2010年01月

2010年01月24日

辺境人

年の初めから入院生活を2週間。
普段めったに読まないのですが、週刊誌を何冊か買って目を通した。

鳩山首相と小沢幹事長の金脈問題がどの誌上でも取り上げられてるのですが、
これは今後検察の捜査が進み次第明らかになるだろうと思う。

自民党が民主党に変わっても、政治や選挙には金がかかるということ。
アメリカの大統領選挙などは、何億ドルという莫大な個人献金が集められる。
日本のように選挙権の無い企業法人)が献金するのは腐敗の温床になる。
一人いくらという上限をもうけて、個人献金のみというふうに変えるべきだろう。

10 1 17 日本辺境論年頭の雑誌には、2010年の日本の行く末を案じたものが多い。
戦後日本は平和憲法のもとでもっぱら経済成長を追い求め、目標にしていた欧米先進国に追いつき、
物的豊かさが達成された今日、
これからの向くべき方向が見失われてる。

新たな価値感が必要とされてる。

そんな中で、「サンデー毎日 1月17日号」と「新潮45 1月号」に、
内田 樹著「日本辺境論」という新書が紹介されていたのを見て
これは面白そうとアマゾンで取り寄せ、病院のベットで一挙に読んでしまった。

日本は有史以来、自らを辺境の国と自覚し、文明や価値はいつも遠くで作られ移入されてくるもの。
基準は海の彼方にあり、それを受け入れ、それに合わせることが一番の利益になることを身にしみて分かって来た。

09 12  25 赤坂ケヤキ通り創造者であることよりも、それを改良してうまく使いこなす器用人という特性。
江戸時代までは中華(中国)が総てのお手本だった。
明治以後、イギリス、フランス、ドイツに習い、戦後はアメリカ一辺倒で来た。
和洋折衷主義、横並び主義、本音と建前なども、辺境人日本人が身につけてきた特性である。
日米安保と憲法9条なんて矛盾してるけど、本音と建前を上手に使いこなして戦後65年間、戦争も無く国内は平和にやってきた。

辺境国の日本は制度、文物などの文化資源に乏しく、先進国から取り入れる必要があった。
だから、学ぶ力の高さにおいては日本は世界最高だと思う。
この学ぶ力が「教育大国」、「経済大国」になる原動力になったわけだ。

しかし、バブル崩壊後の20年間、日本経済は低迷し、急速な高齢化社会になってきた。
昨年、歴史的な政権交代が実現したけれど、政治の混迷は続き、景気もどん底状態。

10 1  3  大濠公園 中華料理店内田 樹氏は「とことん辺境でいこう」と提案する。

常に欠落感を感じ続け、世界標準へ追いつけ、

追い越せと鞭打ってきた日本人。

不幸の原因は無理な努力のしすぎ。

ここらで、辺境という地政学的な位置に目覚め、

欲張らない日本人のペースで、きょろきょろせず、わが道を堂々と進んだらどうですか。

こんなに資源の無い、小さな国土の日本が

世界第2位の経済大国を40年以上守ってきたなんて、無理に無理を重ねてきたことなんだから。

本当の幸せとはなんだろうかしら。・・・・

身分相応な幸せを見つけるために、時代のパラダイム転換だろうね。


 

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syobu828 at 23:32|PermalinkComments(8) エコロジー生物学 

2010年01月15日

羽毛

小生の今年の年賀状はダイサギの絵にした。
昨年の冬、バードウオッチングに凝って、
その時描いた水彩色鉛筆画の中でこれが一番気に入ったものだったから。

09 3 29 オオサギ鳥といえば、人により好き嫌いがあるようで、
鳥類は爬虫類っぽいから嫌いという人がいる。
鱗でおおわれた足が気持ち悪い、くちばしも不気味だ。
目もなにか語りかけてくるようで、骨格は小型の恐竜のようだという。

鳥の特徴は、空を飛ぶこと、卵を産むことと思われるが、ダチョウやペンギン、鶏のように飛ばない鳥もいる。
すべての鳥は卵生であるが、昆虫、魚類、爬虫類なども卵を産む。

鳥類にしかない特徴とは羽毛なのである。
羽毛は爬虫類の鱗が変化したもので哺乳類の体毛とは別物である。
始祖鳥の化石が発見され、鳥類は爬虫類から進化したと推測されてるが、
冷血動物の爬虫類が恒温性の鳥類へ移行するためには保温材としての羽毛が必要だったわけだ。
氷の上で卵を温めるペンギンにとって羽毛の保温性は自らと生まれてくる生命のために必需品である。

江津湖 かわせみ 001それはそうと、この冬の街着を見てると、10人中8人がダウンコートを羽織ってる。たぶん布団はほとんどの人が羽根布団だろうと思う。
中国で生産するようになって、かって高価だったダウンが誰でも買える値段になったからだ。
中国の水鳥にとっては迷惑なことだと思うけどね。
かくなる小生も今年は、ヒートテックの下着にフリースのセーター、ダウンコートとたった3枚で寒中を散歩してる。
今流行のファーストファッションは超軽くて、超暖かい、そして超安価である。
重たいウールのコートやセーターはタンスにしまったままである。
羽毛の保温効果と鳥達の工夫に感心してるわけなのである。

森英恵さんは、ファーストファッションは着捨ての時代ですね。
あまりにも着ることが簡単になってしまった。
同じものを着て飽きたら捨てるといった感覚です。
人間には良質のものを大切に着たいという欲望があります。
長く着る特別なものが欲しいという時代が必ず来ると思いますと言ってる。


09 12  25 浄水通りさて、小生の肺ガンの手術経過であるが、8日の朝、左脇に4個の穴を開け、
内視鏡で1,5cmのガンを取り除き、手術中に急速冷凍して薄く切り、
喉からの転移ガンか肺の原発ガンかを顕微鏡で診断した。

その結果、肺の原発性腺ガンということが解り、
疑わしきは取るということで、左肺の下葉を全部摘出することになった。翌日はベットで食事をとり、2日目は歩いてトイレへ行った。まだ傷口からドレンのチユーブと袋をぶら下げてるが、なるべく動くように言われてる。

手術後の抗がん剤は使用しないことにした。
傷が治れば来週早々にも退院である。

もし、転移ガンということであれば、
部分切除にして科学療法ということになり治療が難しくなる。
原発性で良かったということなのです。

09 12  25  ミスタードーナツ 大濠店1期の肺ガンを手術した場合、80%が良性で完治し、
20%が悪性で再発し命を落とすというデータがある。
それはガンのDNAを解析しなければ、良性か悪性かわからない。
まだ、日本ではこの判定ができない。
費用は50万円位かかるらしいがアメリカではできる。

評論家の立花 隆氏は、ガン患者として次のように述べてる。
   ガンは治る。抗がん剤は効く。抗がん剤の副作用に耐えて耐えて、
   生き抜くことに価値がある。なんて間違った情報が流れすぎた。
   可能性の無いところに可能性を見出して、
     それを一生懸命追求するのが正しい生き方だと思っちゃう。
     僕の場合、抗がん剤は使うつもりはありません。
      いたずらに頑張って、生命・生活の質を下げることはないだろうと考えてる。

 

私も立花 隆氏の考えに同調します。

退院したら、玄米菜食療法と運動療法、漢方、鍼灸の東洋医学療法を続ける。

今回の手術が軽く楽だったのもこれらの療法で体力を向上させて

準備して手術に臨んだのが良かったんではないかと自信を深めてる。

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syobu828 at 07:36|PermalinkComments(22) エコロジー生物学 

2010年01月07日

師匠

正月もあっという間に過ぎて、もう今日は7日。

元旦は初詣に愛宕神社へ出かけた。
参拝客が多く石段の下まで長い行列を作ってる。
この分では寒中2時間は待つことになりそうだ。
遠くから拝んで、門前の岩井屋さんへ入ってお茶と羅漢の玄米餅を頂く。

10 1  3  大濠公園 会社へ寄って郵便受けから年賀状を取り、
自宅へ来た分と合わせて整理する。
昨年1年間会わなかった人達もいるが、元気なことを知って安心する。

会社関係、中小企業同友会、友人、親戚と分けているが、その中に先生とお呼びする方々がたくさんいる。
私より高齢なのは自然医学の森下先生、京都大学の磯辺先生と学校時代の先生方である。
絵画の奥秋先生、ベースの間村先生、ゆなさ塾の浜田先生、漢方医学の玉那覇先生、鍼灸の安東先生、そして福大病院の先生、皆私より若い専門家の方々だ。
昨年から懇意にさせてもらってる自然医食療法の先輩、篠崎勝美さんもこの道の先生であり、師匠である。
教えを受け、相談できる師匠と呼べる人がいるのは幸せなことである。
師匠達はそれぞれの道を究めてきた達人だから。

10 1  3  大濠公園  001そう思って一人一人の顔を思い浮かべながら、200枚の年賀状を見てると、
先生と呼ばないけど、皆さんそれぞれ私にはできない特技と個性を持ってる。

例えば、あの人のような素晴らしい笑顔はできないなぁとか、あんなキレイな声で話せないよとか、あの人の歌はプロ級だとか、あの体力や走力は、あの記憶力は、あの手先の器用さは、あの気配りはすごいね、あの経営手腕はさすが、ああもう数え上げたらきりがないね・・・・


つまり人生知り合う人、皆師匠ということなんだ。

皆さんから教えられること、影響されること沢山ある。

10  1  27  大濠公園 0011月5日、福大病院へ入院した。手術前の各種検査があった。
主治医の先生、担当の看護師さん、同室の患者さん達、また新しい知り合いができた。
これからどんな付き合いが始まるのか楽しみでもある。

2週間ばかり早朝散歩はできないだろうと思い、5日の朝、大濠公園へ行ってみた。
市内の真ん中にこんな綺麗に整備された公園があるのは福岡市の宝だ。

大池を見ながら一周2キロのジョギングを楽しむ老若男女が多い。

彼らの仲間入りができるのはたぶん春になるだろうね。

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syobu828 at 16:35|PermalinkComments(7) 友人達 

2010年01月01日

マクロビな正月

大晦日、福岡市街でも朝から雪がちらついた。
今年最後の早朝散歩は北西の追い風に押されて天神方面へ出かけた。
いつものベローチェでコーヒータイム、窓から雪を見ながら、
今年もなんとか元気で過ごせたことに感謝し、来年を想像する。

昨日の夕方、次女の子供達が二人で遊びに来た。
高校1年の男の子は176cm、中2の女の子は165cmと大きくなったものだ。
鏡の前に並んでみると、小生もオジイちゃんになったと自覚する。
夕食を一緒にして、これから何になりたいのか聞いてみた。

男の子は生物や動物学に興味ある。
女の子はウエディング・プランナーだという。
この間までスチュアーデスなんていってたのに、どうしたんだい。
「航空会社は景気悪いじゃない。だからやめたんだ」となかなかしっかりしてるわ。

09 12  28  蕪と玉葱11月に台所のリフォームした折に、窓や床、風呂場、トイレなど掃除屋さんにきれいにしてもらった。
床もワックス掛けしてくれたので年末の大掃除はやることがない。
庭の手入れも植木屋さんが来てくれた。

例年、正月料理を作ってきた家人も、今年は天神のマクロビ料理店『しお菜』のおせちを注文しゆったりしてる。

昨年4月より始めた玄米菜食がすっかり板について
正月も肉、魚、卵は無しである。お酒は赤ワインを少々いただこうと用意してる。

先日、大学病院耳鼻科の先生から、
中咽頭ガンとリンパ節ガンのほうは完璧に治癒したと考えても良いと太鼓判を押された。
手術後の食事療法、運動療法、漢方療法、鍼灸療法の効果であろうと自信をもって言える。

2010 1 1 桜沢如一玄米菜食療法の原典である桜沢如一著「無双原理」を読み返してみる。

そこには健康の条件として3つの因子が示されてる。

/瓦魄堕蠅吠櫃弔海函
心が安定してると無用なストレスの発生が抑えられ自律神経が安定する。
自律神経の安定が免疫力を強化する。

⊇淑に体を使うこと。
体を使うことは血液の循環を良くし、
細胞の新陳代謝を高め、老廃物の排泄をスムーズにする。

正しい食事をすること。
食物は赤血球、白血球、体細胞を作る素材である。
食物の内容次第で健康状態は左右される。玄米菜食は完全食である。

マクロビオテイックの創始者である桜沢如一は

単なる食事療法だけでなく、全宇宙の法則を唱え、

宇宙の秩序、自然界の法則としての根本原理に基づいた

人間が真に幸福に至る道の入り口としてマクロビオテイックを発明した。

毎日の生活で起こる全ての現象は陰陽相補の関係で説明でき、

常に上昇と下降のリズムがある。これは気候の寒暖があることと同じ。

つまり、「自然の子」として

全ての現象を受け入れて生きるということなんだね。

僕らは自然の力で生かされてるということだ。

素直に自然の法則に従おうと思う。

2010年、今年もどうぞ宜しくお願いいたします。


 

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syobu828 at 08:30|PermalinkComments(11) ガン闘病記