考にして作られてるらしい。

興奮して心臓の拍動が増え、血圧が上がるのは、細胞外液のナトリウムイオンが細胞の中へ流れ込み、カリウムイオンが細胞外へ流れ出す電気作用によるものです。
沈静するには、この反対にナトリウムイオンを外液へ戻し、カリウムイオンを内液へ取り込みます。
体の恒常性を保つために、人間の場合、ナトリウムの濃度あるいは水の量の調節は腎臓がやっていますが、魚類はエラで余分な塩分を排泄しています。

ワニカモメは塩類腺が鼻孔にあり、塩辛いものを食べさせると、まるで鼻風邪をひいたように口ばしの先から塩分の多いしずくを飛ばします。

ワニは塩類腺が目じりにありますから、ワニの涙は獲物を食べて不幸な犠牲者を嘆き悲しんでいるように見えるのです。
産卵の後で大粒の涙を砂の上に落として泣きながら海へ戻っていく海亀の母親、感動的な場面ですが、彼女は余分な塩分を排泄しているだけなのです。

地球上の生き物の中で、感情的涙を流すのは人間だけだそうです。
その涙には約2%の食塩が含まれているので、甘く薄い塩味がします。余分な塩分を排泄して腎臓の働きを助けているとすれば、涙することは健康的だし、ストレスを開放する自浄作用があると思うのです。

最後に一言、ワニの涙には騙されないように注意しよう。



人気blogランキングに登録しました。お役に立ちましたら
ここをクリックお願いします




syobu828 at 21:45|PermalinkComments(5)TrackBack(0) クレイセラピー粘土洗顔 

2005年04月16日

雪解け水

富士山へ登ったことありますか。
遠くから眺めると美しい山ですが、5合目から上は見わたす限りガサガサした溶岩ばかりで、荒涼として木々の緑も無く、火口湖のような水が見あたりません。富士の白雪はどこへいってしまったのでしょう。

富士山年間20億トンにも及ぶ富士山に降った雨、解けた雪は内部にしみ込み、溶岩の割れ目を流れ、不純物は取り除かれ、きれいな水になって裾野に湧き出ているのです。富士山は巨大な濾過器なのです。

氷や雪が解けた「雪解け水」の生物に対する働きが注目されています。
ロシアのデルブゴリツ博士は「雪解け水は農作物の収穫や、若鶏の成長、産卵、牛の乳量を増やし、動物や人間に対しても若返らせる作用がある」という研究発表をしています。

私達の体の60%は水ですが、その大部分は氷のように結晶状態になっているのです。雪解け水は解けても長期間、氷の記憶を持ち続け、生物の分子が傷つけられたとき氷の結晶で補修する働きをするそうです。

静岡県三島市ではこの水を化粧水と呼んで昔から使ってきました。雪解け水は肌に良く馴染んで、活性力を与える不思議な力があると信じられているのです。

という訳で、「オンザロックで飲むジョニーウォーカーも飲み過ぎなければ体に良いんだ」と都合よく解釈して、そっと冷蔵庫へ氷を取りに行くのです。
雪解け水に乾杯乾杯



人気blogランキングに登録しました。お役に立ちましたら
ここをクリックお願いします




syobu828 at 12:09|PermalinkComments(4)TrackBack(0) クレイセラピー粘土洗顔 

2005年04月12日

縄文美人と弥生美人

日本人は単一民族だと思い込んでいる人が多いようですが、実は世界でもめずらしいバラエティ人間なのです。

人類の祖先はアフリカの奥地で誕生し、5万年位前にヨーロッパ人とアジア人が別れたといわれてます。
東南アジアや南太平洋へ広がった一派を古モンゴロイドと呼び、彼らは太い眉、パッチリした目、濃い体毛、厚い耳たぶ、湿った耳垢という人類に多数派の特徴をもっているのです。日本列島の先住民は2万年前、南太平洋から丸木舟でたどり着いた古モンゴロイド人であり、彼らは縄文人の祖先になるのです。

一方、中央アジアからシベリア東部まで進出したアジア人を新モンゴロイドと呼び、彼らの一重まぶたや細い目は寒さのなかで目のレンズが凍らないようにするためだといわれてます。
気候が寒冷化した3世紀から7世紀の弥生時代、大陸から北方の新モンゴロイド人が稲作の技術を持って渡来したのです。彼らと縄文人との混血によって日本人が成立するのです。

牧子 洗顔南方と北方に起源を持つ全く異なった民族の混血は、顔形や体形だけでなく体質や性質にまで多種多様なバリエーションを持つ「日本人」という混血集団を生み出したのです。

日本人の肌質についても、肌のキメ、肌色、汗や油の分泌量などかなり個人差があります。しかしアジア人に共通して言えることは、日焼けすると小麦色になるという特性です。日焼けによって肌の色が変わるというのは日本人の特性であり、それは叉、冬になれば白い肌に戻るという特性も備わっているはずなのです。
このデリケイトな肌に、油性化粧品を塗りつけるのは、日焼けした古いヒフを捨てるための新陳代謝を遅らせ、冬になっても白い肌に戻りにくくしているのではないかと心配しているのです。

縄文美人は南方系美人で二重の大きい目、高くて肉付きのいい鼻、体型はボディコン。
弥生美人は一重で切れ長の目、細く長くかわいらしい鼻、なで肩で華奢な北方系美人。
はたしてあなたは縄文美人、弥生美人、それとも混血の現代日本美人?


  本文中、日本人の起源については、竹内久美子著「パラサイト日本人論」を参考、一部引用させていただきました。興味のある方はぜひ本書をお読みください。小説より面白いこと請け合います。


人気blogランキングに登録しました。お役に立ちましたら
ここをクリックお願いします






syobu828 at 23:29|PermalinkComments(4)TrackBack(0) クレイセラピー粘土洗顔 

フクロウ

フクロウという鳥は、大きな目玉と柔らかな羽毛につつまれて温和な思慮深い顔をしていますが、暗くなると「闇の狩人」に変身するというなかなかどう猛な鳥なのです。

フクロウ音もなく近づいてモグラやネズミを仕留める名人芸の秘密はどこにあるのでしょう。
フクロウの羽の前縁をみると、クシの歯のようにギザギザになっています。このギザギザで空気の流れが整流され、ほとんど音をたてずに飛べるのです。

新幹線「のぞみ」が時速300kmにむかって挑戦していた時、ゴオーというパンタグラフからでる騒音をどうしても解決できませんでした。この難問について、JRの開発陣がフクロウの羽にヒントを得、筒状のパンタグラフの側面に何本かの溝を彫って解決したという開発秘話があるのです。所用で広島へ行った折、ホームに止まっている「のぞみ」の屋根に、溝が彫ってあるパンタグラフを見つけた時は、フクロウがここで役に立っているんだと思って嬉しくなりましたね。

帆に風をはらんで走る帆船やヨットも、風に押されて進むのではなく、帆の上で風を流して推進力を得ているのです。飛行機の翼も同じです。風洞力学という難しい計算があるのでしょうが、フクロウは生まれながらにして解っているのです。

何かあった時、あまり深刻に受け止めてしまうより、少し角度を変えてみると新しい風が吹いて、案外よい流れになるということがあります。
明日は明日の風にまかせて、今夜は楽天家。


人気blogランキングに登録しました。お役に立ちましたら
ここをクリックお願いします


続きを読む

syobu828 at 00:23|PermalinkComments(2)TrackBack(0) エコロジー生物学 

2005年04月10日

お風呂掃除

この頃は男性の料理教室がなかなか人気があるようで、家事を手伝うご亭主が増えているようです。
「慣れない者に頼んでも、どうせドジなことになる」と諦められていた不器用な私でしたが、ある時「風呂掃除をお願いしましょう。経験も技術も要らないし」ということで、やっと仕事がまわってきたのです。

まず、栓を抜いて、古いお湯を流します。風呂の湯はたいして汚れていないのに水位線のところに湯アカがついています。この湯アカを体の汚れと思っている人が結構いるんですが、「ご心配無く」あなたの体はそんなに汚くありませんよ。

風呂掃除これは石鹸の原料油(脂肪酸)と水中のカルシウムやマグネシウムが結合してできる水に溶けにくい金属石鹸というものなのです。
石鹸で洗ってタオルで水気を拭くと、キシキシしてツッパリ感が残ります。これは金属石鹸が、風呂桶にも付きますが、あなたの体や髪にもついてキシキシするのです。
石鹸も洗剤も界面活性剤と言って、混ざり合わない油と水の界面に吸着して、油を水に溶かし込んでしまう働きがあるのです。

洗剤できれいに洗ったグラスには水滴が残りません。これは「ぬれの現象」といって、グラスに微量残った界面活性剤のために水の表面張力が低くなったからです。
ガラスの曇り止め、繊維の柔軟仕上剤、髪のリンス、野菜果物にかける農薬等はこの「ぬれの現象」を応用したものです。

界面活性剤の使いすぎが環境問題になっていますが、肌の環境を考えると、石鹸や洗剤で洗った場合、微量の成分が残るのでヒフの弱い人は刺激になったり、毛穴の目詰まりの原因になりやすいのです。
はたして、地球上の生き物のうち石鹸や洗剤で洗うものが人間以外にいるかと考えると、界面活性剤を使わないサイ、カバ、ゾウの泥んこ美容法は参考になります。

たしかに石鹸を使わないと、お風呂は汚れないし掃除も楽です。


人気blogランキングに登録しました。お役に立ちましたら
ここをクリックお願いします







syobu828 at 22:46|PermalinkComments(5)TrackBack(0) クレイセラピー粘土洗顔 

2005年04月05日

メラニン

たとえば北極に住む白熊と南方のマレー熊を比べてわかるように、人間を含めて動物の体色は住んでいる地域の日光の温度と湿度で決まるようです。
肌が黒くなるのは紫外線によってメラニンという色素粒子が増えるからです。
寒く乾燥した北方を起源とする人種はメラニンの活性が弱いので肌は白く、長い間にわたり日光を浴びるとヒフ癌になりやすいのです。


白熊メラニンはシミやソバカスの犯人として悪役のように思われていますが、本当はサングラスのように紫外線を吸収して私達を護っているのです。

紫外線だけでなく、摩擦やケガ、化粧品等のカブレ、高熱や疲労が続いたときもメラニンは出動し肌は黒くなります。


と言う訳ですから、もし究極の白い肌を信仰するならば、北向きの冷たい部屋で静かに暮らすという隠遁生活を覚悟せねばなりません。

そこで、紫外線を反射するために粉化粧(パウダー)が昔から愛用されてきたわけです。パウダーはカオリン、タルク(珪酸マグネシウム)などの粘土鉱物や酸化亜鉛、酸化チタンなどの紫外線反射剤で作られています。
外国でも、コティ、ブルジョア、ヌクレールベラミなど伝統のパウダーを作り続けている老舗が今も健在で人気があります。

この時、メラニンの活性を抑えるために、肌を冷たく保つ化粧水の役割も忘れてはなりません。どうもこの場面で油のでる幕は無いようです。

ある時、『パウダーにすると決まるものも決まるよ』などと冗談言って、昨日書いたモンシロチョウの話をしたら、『その説明のほうが解かりやすいわ』と笑顔でうなずいていた方。今頃きっといい奥さんになっているでしょうね。


人気blogランキングに登録しました
ここをクリックお願いします




syobu828 at 22:49|PermalinkComments(2)TrackBack(0) クレイセラピー粘土洗顔 

2005年04月03日

モンシロチョウのガールハント

暖かな日差しと春風に誘われて野に出てみると、黄色に染まった菜の花畑ではモンシロチョウがヒラヒラと舞うように飛んでいます。誰でも子供の頃モンシロチョウを野原で追いかけたことがあるでしょう。

花から花へ彼らは優雅に飛び回っているように見えますが、実はそんな暇は無いのです。成虫として2週間の短い生涯の間に配偶者を見つけ、子孫を残さなければならないからです。

モンシロチョウの雄と雌は模様の区別もありませんから、私達の目には同じに見えます。果たして雄はどうやって気に入った相手を見つけるのでしょうか。視覚でしょうか、それとも聴覚やフェロモンによる臭覚でしょうか。

京都大学理学部(動物行動学)の才女、竹内久美子さんの本は大胆な仮説、ドラマティックな筋立て、引き込まれていく文章の上手さで一気に読んでしまうほど面白いんです。竹内さんの「浮気人類進化論」という本の中にモンシロチョウの求愛行動について書いた一節がありますが、彼らは私達には出来ない優れた才能をもっているのです。

モンシロチョウなんとモンシロチョウは紫外線を見ることが出来るのです。そして雌の羽は鱗粉という白い粉化粧によって紫外線を反射する仕組みになっているのです。
これを証明するために、酸化マグネシウムや酸化亜鉛などの紫外線反射剤を塗った白い紙を蝶型に切り、キャベツの葉に貼り付けて置いてみたそうです。
さっそく何匹かの雄が寄って来て、ただの紙切れに交尾しょうとしたのです。

私達には赤から紫までの可視光線しか見えませんが、彼らに見える紫より波長の短い色とはどんな色なのでしょうか。

モンシロチョウの雄は朝早くキャベツ畑に出かけ、紫外線に映える彼女を待ちます。曇りや雨の日は計画は延期です。彼らにとって「ガールハントは晴天の」という指南術の原則があるのです。


人気blogランキングに登録しました
ここをクリックお願いします





syobu828 at 19:36|PermalinkComments(1)TrackBack(0) クレイセラピー粘土洗顔