2007年09月

2007年09月25日

食料自給率40%

モスバーガーが食材の産地を情報公開することを始めた。
それを見ると、ハンバーガーの材料は世界中から寄せ集められてることがわかる。
スーパーマーケットの食品売り場をみても、この頃は肉、魚だけでなく野菜類まで輸入品が多い。


食料自給率日本の食料自給率は40%だといわれてる。
先進国でこんなみじめな国はない。
アメリカ、フランスなどはもともと農業が強いから食料自給率は非常に高い。
フランス130% アメリカ120% ドイツ95% イギリス80%

現在の日本が自由に食料を得ることができるのは、自動車や電気製品などの工業製品を輸出し、その外貨で食料を外国から買っているからだ。


食料自給率がこんなに下がってしまったのは、
高度成長期に工業が飛躍的に発展し、農業から工業へと労働力が大移動してしまったからだ。
特に若い人達は都会へ出て、高収入なホワイトカラーとなり、農業に魅力を感じられなくなった。
農業政策の政治的失敗。
とにかく現在日本の農業は壊滅的であり、将来の展望が望めない。
その証拠に農業従事者の半分は65才以上で、30歳以下の若い人は3%しかいない。

稲作食料は身体を作るもの。
その土地で出来た物を食べるということがその土地の環境に適合することになる。
その土地の空気、水、土など自然環境がその土地に住む人に最適な食物を作り出すのだから。
さしずめ日本人には米という優秀な穀物がある。
単品でこれだけ栄養価のそろったものは他に見当たらない。


これからの日本農業はどうなるのだろうか?


佐藤喜作氏の著書佐藤喜作氏は秋田県の農協組合長として、農業の自給運動を続けてこられた。
氏の著書「農業を守る意味」を読むと、
農業危機に立ち向かう農家の人たちの苦闘の姿が書かれてある。

男達の工場への出稼ぎや農家の主婦達のパート仕事によって、
町の生活者のような収入を得、電化製品や車を買い、
いつにまにか農家が輸入食品や加工品を買う生活になってしまった。


佐藤氏はまず、農家の自給運動を始めた。
鶏10羽運動、豆植え運動、豚一頭運動、有機農業運動。

そして佐藤氏は東京へ出かけた。
東京には物があふれ、なんでもある。
東京にないものはなんだろうか?
そこであるデパートの食品課長さんに会う。
東京にないものは田舎だ。
「田舎を売ろう」とデパートで有機農産物を売り始めた。

今では消費者のほうから、安全な食品を求めて、
自給運動を応援してくれる時代になってきたのだ。



幸いにも私の仕事場の近所に農家の家族が直売店を出している。
野菜、果物、漬物、米など、いつも新鮮で安心なものが手に入る。
そして、作物の生育状況や農家の暮らしぶりを色々話してくれる。
いつのまにか野菜中心の食生活になってしまったが、
この土地でとれた食品とその季節感を楽しめる。

今日、家人は無花果(いちじく)を沢山買って、ジャムを作った。

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syobu828 at 01:14|PermalinkComments(7) エコロジー生物学 

2007年09月15日

ロハスの思考

ロハスという言葉があちこちで聞かれる。
Lifestyles Of Health And Sustainability の頭文字をとってLOHASである。
健康と持続可能性に配慮したライフスタイル。
環境問題に関心の高いアメリカ西海岸から始まったと言われてる。

ロハス グラフィックス「ロハスの思考」福岡伸一著を読むと、巻頭に次のようなことが書かれてある。

ファストフードのような加速化や
グローバリゼーションという均一化された生活環境を脱し、
それよりも、もっとスローなもの、素材の感触や手作りのぬくもりある生活、
エコロジーで循環性のあるライフスタイルを回復しようという思想である。

 



LOHASの最要点は、つまり持続可能性、循環性ということ。

私たち生命は炭素(C)からしかエネルギーを取り出すことができない。
私たちの食料も、車のガソリンも炭素である。
これらを燃やしてエネルギーをとりだし、酸化された炭素がCO2である。

ありがたいことに、この燃えカスのCO2を、植物は太陽の光を使って、
元の炭素と酸素に戻してくれている。これを還元という。

地球に存在する炭素の総量は一定であり、酸化と還元をくり返し
ぐるぐる回りながら流れている。
ある時は私達の体の一部であり、ある時は大気中にあり、またある時は
植物の実にあり、それを食べた鳥や魚や家畜の肉となり、また人間の体に入る。

炭素だけでなく窒素も水素も、その他地球のすべての物質は連鎖して、循環している。
すべての流れはめぐりめぐって私達の体の内部を何度も通り過ぎている。
この流れを汚さない、流れを阻止しないことがロハスの思考ではないだろうか。

ロハスな台所だから私達が何をどのように食べるべきかといえば、
できるだけこの大循環を乱さないものということになる。
生命体は部品を集めた機械ではないから、
部品を交換したり、補充したりすることによって効率化が図れるものではない。


 

作曲家、坂本龍一氏は言う。

 一番良いのは医食同源、食からすべて必要なものを摂ること。
 僕は特にサプリメントは摂っていません。
 サプリメントで身体を調整しようとするのは西洋医療的な生命機械論に
 基づいてるように思う。


翻って、17年前白色粘土の洗顔美容を考案した時、
肌になにか有効な物質を補充したり、吸収させようという考えは全く無かった。

肌は、食物という栄養が血液で運ばれ、肌の基底で作られるもの。
表面の肌は毎日はがれて、アカとなって排泄されてる。
汗も皮脂も肌から排泄されてる。

肌は排泄器官。出口から栄養物を吸収させるなんて、どだい無理な話。
粘土の洗顔は肌の排泄作用を助けるものとして開発した。

今、ロハスのことを考えると、あの時の思考は間違ってなかったと想う。

肌の真の栄養は毎日の楽しい食事。
食事の成分は体中を循環し、環境へ排泄される。
この流れを阻害しないことが、新陳代謝を活発にする。
ロハスな美肌つくりしましょう。

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syobu828 at 19:11|PermalinkComments(11) エコロジー生物学 

2007年09月08日

北極の氷が溶けたら・・・

昨日は台風9号が関東地方に上陸し、
首都圏は豪雨と暴風で混乱した。
多摩川の河川敷まで増水するほどの雨量にはびっくり、
自然の猛威はあなどれない。

日本のように河川が整備されてる国ではこの程度の被害で済むのだろうが、
先日のニュースで報道された北朝鮮の水害は国の食糧危機を引き起こす。

9月になって、朝晩は涼しくなってきたが、
今年の夏はとにかく暑かった。
群馬県では40℃を超える日があったほどで、まさしく炎暑。

氷山この猛暑のせいか、地球温暖化やCO2削減問題があちこちで話題になる。
「2050年までに北極の海水が40%以上解けてなくなる。生態系に影響」
という記事が今日の日経新聞に出ていた。
米国務省は気温上昇の主因は温暖化であるという報告をまとめてる。


平均気温が3℃上がると、北極の氷山が溶けて、
海水面が上がり、海岸都市の一部が水没する。

ということが過去に新聞報道や温暖化の講演会などで言われてきた。
首都東京は大丈夫なんだろうか・・・・・と私達は心配した。
「ウオーターワールド」というSF映画もあった。

アルキメデスところがこれはまったく誤謬で、
北極のように水に浮いてる氷が溶けても
水面の高さは変わらないという「アルキメデスの原理」があるのです。
水は氷になると体積が大きくなり軽くなるので浮く。
氷が溶けると、氷の体積は小さくなり、海水面に顔を出してる分がなくなるというわけです。

 

それでは、南極のように大陸の上に乗ってる氷の場合はどうだろうか?
これも、温暖化で南極の周りの気温が上がると、水蒸気が増えて、
この水蒸気が雪や氷になって南極の氷はかえって増えるかもしれないのだ。

CO2の増加→地球温暖化→氷山が溶ける→都市の水没

というのはあまりにも短絡的、というか非科学的な誤報ということになる。
事実、この地球の気温はここ50年間で僅か0・2℃しか上がってないのだ。
CO2の排泄量は増えているというのに・・・・・・・

地球温暖化の原因はCO2によるものだという説以外に
太陽の活動が盛んになったり、衰えたりすることと
地球の回転軸が少し傾いてることによるという説がある。
地球科学の専門家達はどちらかというと後者の説のようである。

気温の周期歴史家によれば、平安時代は今よりも温かった。
その後鎌倉時代、戦国時代は寒冷期。
江戸元禄時代は温暖。
明治、昭和の前半は寒冷。
そして、昭和後半から平成は温暖。
というように気温変動の周期説というのもある。


温暖な時期は作物が豊富で平和な時代。
温暖期は女性時代。
寒冷な時期は戦乱の時代。
寒冷期は統制された男性時代。

まだまだ温暖な時代が続くとすれば、
平和で自由な平成の時は続く。女性が活躍する時代・・・・です。

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syobu828 at 00:21|PermalinkComments(10) エコロジー生物学