2007年07月

2007年07月28日

考えてみよう入浴法

あっという間に夏本番、連日30度を越す猛暑が続いてる。
汗かいて帰宅したら、まず一風呂浴びて、冷えた麦酒や素麺といきたいところ。

湿度の高い日本の夏は過ごしにくいというのも一因だろうけど、
とにかく日本人は清潔好き、そして風呂好きだ。
すべては水に流すという生活心情や、水が豊富できれいということもあるだろう。
しかしいくら清潔好きだからといって、毎度風呂に入るたびに石鹸や洗剤で体を洗う必要があるんだろうか?
汗やホコリ、泥よごれならば、ガーゼやタオルで軽くこすればお湯だけで充分に落とせるはずなのだ。


石鹸や洗剤は界面活性剤とよばれる化学合成物で、水にも、油にも溶ける物質。
使いすぎると、皮脂膜を剥ぎ取るだけでなく、皮膚の細胞にも取り付き、タンパク質を変性させてしまうのだ。

風呂掃除石鹸で手や顔を洗って、タオルで水気を拭くと、肌がキシキシする。
このキシキシ感は、石鹸の脂肪酸が水中のカルシウムやマグネシウムと結合してできた金属石鹸(湯アカ)というものが肌に付いてしまうからなのです。
バスタブの淵に付く汚れの犯人は石鹸だったのです。
バスタブに付くくらいだから、顔や髪にも付いて毛穴の目詰まりや肌荒れの原因になります。
洗濯物を石鹸で洗うと、衣類が黄ばんだり、ごわごわになるのも金属石鹸の仕業。


なまずー2石鹸の代用として、発明された合成洗剤の場合は、脱脂作用の他に、タンパク質と結合するという性質があることです。
これは合成洗剤の魚毒性という問題を提起し、河川に洗剤を流すと、魚のエラに洗剤が吸着し、魚を窒息死させてしまうのです。
都市部の河川で魚が戻ってきたのは、下水が完備して、洗剤が河に直接流れなくなったからです。
ゴキブリに洗剤をかけると、気門に洗剤が吸着して窒息死する。
エイズウイルスはタンパク質からできてますから、エイズウイルスの検査法にはSDSという界面活性剤が使われます。
さらに、避妊薬として精子に吸着する界面活性剤もあります。

界面活性剤の殺菌作用のお陰で、台所洗剤による食中毒の減少という衛生面の功績はあったと思いますが、
私達人間も細菌と同じように細胞の集まったもの。
ある限度を超えて皮膚に触れたり、体内に入ったりすれば、毒性は相当あるのですよ。

クレオパトラ昔からクレイ洗顔といわれ、上質な粘土や小麦粉、米デンプンなどを混ぜて、
その吸着力を応用した洗顔法がありました。

古くは、古代エジプトの時代、クレオパトラはナイルの土と植物の種子を使ったと伝えられ、
現代でもヨーロッパの美容院ではクレイ洗顔は主要なメニューになってます。
さらに、モロッコやフィンランドでも粘土の美容法は伝統的に盛んです。
日本でも、ぬか袋で体を洗ったり、海草のフノリで洗髪してました。

これらの方法は物理的な働きで、決して化学的分解作用ではありません。
自然の恵みを活かした、肌にやさしい洗顔法を復活させたいと決意しまして、
白色粘土洗顔を17年前に作り今日に至ってます。


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syobu828 at 23:53|PermalinkComments(16) クレイセラピー粘土洗顔 

2007年07月21日

肌は出口

化粧品について、素朴で基本的な考察

「有効成分を肌に浸透させ、栄養を与えればキレイになれる」
というようなニュアンスの宣伝文句を信じて、
朝晩、何種類もの基礎化粧品を塗ってる人が多いと思うけど・・・

残念ながら、肌は化粧品等の物質を吸収しないのです。

排泄器官である肌は、汗と皮脂という天然の保湿成分と酸性の物質を排泄し、
自分の力で潤いを保ってます。
だから、胸やお尻の肌は何才になってもキレイなんですね。

化粧品また肌は汚れや細菌、化学物質など異物を体内に入れないようバリアの役目もしています。
お風呂にスープをはって、ゆっくり浸かっていたら、タンパク質や脂肪、ビタミン等の栄養は肌から吸収されるでしょうか?
もともとの機能が「侵入を許さない」ことなのですから、
化粧品であれ、スープ、何であれ、肌には入るわけがありません。

肌の老化は、紫外線や活性酸素に長期間さらされたことによる真皮組織の退化であり、
ホルモンクリームを外から塗っても、老化を逆転させたりすることはありません。その他海草エキス、アロエ、オリーブオイル、ローヤルゼリー、コラーゲン等々、食物として口から入れれば効能があっても、ヒフから浸透して老化した肌の栄養にはなりません。

化粧品の役割は、そんな夢のような奇跡を演じることではありません。
AMA(アメリカ医学協会)の「The Book of Skin and Hair Care」には医学界の見解が次のように明記されています。

ヒフは排泄器官であり、吸収器官ではありません。
化粧品はあくまでもヒフのうえに乗って、物理作用によってその役割をはたすもので、けっして内部に浸透するものであってはなりません

化粧品は感触とうるおいを感じさせるもの。
肌を清潔に保ち、うるおいを保つための物理的な「覆い」
肌着のように、むき出しの顔を保護するための「カバー」なのです。


肌のための栄養は、食物の消化吸収により、体内から血液によって運ばれて、肌の細胞に届けられるのです。
肌にとって真の栄養は、毎日のバランスのとれた、楽しい食事。

肌は体内の老廃物を、汗や皮脂の成分として排泄する「出口」の役目をする器官。
その出口から無理に何かを吸収させようとすれば、
入ってきた異物を排除しようと免疫作用が働きますから、
カブレやアレルギーなどのトラブルが起こります。

特に、界面活性剤は浸透力が強い。
肌のバリアを破壊して浸透する。
油と水になじみやすいという性質は
脂質とタンパク質で接着してる肌の隙間から侵入する。
ヒフから吸収されるのは、水銀、鉛、農薬等の重金属類、ステロイドホルモンのような医薬品、合成洗剤等、栄養とはかけはなれた物質です。

一般に油は水よりも粒子が小さいから吸収され易い。
油と水と界面活性剤を混ぜ合わせたもの(クリーム基材)は更に吸収されやすい。
吸収される場所は、毛穴や汗腺から。
敏感な肌や子供の肌に栄養クリームを塗ったり、
石鹸や洗剤を使いすぎると、まず毛穴が赤く炎症を起こします。

以上基本的な考察の上で、スキンケアとはこの2点で決まりと確信してます。
“に優しい洗顔で排泄を良くする。(石鹸や洗剤は不要)
皮脂と汗で潤いを保つ。(クリーム、乳液は不要)

基本的なことですし、誰でも素朴に納得いただけけることだと思いますが・・・・

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syobu828 at 20:28|PermalinkComments(7) クレイセラピー粘土洗顔 

2007年07月06日

ナノテクノロジー

今世紀になって、有望視され注目されてる科学技術に、ナノテクノロジーがある。
ナノテクノロジーとは、ナノメートル(nm:1メートルの10億分の1)
測れる大きさを持った物質を創製すること。
この超微粒子の物質を組み合わせて、
コンピューターや通信装置、微小機械などを作る技術である。

ナノテク人間の細胞や精子、卵子が10万分の1m、
バクテリアが100万分の1m、ウイルスが1000万分の1mという大きさだから、
10億分の1がどんなに極微小なものか測り知れない。
特殊な顕微鏡でしか見ることのできない世界だ。
米国のクリントン前大統領は演説の中で、
この技術で実現できる例として次のように述べている。
鉄よりも10倍強く、ずっと軽い素材。(ナノカーボン)
国会図書館の情報を角砂糖の大きさのメモリーに収容(シリコン)
ガンを細胞数個程度の段階で検出(バイオ)


新幹線N700系新幹線700系のボディにコーティングされたり、
高層ビルの外壁タイルに使われてる光触媒技術もナノテクの応用である。
元々白色塗料に使われていた酸化チタン
ナノの超微粒子にして車体に塗ると、
紫外線が当たったとき、チタンの酸化作用で汚れは分解されてしまう。
さらに、抗菌、脱臭の作用もある。


化粧品の分野でも、酸化チタンは紫外線散乱作用を利用して、
ファンデーション、粉白粉(パウダー)や日焼け止めに使われてきた。
最近、ナノテクで超微粒子にすることによって、
紫外線防御力の高い製品が開発されている。
粒子が小さいほど紫外線をより散乱させることが出来、
皮膚面への拡散性も良く、白色が透明になるという利点があるからだ

(尚、化粧品の場合はチタン粒子をコーティングして、光触媒作用を弱め、
紫外線遮断作用のみを利用するのです)

昨日、大阪でサンフランシスコ在住の北島 寿さんにお逢いした。
寿さんはアメリカの化粧品会社に研究者として勤務し、この度、独立起業。
MMCという化粧品会社を立ち上げられた。
予想通り、才女にして美人。

合成成分、着色料、界面活性剤を添加せず、
ミネラル(天然鉱石・鉱物)だけで作ったメイクアップ製品をこの8月から発売するのです。

アメリカの化粧品事情など興味深いお話をお伺いしてると、
あっという間に2時間が経ってしまった。

酸化チタン「ところで、鉱物の粒子はどのくらいにするのですか?」
とお伺いすると・・・・・
1〜10マイクロの微粒子にしてます。ナノは考えてません」ときっぱり。

「私も賛成です」と意見は一致した。

粒子が小さく、肌への展着性や付着性が良いと言うことは、洗顔の時落としにくい、そのために強い洗剤や石鹸が必要、これが肌トラブルの原因になる。

さらに、毛穴や汗腺に沈着しやすいという欠点があるのです。

ナノは小さすぎるのです
いくら紫外線防御力が高くても、超微粒子は人間の細胞膜を通過して吸収されるかもしれない。

肉眼では見えないため、空気中を浮遊し、吸い込めば、
アスベストやディーゼル粉塵のように、肺細胞を破壊する危険性があるかもしれない。


梅田の「ケイフリー」さんで、白色粘土のシェービングエステを体験し、
新幹線で東京へ、一週間後はサンフランシスコへお帰りになる予定。

またいつかお逢いしましょう。今度は福岡で・・・

超ではなく、微粒子のパウダーメイクがフィットして、笑顔がとてもきれいだった。

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syobu828 at 17:55|PermalinkComments(24) エコロジー生物学