2008年08月

2008年08月24日

名脇役(サイドマン)

この頃はJazzのライブを聴きに行くというと、
たいがいコンボといって4〜5人の少人数の演奏になる。

そのメインはvocal(歌手)か又は、
trumpet, saxophone などのメロディ楽器を1本というワンホーンカルテット(4重奏)である。
これらの花形を盛り上げるのが、ピアノ、ベース、ドラムの脇役(サイドマン)達である。

マイルス・ディビス Round Midnightマイルス・ディビスと言えば、「Jazz界の帝王」と呼ばれるほどのTrumpetの 名手であり、優れたバンドリーダーであるが、
彼のバンドでは、多くのピアニスト達がサイドマンを務め、技を競った。

マイルスの長い強烈なアドリブと流れるようなメロディが一息つくと、さらっとピアノのソロが登場する。
それは、あたかもリレーの選手がバトンを受け取るように、
マイルスの演奏の和音を引き継ぎながら、ちょっと洒落た気分で軽く流したり、場面を新たに展開したり、付いたり、離れたり自由に与えられた小節数をこなすのだ。
http://jp.youtube.com/watch?v=Is3YY43zXqQ&feature=related



CDで聴いてる場合なんかは、
「このピアノ上手いね。」
「たぶん、誰々じゃあないかな〜良く合ってるよね」
なんて言って、言い当てたときは、もう大喜びというわけ・・・・

 

というわけで、今回は私が学生時代から好きだったピアノの名脇役を紹介しようってわけです。
もちろん、彼らは自分のピアノトリオでも充分に通用するし、
名演奏を残してるのであるが、
御大から指名されるような腕前と、
人付き合いの良さという、人気者でもあったようです。
そこで、名脇役達のご自身のトリオ演奏を聴いてみてください。

レッド・ガーラント Groovy初めは、レッド・ガーラント
彼の履歴がちょっと変わってるのですよ。
若いときライト級で30勝1敗のボクシング選手。
軍隊でピアノを習って、一流のピアニストになるなんて、
すごい人生だよね。
これには驚く。リズムのタイム感がモールス信号のように出てくるのは、正確なパンチの練習の賜物からなのかしら。
http://jp.youtube.com/watch?v=SfAGvW0Yr0g


ウイントン・ケリー 「ケリー ブルー」続いては、ウイントン・ケリー
この人のピアノは凄くパンチがあって、黒人のピアノだ。
跳ねるようなスイング感たっぷり。
モダンジャズ黄金期の60年代のバップ時代には大もてのピアニストだった。ケリーブルーは名アルバムだ。
http://jp.youtube.com/watch?v=3bud9AZ7xBM



 

トミー・フラナガン「Sea changes」そして、これぞ名脇役というのは、トミー・フラナガンだと思う。
彼が、脇役として入ったレコードは大ヒット作が多いのです。
ミリオンセラー請負人みたいな人なのです。
トミフラ節」って言うのだろう、どれをとっても至極“自然”。で、柔らかく温かく、その癒し感が大物の心を捉えて離さなかった。
http://jp.youtube.com/watch?v=54hcmMBuhY0





ビル・エバンス 「Waltz for Debby」最後に、マイルスのバンドの優等生、ビル・エバンスの演奏です。
彼は、サイドマンを脱して、ピアノトリオの新しいスタイルを築いた、不出世の最高のピアニスト
聴き所は、ベースのスコット・ラファロ
この天才ベーシスト、ラファロもこの録音の2ヵ月後、自動車事故のため僅か23歳で他界してしまうのです。
なんと、ドラマティツクな世界なんだろう・・・・・
http://jp.youtube.com/watch?v=dH3GSrCmzC8

ビル・エバンスは半年以上ピアノを弾かなかったそうだ。



真夏の夜明け頃お盆過ぎから、夏の朝もだいぶ涼しくなってきた。
もう空では秋の準備が始まってるんだろうね。
朝焼けの空が赤く、紫にきれいに染まってる。



 

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syobu828 at 06:11|PermalinkComments(12) JAZZ オーディオ 

2008年08月17日

親密すぎるうちあけ話

昔より映画館に行くことが少なくなった。
ちょっと時間潰すのに、映画は好都合なんだけど。

シネテリエ天神私の好きな映画館が天神親不孝通りにある。
「シネテリエ天神」わずか70席ほどの小さな映画館。
通りから地下へ降りていく、きれいで、落ち着く空間である。

テアトル銀座や新宿の系列だから、封切館ではない。
話題になった名画や映画好きのマニアものが主である。

友人のカフェ・プリメイルさんから100m位なんで、
観たいのがあれば、腹ごしらえして、ふらり寄ってみる。


親密すぎるうちあけ話二年前の封切だった、「親密すぎるうちあけ話」
監督は「パトリス・ルコント」、題名を聞いただけで観たくなる。
洒落た大人のラブストーリー。ミステリーな仕立てでもある。
封切のとき見損なってしまい、今回はDVDで観た。

この頃、フランス映画はハリウッドやイギリス、日本映画に押されて、あまり人気がないようだ。
只し、「パトリス・ルコント」といえば、監督名で選んで傑作まちがいなしと私は確信するのである。

「親密すぎるうちあけ話」
妻と別れ、淋しい生活を送る税理士ウィリアムのもとにある日、
美しい女性アンナが訪ねてくる。
同じフロアの精神分析医を訪ねるつもりが、
ノックするドアを間違えてしまう。
そんなふとした過ちから出逢う二人。
ウィリアムはアンナの口から語られる赤裸々な私生活に惹きこまれ…。


髪結いの亭主「パトリス・ルコント」監督は、官能に彩られた男女の出逢いを美しく艶やかに描くのが実に上手い。
ストーリの仕立ても、男女の心理描写もとても細やかである。
観終わったあとは、ちょっといい小説読んだなぁ〜という満足感がある。
ルコントの作品はどれも傑作のようで、賞をもらってるようであるが、
デビュー作の「髪結いの亭主」は必見だ。




仕立て屋の恋それから、「仕立て屋の恋」は一番の傑作といわれてる作品。

パトリス・ルコント監督が得意とする、「匂い立つような官能」が、最も効果的に表れた作品、「イヴォンヌの香り
強盗と大学教授の男同士の関係・・「列車に乗った男」などなど・・・

この暑い夏、冷たいスコッチソーダなど飲みながら・・・
DVDを楽しまれてはいかがですか・・・

「親密すぎるうちあけ話」 彼の作品にはめずらしくラブシーンがでてこない。
だけどすごく官能的なんです。ここがさすがルコント。


畑の向こうの家もう田んぼの稲は青々と育っている。
散歩の道沿いにある「畑の向こうの家」を描いてみた。

 

 




元の絵 08.8孫に絵手紙をだしたら、絵の返事がきた。
この、構図、色使い、子供の感性にまいった。
この子には絵をやらしてみたい。
いつもデッサンは私より上手いんだ。

 


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syobu828 at 06:05|PermalinkComments(16)

2008年08月10日

朝日のごとくさわやかに

私の朝の散歩コースを紹介します。
夏は日が昇ると暑くなるので、早朝5時半スタートです。

私のお気に入りは、「西南社の湖畔公園
福岡市の西南部。地下鉄七隈線、七隈駅から徒歩10分である。
私の拙宅からは歩いて30分、だから地下鉄には乗らない。

西南社というのは、同志社という関西の名門もあることだし、
西南大学に関係してるんじゃないだろうか?
湖畔公園の傍に西南大学神学部跡がある。

熊添池 写真3つの大きな池と森と広い運動公園がある。
私は、森の中の道を歩くのが気持ち良い。
すると、視界は一遍に開け、熊添池の前に出る。
丁度今、昇りかけた朝日に、水面がきらきら輝いている。

 

 

MJQ 朝日のごとくさわやかに。そう、まさしくMJQの名曲、「朝日のごとくさわやかに
「Softly, As in a Morning Sunrise」の気分なんです。
http://jp.youtube.com/watch?v=sdD9t0rM6pk
私のブログ友、Jazz友であるsachikoさんお気に入りの曲ですよ。

Django  http://jp.youtube.com/watch?v=T5OT_QpOlAE&feature=related
ミルト・ジャクソンのヴァイヴは朝日の中を羽ばたくように響きわたる。
片や、堅物ジョン・ルイスのピアノは朴訥な人柄が丸出し。
この、柔と剛、対照的な二人の個性は、MJQの気品を作り出してるように思う。
ほんとうに二人は仲良しだったらしいね。



熊添池池の向こうに見える、洒落た4軒の家が気になる。
急いで、A5のスケッチブックにそこを焦点に描いてみる。





 

ハンチングの釣り人池を右手に回って、湖畔に建つ家を反対から見ることにする。
その途中、ハンチング帽をかぶった釣り人に会う。
軽く会釈する。その佇まいは魚と話をしてるように見える。



 

熊添池 湖畔の家反対側に出て、湖畔の家をスケッチする。
線画だけにして、いつも色鉛筆は後で家に帰ってつけることにしてる。
色はだいたい覚えておく。

 

 

 

湖畔の家 庭のベンチ池の周りは一周1.5km、30分の散策だ。

一番右側の家の前に立つ。
庭のベンチと白いテーブルの先は池だ。
夕方、ここで冷えた麦酒なんて・・・旨いだろうな。
公園の前の家って、塀は要らないし、
庭は借景付きだから、いいよねぇ〜



 

おしゃれな自転車帰り道、水色のオシャレな自転車が止めてあった。
これは、たぶんヨーロッパ製だろうね。
Ducks しるしてある。
自転車は長いこと乗ってないなぁ〜

さて、腹が減った。 朝食がウマイ、ウマイ。

 

ジュリー・マリガン Night Lightsこの暑い夏、寝つきが悪いという不眠気味の方にお奨めはこれです。
Night  Lightsというクールで心静まる曲。
http://jp.youtube.com/watch?v=fCwsogo-nNM


ピアノもバリトンサックスもジュリーマリガンの演奏。
彼ほど、ボタンダウンシャツと3つボタンのアイビーが似合う男もいなかった。(Brooks Brothers)
その彼が、重低音バリトンのでかいのをかかえてる。

彼が深〜い深〜い眠りに誘ってくれます。
さっそく今夜でもお試しになりませんか・・・Good Night



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syobu828 at 06:30|PermalinkComments(77) JAZZ オーディオ 

2008年08月03日

天才の夭折(ようせつ)

還暦過ぎから、Jazzを聴き始めたと前回書いたのだが、
あれから6年、集めたCDとLPはかれこれ500枚位になってるようである。

エラandルイその中で、「これがBestの一枚と言ったら、どれ?」
と尋ねられると、はて、どれにしようかと悩むが。
その時は「エラ アンド ルイ」と決めている。

Jazzボーカルの女王(エラ・フィッジェラルド)と
サッチモの愛称で呼ばれるルイ・アームストロングのデュエットである。
http://jp.youtube.com/watch?v=J_Zzhjtp3P4&feature=related

Jazzってこんなに楽しいもの、
聴いてると体が自然に揺れてくる。
彼らのスイング感は素晴らしい。
ルイのトランペットにピアノはなんとオスカー・ピーターソンなのだ。
これをスタートに、迷ったときはここへ戻るというくらい、
これぞJazzの原点なのだと思ってる。

ルイはトランペッターであるが、ボーカルも上手い。
歴代ラッパ吹きのNO1といえば、ルイということ。
それほど、彼の音には迫力がある。

1950年代、Jazzはモダン・ジャズという方向に発展する。
各人が好きなようにアドリブを吹くという即興演奏である。

クリフォード・ブラウン 死の二時間前の録音この時、天才トランペッターのクリフォード・ブラウンが現れる。
そのテクニックとスピード、正確さは
彼ほどのテクニシャンはその後現れていないと言われてる。
ところが、25歳で自動車事故により夭折してしまう。
彼の死の2時間前の演奏を聴いてみてください。
http://jp.youtube.com/watch?v=mkFjsy0MMB4



クリフォードの突然の死によって、その後を継いだのが、
僅か19歳のリー・モーガンだった。
彼のトランペットはスピードと切れの良さ、
自由に空を翔るというカッコ良い吹きっぷりで一躍人気者になる。

リー・モーガン 「リメンバークリフォード」Sax奏者ののベニー・ゴルソンがクリフォードの死を悼んで、
「リメンバークリフォード」を作曲し、
これは跡継ぎのリー・モーガンの十八番になった。
http://jp.youtube.com/watch?v=VDbrxLz20JY

ところが、このリー・モーガンも33歳で、
ステージで演奏後、愛人に射殺されるのだ。
モダンジャズの黄金期に、
相次いで二人の天才がドラマティツクな早死をしてしまう。

マイルス・ディビス Round Midnightそして、3人目の天才トランペッター、
マイルス・ディビスがJazzの帝王と呼ばれるほど、
Jazz界を変革し、発展させるのである。
http://jp.youtube.com/watch?v=3bddHE6AX4w

もし、クリフォードとリーが生きていたならば、
どんな展開になってたのだろうか・・・知る由はないが。



先日、20代の若者に会って、
「リー・モーガンって、カッコいいすねぇ〜」て聞いた時、
彼は時代を超えて、カッコいい男なんだと思った。
彼ら3人のラッパ吹きの音は不滅である。


公園の水場その後、朝の散歩は続いてますが、
朝も6時を過ぎると、気温が上がって汗ばむ。
今年の夏はまさに炎暑のようである。
近所の公園の水の流れに涼しさを感じる。

 

 

 

副院長からの絵手紙先週、笑顔整体の副院長から、絵手紙をいただいた。
院長と3人でランチ会をしてたのですが、
丁度1周年の記念にこの絵が送られてきた。


彼女のイラストの才能は有望です。


でも、カオリンおじさんは実物よりカッコよく描けてますね。
そこが、また彼女の皆から好かれるところなんでしょう・・・




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syobu828 at 06:15|PermalinkComments(17) JAZZ オーディオ