2008年12月

2008年12月23日

野鳥観察入門

先月、江津湖で見た「カワセミ」の美しい姿が目に焼きついて
野鳥観察を始めたくてうずうずしていた。
こんな時、ちょっと前なら紀伊国屋さんへ飛んで行き、
「野鳥観察入門」などという本を捜し求めるのだが、
昨今はNetという便利な道具がある。さっそく「バードウオッチイング」で検索してみる。

(_市近辺の野鳥観察スポットは何処だろうか?

 「日本野鳥の会 」 福岡支部のHPによれば、
 第1日曜:今津、第2土曜:大濠公園、第2日曜:和白海岸
 第3日曜:天拝山、第4土曜:久末ダムで探鳥会が開かれてる。

入門者として道具は何を揃えたらよいのか?

 これについては、メーカーのHPもさることながら、
 先輩達が自らの体験に基づいて詳しく書いてるので参考になる。
 以前パンフレットの写真など撮ってたから、三脚、カメラなど使えるものは利用して、
フィールドスコープとデジカメフィールドスコープ(望遠鏡)なるものをヤフオクで見つけることにした。
ヤフオクはこんな時とても助かる。(スピーカーなどオーディオ用品は得意です)
望遠レンズは動くメカじゃないからまず傷まない、入門用に中古良品を捜す。

 ビクセン社の65ミリ(初級、中級者向け)のものを半額以下で落札できた。
 あとは、スコープとカメラを接続する部品をHPの通販で求めて基本装備は完了。

 それから、アマゾンで「日本の鳥ポケット図鑑」を買い、おおまかに予習する。
 なんと、この小さな図鑑でも300種の写真が出てる。
 これらは一眼レフに1000ミリの高価な望遠レンズをつけて、フィルムで撮ったものだろう。
 今は、スコープとコンパクトデジカメで2000ミリ以上になるから、 
 軽くて安価、フィルム代もかからない。
 写真の世界はこの10年でスゴイ様変わりしたよね。



と前置きが長くなりましたが、先週の12月19日(金)20日(土)の午後、
天気が良く12月にしては温かい日を選んで、(風邪引かないように)
和白干潟へ入門(デビュー)したのであります・・・・・・

和白干潟遠景 08・12・20和白干潟は博多湾東部の奥にある自然のままの稀少な干潟。
中国、朝鮮、樺太と、渡り鳥のコースが交差する野鳥避寒地として有名。
砂地の干潟、葦(アシ)の茂み、松原と三拍子揃ってる。
博多湾の埋め立てで、和白干潟を守る市民運動が起こり、工事計画は沖合いに人工島を造るように変更され、干潟はかろうじて残された。

和白干潟は広い。大潮の干潮では500メートル位干上がる。
この日は小潮だったので、鳥を求めてそんなに沖まで歩かなかったけど。
それでも去年農業体験で使ったゴム長靴が役立った。


都鳥 和白08・12・20いるわ いるわ、干潟にはカニや貝、小魚、海草などを求めてカモ達が何百羽、何種類もいる。
かなりめずらしい「ツクシカモ」などもいる。
しかしカモは後日にして、
今日は和白の主役と脇役、都鳥とダイシャクシギを捜す。
いたいた、第一日にしてもう見つけられたとは幸運だ。
20メートル位近づいても、彼らは逃げない。
カモたちは、早くも私の忍び足に気付いて飛び立ってしまったのに・・・・・
そんな慣れっこいところが都鳥の人気の秘密かもしれない。


ダイシャクサギ和白08・12・19平安の古代、和歌にも詠まれたように・・・・

名にしおわば いざ事問はむ 都鳥
わが想う人は 在りや亡しやと

(在原業平 伊勢物語より)

都鳥と名乗る鳥に訊くが、私の想いを寄せる都の人は健在なんだろうか。


気品ある黒白の衣装に、長いくちばしと足はあでやかな緋色。
目は可愛いいルビーの赤目だ。
都鳥は英語では、「オイスターキャッチャー」と呼ばれるように貝が好物。
くちばしを牡蠣に差し入れ、筋を切り、こじ開けてその肉を食べる。

ダイシャクシギも長くカーブしたくちばしを泥の中に差し込んでカニを捕る。
捕らえたカニは振り回して足を取り払い、胴体だけを丸飲みするという。


和白干潟の主役と脇役干潟で水彩画を描いてる女性二人と絵や写真の話をした。
初日の感触が良かったので、「いい写真が撮れたら送ります」なんて調子のいいこと言ってしまった。

また、二日目はバードウオッチング歴5年というご夫婦に会った。
なんでも、対馬に転勤中、野鳥に夢中になり、
この日は熊本から出かけてきたと言ってた。
「ツクシガモ」を求めて二人で機材をかついで沖のほうへ歩いて行った。
そのたたずまいも装備も本物のバードウオッチャーズだった。

バードのイラストを描き、それを絵葉書にして、家族に使ってもらってる。

 

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syobu828 at 08:10|PermalinkComments(11) エコロジー生物学 

2008年12月15日

名人と達人

熊本へ出かけた時、いつも寄るJazzBar 「GUNPIT」のマスターから、
「ギターならこれ聴いてみて、最高だよ」と薦められたのがJoe Pass(ジョーパス)。

マスターは今もアルトサックスを吹いてるプレーヤーだ。
「メロディラインのきれいなのが一番」というのを信条にしてるから、
彼が良いというCDは、どれも大当たり。
私にとって彼は、Jazz巡りの師匠なのである。

ジョーパス Unforgetableさて、このJoe Passのアルバム、JAZZでは珍しく、アコースティツク ギターを使い、ナイロン弦で弾いてる。
だから一音一音が柔らかく優しい。ナイロン弦特有である。
曲目も「マイロマンス」から「枯葉」、「スターダスト」といわゆるスタンダードで親しみやすい。
夜長にじっくり聴くとほんとにリラックスできて癒される。
今年、私が最も聴くことが多かったCDである。
ジャズギターの名人 」と言われ、多くの一流プレイヤーと共演してきた実力と評価は本物だ。
その活躍の広さとCDの多いこともすごい。
さらに、後輩のために教則本まで出版しているほどである。


ジョーパス エラ・フィッジェラルドそのJoe PassがJazzボーカルの大御所、エラ・フィッジェラルドとハンブルグで共演したデュエット盤も素晴らしい。
さすがに、名人と歌姫の競演だ。

エラは上手すぎて、馴染みにくいという先入観があったけど、Passの巧みなギターは彼女の柔らかさを出して、温かみさえ感じる。





そして、まさに名人と達人の競演といえるアルバムを発見。
名手ジョー・パスとベースの達人ニールス・H・O・ペデルセンが組んだデュオのCDです。

ジョーパス  N・H・O・ペデルセンペデルセンのテクニックがものすごい。
あの大きなウッドベースをギター並みの速さでドドドド・・ドドと弾く。
弦をはじく指は4本使いというのもギターと同じだ。
どこの世界にも孤高の達人という人がいるもんだなあ〜。
http://jp.youtube.com/watch?v=Fa0QVMCv-x8

こんな人が北欧デンマークに居るというのもJazzがインターナショナルになってる証拠。
わがJapanでも、先月の鈴木勲のようなベテランと若手プレイヤーのコラボがあり、JazzLiveの会場は熱いファンで盛況だ。

ということで、私の今年一番のお気に入りは「Joe・Pass N・H・O・Pedersen」ということになった。


昨日、学生時代の友人、佐藤君がエラ・フィッジェラルドのLPをコピーして送ってきてくれた。

一曲一曲聴きながらコピーしてくれた彼の労力に感激してると、

「まるで小学生が昆虫標本を交換し合ってるのと一緒ね」と家人は笑ってる。

何歳になっても、コレクタ−の気持ちはたいして違わないものさ。

佐藤君が気に入ってる言葉だと言って、メールに書いてきた。

      シ−ラ−(ドイツの詩人)いわく

      未来は ためらいつつ 近づき

      現在は 矢のように 通り過ぎ

      過去は 静かに 立っている。

この年の瀬に意味深い言葉だと思い、しみじみこの一年を振り返る。
 

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syobu828 at 22:12|PermalinkComments(8) エコロジー生物学 

2008年12月08日

水の都 熊本市

先週末、沖縄の玉那覇さんを福岡空港で迎え、
そのまま高速バスに飛び乗って熊本市へ向かった。
熊本行きは、Oさんが4月にマンションを改装した時に伺って以来である。

Oさんも私も、玉那覇さんの漢方薬のお世話になってる。
本人の状態を実際に観てから処方を決めるので、
わざわざ沖縄から出かけて来ていただいたのだ。

健康を回復する方法とは、究極その人の自然治癒力の問題である。
免疫力を上げ、体力を増すためには、まず食事、運動、睡眠など
生活習慣を改善しなければならない。
自然治癒力の回復を目指す東洋医学の療法がこれから益々見直されるだろう。

特に、今回は鼻呼吸と歩くこと意義を説明してくれた。
その目的は酸素の有効な利用と体温の上昇である。

上江津湖 2ということで、さっそく「水の都 熊本」の散策、江津湖畔公園を歩くことになった。
路面電車の水前寺電停を電車道から一歩入るともう湧き水が流れ出ている。
その水路をたどると、江津湖に続く。
まず驚いたのは、水がきれいなことだ。
湧水は透き通ってる。一年中、水温が一定。
夏は子供達がこの湖で泳ぐ。
湖の長さ2.5km、周囲6km。とにかく広〜い。


上江津湖 1阿蘇の湧水による湿原地だから、いろんな植物や水性動物が生息している。
子供達にとっては、野外観察にうってつけのフィールドだ。
カエデやモミジ、銀杏、ポプラなどが紅葉し、
散歩道は赤や黄の葉で敷き詰められて。
江津湖の一番美しい季節なのかもしれないね・・・・・


ここは野鳥観察の好適地でもある。
歩いてると何人かのバードウオッチャー達に出会った。
彼らは、フィールドスコープという望遠鏡を設置して、
お目当ての鳥が湖畔に来るのを静かに待つ。

江津湖 かわせみ白サギが飾り物のようにじっと動かず湖面に立ってる。
派手ないでたちのカモ達が連なって泳ぐ。

途中に小さな湧き水の池があった。
池の真ん中の止まり木にいる「かわせみ」がバードウオッチャーのスコープの視野に入った。
ピントが合って、シャッターの音がする。
撮れた写真を見せてもらう。
背中が瑠璃色、腹がオレンジの美しい小鳥だ。大きさはスズメ位。
空中で止まることができ、長い口ばしで素早く小魚を捕らえる。


下江津湖もうちょっと先まで、もうすこしと言いながら、とうとう下江津湖まで歩いてしまった。
さてこの道を引き返すのは大変だ。
動植物園の入り口が近いからとタクシーを捜すが見つからない。
しかし運よく市内バスがやって来た。
やれやれ良い運動になった。気分爽快。




先月の和白干潟の「都鳥」と言い、今回の「かわせみ」と言い、
鳥達は優雅で美しい・・・・・自然を楽しんでいるかのようだ。


来年はバードウオッチングを始めてみようかしら。
彼らとレンズ越しに話してみたいものだなぁ〜

 

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syobu828 at 06:15|PermalinkComments(10) 旅行 

2008年12月01日

ベーシスト 鈴木 勲

11月28日(金)、夕方から傘がいるほど雨が強く降り出した。
半年振りというか、久しぶりにジャズコンサートを聴きに出かけた。
場所は「GATES 7」 元玉屋デパート跡に建ったアミューズメントビルの7階だ。
不景気なんだろうか?3〜5階はテナントが入らず、ガラ空きなんだ。

鈴木 勲この夜は、日本を代表するベーシスト、JAZZ界の重鎮といわれる鈴木 勲のライブである。

鈴木勲は1970年にアート・ブレイキーに見出されて渡米し、彼のグループ“ジャズメッセンジャーズ”のメンバーとしてニューヨークを中心に活躍する傍ら、ニューヨークの多くのジャズメンと演奏を重ね、一流のプレイヤー達に可愛がられ、JAZZを学んだ。

そんな彼の経歴から、現在はフリーで活動しながら有能な若者にJAZZの真髄を伝えようと育成に力を注いでいる。

Isao Suzuki  SOLITUDEこの夜は、9月に出した「SOLITUDE」という新しいアルバムを掲げての全国ツアーの一環なのだ。
メンバーは鈴木勲のベース、板垣光弘のピアノとキーボード、中村恵介のトランペットにアルトサックスの纐(こう)纈(けつ)雅代、ドラムの川口弥夏の女性二人。

特に、アルトサックスの纐纈雅代の力強いトーンは将来有望といわれてる。
トランペットの中村恵介も早大ハイソサエティで鳴らした名手だ。

それにしても、鈴木勲は75歳、とても信じられないくらい若くパワーフル、そして柔軟である。
75歳が20代の若者と競演してる。
楽器を通じて心を通わせ、即興で音を創り上げるのだ。

SOLITUDEのメンバーが、息の合った迫力満点の演奏を披露。
夜10時過ぎまで、会場を埋めた博多のジャズファンを魅了した。
常に新たな挑戦を続ける鈴木勲のステージは、日本中のジャズ・ファンが注目なのです。

一緒に聴きに行ったボストンナイン(洋服メーカー)の川本氏は
学生時代トランペットを吹いてたJAZZ人。
その彼も還暦を迎える齢になっている。
「70才過ぎて、若い連中とこうしてコミュニケーションがとれて、
お互いに影響し合い、なにか創りだすってのは最高だな〜。
俺もそうなりたいな〜」
といみじくも言っていた。



西南社 秋 3先週、この夏入院中に散歩した西南社の池へ行ってみた。
緑の木々はすっかり色づいて赤く黄色く冬支度になってる。

古い葉は色づいて枯葉になって舞い落ち、
また来春、新しい若葉がでてくる。



西南社 秋 2これぞ新陳代謝、生き物の原則。
私達の体も目には見えないけど、
確実に古いものが死んで新しい細胞が生まれてる。
古いものにとらわれず、新しく生きよう・・・・



あの齢であんなに柔らかく若い声。
鈴木 勲は常に生まれ変わってるんだろうね。



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syobu828 at 18:31|PermalinkComments(7) JAZZ オーディオ