2010年08月
2010年08月25日
オープンキャンパス
8月20日(金)〜21日(土)
高校2年になる孫の元(はじめ)が
東海大学農学部への進学を考えてるから
オープンキャンパスに参加してみたいという。
そこで夏休み最後の小旅行ということで阿蘇へ一泊で出かけた。
冬の雪景色、春の若葉、夏の鮮やかな緑、そして秋の紅葉。
阿蘇はいつ来てもその 雄大 な姿に自然の偉大さを教えてくれる。
放牧された草原地帯を通って、草千里からカルデラを望む。
この日はあいにく噴火口は有毒ガス警報が発令して近づけない。
まえもって阿蘇の外輪山の大きさを孫に話してたが、
この景色を目の当たりにして彼も驚いたようだ。百聞は一見にしかずだ。
南阿蘇のコースをとって、白川水源へ寄る。冷たく澄んだ湧水が気持ちよい。
高森湧水トンネル公園のトンネルの中を歩く。
地元の学校や企業の作った七夕飾りが暗いトンネルの中に明かりを灯す。
鉄道のトンネルだったものが廃線となった今、公園として利用され楽しまれてる。
高森の阿蘇休暇村に泊まることにした。
公共の宿泊ホテルであるが阿蘇の山を目の前に望む露天風呂がある。
地元の野菜を豊富に使ったバイキング料理はメニュー豊富で美味しい。
夏休みで子供連れのファミリーが多く、賑やか。
評判の宿だから週末は繁盛だ。
なにしろ、クラー無しでぐっすり寝られるというのは別天地。
熊本市内とは常に4〜5度気温が低いという。
冬は雪が積もり、かなり冷え込み寒いということだけどね。
翌朝は早起きし、山の空気を深呼吸、ホテルの周りを散策する。
午前9時半、東海大学阿蘇校のオープンキャンパスに参加する。
阿蘇の入り口、阿蘇大橋を渡るとすぐに校門がある。
門から校舎まではスクールバスがあるくらい長い坂道が続く。
東京ドーム19個分の敷地というから一山全部が大学というくらい広大である。
農学部は校舎、バイオ研究棟に加えて、畑、田んぼ、畜舎、牧場、農畜産物加工場などが要るから広い敷地が必要なんだ。
オープンキャンパスには遠くは北海道や関東地方と全国から父兄と高校生が200人ほど集まった。
学部長の歓迎挨拶に続いて、各研究室を見学。
担当の教授が最新分析機械(1台数千万もするバイオ機器)の説明や生物学の教授が植物と昆虫のパートナーシップについて熱く語る。
壁には珍しい蝶や虫の展翅標本が美しく展示されてる。
若い学生達に自然の素晴らしい仕組みを教えようと一生懸命な気持ちが伝わる。
この日、手伝いに奉仕してる学部の学生達も明るく親切に対応して気持ちが良い。
自然や生物を相手にしてると柔らかな人間性がはぐくまれるのだろうね。
休憩時間に学部長と話す機会があった。
農作物のオーガニックや自然栽培についてお伺いした。
これからの農業の方向ということで研究していますよということでした。
「50年前を思い出して、なんだか私まで入学したいような気がしますよ」と言うと、
「高齢で農業に興味ある方々向けのシニアスクールなんてものを開講しようと考えてます」とおっしゃってた。
学部長はじめ教授、学校関係者がこの自然に恵まれた大学を誇りに思い、
熱くアピールしてる姿は、学問への清廉な情熱を感じずにいられなかった。
この環境で4年間を過ごす学生さん達は幸せ。
将来に向けて得ることは沢山あると思う。
日本の農業、畜産業が自立し発展していくために
農学部の活躍を期待します。
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2010年08月19日
未来の食卓
8月18日(水)夕食後にテレビをつけると、WOW0Wで「未来の食卓」という
フランスのドキュメンタリー映画をやっていた。
南フランスの小さな村の村長が音頭をとって、子供たちの未来を守るため“学校給食と高齢者の宅配給食を無農薬のオーガニックにする”という試みに挑戦するストーリーです。
学校の畑で子供達が無農薬野菜を栽培し、野菜の本当の美味しさを体験し、食べ物が健康な心身をつくるという授業までします。
初めは疑問視していた村の大人達の考えもしだいに変わっていきます。
子供達が自然の恵みを発見していく南フランスの田園風景の映像も美しかった。
フィナーレは他の村からも視察が来るというほどのセンセイションを起こす。
ヨーロッパでも日本でも、癌や糖尿病など生活習慣病の70%は食習慣を含む、環境に原因があると言われている。
その事実を警告する多くの出版物が出回ってるにもかかわらず、
農薬や化学肥料から自然農法へ転換を進める政治的な動きは全く無い。
健康に関心のある限られた人達が生産者から直接買ったり、
自然食品店などで無農薬野菜を手に入れるというのが現状だ。
無農薬野菜は値段が高いというが、フランスでも普通の農家には国の補助金がでている。
だから、オーガニックより安い値段でスーパーで売られてるけど、
もし補助金がなければ同じ値段になる。
しかも、農家は自分達は農薬使った野菜を食べない。
自家消費用は別に無農薬で作ってる。
防毒マスクつけて毒を撒いた野菜は食べられないってのは彼らが一番知ってる。
農薬と肥料のケミカル資本が儲かるばかりで農業者はほんとは被害者なんだ。
それになにも出来ないでいる政治家は子供達の未来を考えてない。
このフランスの村長さんはほんとに勇気ある人だと思う。
日本でもそのうちこんな地方自治体の村長さんが出てくると思うけど。
減反とか補助金とか・・・今の農業政策は全く意味ないもの。
子供手当てに税金バラ撒くより、無農薬の給食、レトルト食品の廃止、校内の菜園作りにお金を使えば、母親達の意識も変わるし町中が健全になると思うけどね。
子供達の心身を健康にするのは安全な食事と母親の愛情こもった料理だから。
化学肥料や農薬を使い出したのはまだたった50年だ。
それなのにもう土壌は破壊され、微生物は死滅してる。
私の子供の頃の野菜は虫食いがあったり、キャベツには青虫がついていたけどね。
野菜中心の食事だったから、肉なんてのはめったに食べることなかった。
山芋や豆腐、アジの干物やコロッケがご馳走だったから。
化学会社は無農薬にしたら食料生産が落ち込むなんてこと言ってるが、
世界中の植物性タンパク質の70%は家畜が食べてるんだから、
家畜に食べさせるよりも、肉食を今の半分にすれば食料は余ってしまうという計算になる。
老人ばかりでなく、子供のガンが増えてるというのも現代の子供達の免疫力が低下してる証拠じゃないだろうか。
健康と食事、農業、環境に不安をいだいてる皆さん、是非「未来の食卓」のHPを見て考えてください。
今日の午後、福岡大学経済学部の女学生さん達と
天神のマクロビレストランで昼食を食べながら美と健康問題について話した。
ブログ仲間で食事療法にくわしい「笑顔整体」の今村さんご夫婦も一緒だった。
彼女らは美容と整体の関連性について聴きたかったのですが、
話は食事のことに重点がいってしまい、というのも初めてのマクロビを美味しいといって食べてたし・・・・若い子は食べること大好きだ。
「女子大生10人が選んだ美と健康のスポット」というような題で
ビジネスプランを立ち上げたいという構想。
推薦企業を選別する方法と基準はどうすれば良いでしょうか?と聞かれたんで・・・
人間に関わることだから・・生物学(Biology)を基礎に考えてみると良いんじゃない。
世の中、なんでも採算がとれるとか、儲かるなんていう経済が優先するようだけど、
これからは、量より質。クオリティの時代。
人間を幸福にするかどうかは、経済学の前に生物学ありき。
と答えておいたけど。
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2010年08月09日
農業革命
8月7日(土)福岡市中央区のアイレフホールへ出かけた。
清川口腔外科の歯科衛生師、野崎久美子さんから
河名秀郎氏の講演会があると教えていただきネットで申し込んでおいた。
「自然の野菜は腐らない」という本の著者、河名秀郎氏は
無肥料、無農薬の農業(自然栽培農法)を全国を回って啓蒙してる。
また「ナチュラルハーモニー」という会社を起こし、
消費者側の愛好家会員作りと供給者側(自然栽培農家)の販路を確立している。
自然栽培の野菜は従来の流通規格には合わないからである。
生産農家にとって経済的な安定という保証があれば安心して新しい農法で生産できる。
私はこの1年半ほど玄米菜食を続け、なるべく有機栽培や無農薬野菜を選んで購入してきた。
2ヶ月前、河名氏の本を読んで、無肥料というのはまさに「目からウロコ」だった。
植物は自然状態では無肥料で育っているという事実。
肥料を与えなければ、土中の栄養をバランスよく吸収し成長する。
ハングリーなほうが強く健康に育ち、虫も病原菌も寄せ付けない。
虫や病原菌は本来自然に存在できない不健康な植物を自然に帰す働きをしている。
だから、彼らは害虫ではないし、菌もばい菌ではない。
農薬が必要という作物は、人間で言えば病気の作物ということになるんだ。
窒素、燐酸、カリという化学肥料を与えることによって
収穫量を格段に増加させてきた近代農業は農業革命と言われるが、
果たして正しいものだったのか?
収穫量を上げるというのは単なる人間の欲であり反自然的な農法だったのではないか。
もう一度原点に戻って、自然の仕組みというものを考えてみると、
自然栽培農法は第2の農業革命かもしれない。
人間の知恵で作られた化学肥料、農薬、有機栽培、ハウス栽培、水耕栽培などは本当に自然のエネルギーを貯えた作物なんだろうか。
現代病の原因は反自然的な食物の食べすぎだと思うね。
これによって、農業、畜産、環境問題、経済問題、健康問題、教育問題など
現代文明の閉塞状態を打破し、新たな価値感と希望を築くことができるだろう。
肥料を与えないと、野菜は深く根を張って、
ゆっくりと強く太く育ち、自然のエネルギーを貯え、
虫や病原菌も寄せ付けない。
だから肥料も農薬も不要なのである。
この日の講演で自然栽培野菜と従来の野菜の腐敗実験をスライド写真で見せてくれた。
ビンの中にダイコンやニンジンなどを入れておくと、
写真左の自然栽培のものは醗酵して漬物になり何日経っても食べられる。
しかし真ん中の有機栽培、右の化学肥料栽培のものは2,3日で腐敗し猛烈な悪臭を放つ。
特に有機栽培野菜で鶏糞、牛糞など動物性肥料を使ったものは腐敗が早い。
肥料としての窒素成分が不自然なほど多いからなのだ。
このビンを私の体だと想像してみたら・・・・・どうだろう。
腸内細菌によって醗酵し栄養として吸収される自然栽培野菜。
反面、肥料や農薬を使った野菜は腸内で腐敗しやすく、
その毒素が血中を巡り、肝臓の分解作用や腎臓の排泄作用に負担がかかる。
自然栽培野菜は腐らず水分が乾燥して枯れる。
生命とは最後は自然に枯れて土に帰るものだ。
人間も枯れて安楽死というのが理想。
その前に病気で死ぬというのは不自然なことなのだ。
休憩時間に河名氏とちょっと立ち話をした。
私がガン闘病中で、玄米菜食を続けてることを告げた。
「頑張ってください。ぜひ自然栽培の玄米をお試しください」と言ってくれた。
自然栽培の野菜はもう2ヶ月食べてるが、お腹が張らない。
腹の調子が良いということが解かってるから、玄米も楽しみです。
先々月に行った信州の山々田園地帯の景色を思い出す。
あの緑の自然を護り、人を健康に幸せにする方法があるはずなのだ。
それは自然に学ぶこと。人間の欲のために反自然なことをすれば自然からしっぺ返しされる。
来月は「ナチュラルハイジーン」の著者で
米国で代替医療を指導する松田麻美子さんの講演会があると野崎さんから教えていただいた。
野崎久美子さんは歯科衛生師として活躍する一方、
心理学や栄養学など幅広く勉強するお若いのにしっかりした女性です。
医療というのは人間を相手にする仕事だから広い知識が必要なんですね。
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2010年08月01日
車両入れ替え
もうガソリン車はこれが最後、次はハイブリットかEVカーにしようと決めて
VWのニュービートルカブリオーレを3年半乗り続けてきた。
68歳の老人には運転しやすいコンパクトカー。
デジタルのオート装置などほとんど無いから車内はシンプルだ。
夕方の海岸通り、幌をあげればオープンウィンドから海風が頬をなでる。
2000ccながら、スーパーマーケットでは軽乗用車のスペースに停められる。
というわけで、とても気に入ってビートルを愛用してきたわけだったが・・・・・・
ビートルの最大の欠点、トランクが小さいということが困ったことになってきた。
というのは半年前から始めたデカイ楽器(ウッドベース)
これを運ぶのにいちいち幌をあげなければならない。
もし途中で雨でも降ってくれば大変である。
このデカイ奴を運ぶにはステーションワゴンに代えることになるだろうと次なる車を思い描いてた。
そこで試しにネットで「ガリバー」の無料下取り査定ってのを申し込んでみた。
まあ、その対応の早いこと、すぐに電話がかかってきて、
翌日には近所のガリバー支店からYさんという銀行員のような几帳面な人が来た。
30分ほど念入りにビートルを査定し、私の期待してた金額を提示。
さて、買い替え車は決めてますかと聞かれたので、
荷室の広いボルボV70と思ってるんだけどと言うと・・・・
即座にパソコンで4000台以上のガリバー在庫の中から、年式、走行距離、ボディ色、レザーシートなど私の好みに合う車を捜してくれた。
年式はビートルと変わらず、走行距離が35000kmと少ない車をあまり負担のない金額を追加することで車両入れ替えは3時間で決まった。
実車を見ないで車を買ったのは初めて、Yさんと会社への信頼で決めたのだ。
もちろん整備点検済みで1年の保証も付いてる。
確かにデカイ楽器はなんなく荷室にゆったり収まる。これで安心。
50歳から18年間、たぶん平均2年位の間隔で車両入れ替えやってきたから、
ビートルの3年半はまあ長く乗ったほうかもしれない。
BMW 320 BMW 520 BMW 325ワゴン PORSHE 940
BENZ 380SL BENZ 300E BMW325 BMW Z4 VW BEATLE
9台だからやはり2年毎ということになる。それなりの事情はあった訳で・・・
しかし、新車というのは無縁です。すべて中古車。リサイクルです。
この種の車は新車はすごく高いんですが、程度の良い中古車を見つければ面白い。
しかしもういいかげんこれで卒業ということを家族には誓ってるのです。
7月31日(土)
今年も直方のNさんの別荘にオジサン達が集まり、バーベキューを楽しんだ。
敷地600坪で庭は広く、平屋の10室以上ある和風住宅、檜の風呂もあり豪華別荘だ。
持ち主のNさんは仕事が忙しくあまり利用しない。
友人達に使ってくれと言ってる。その好意にあずかって昨年も2回ほど夏休みをした。
メンバーのY君が車で直方まで3人を乗せいってくれた。
この春、会長職を辞めて定年生活を始めたY君は、ライフステーションという充実した老後を応援するNPO法人の設立メンバーとして活動を始めてる。
さらに、株式取引をはじめるために「株の塾」へ通ってる。
ボランテイアと経済活動を両立してこうという堅実な計画を実行するY君はさすがである。
良識というか堅実というか、彼のこれまでの人生成功の秘訣はこれなんだと納得。
不動産会社を経営するF君が次男を連れてきた。若いからバーベキューの焼き方を手伝ってたが、父親の友人達と飲めるなんて幸せな親子だ。
黒崎窯業でセラミックの製作やってるらしい。素直で好感のもてる26歳。
彼が車は80エステート,V70とVOLVOを乗り継いでるという。
好きなことにはこだわりがあるという今の若い人のライフスタイルだ。
オーディオにも趣味があるということで、スピーカーはJBLやアルテック。
アンプも私と同じラックスマンを使ってるなんて話が合って楽しかった。
部屋に入って、カラオケ。オジサン達の演歌は早々に切り上げて・・・・
住宅設備会社を経営する30代独身のE君が得意のラップを披露した。
本物は初めて聴いたが、とにかく速い・・・僕らは口が回らないね。
オジサン達はびっくり。音楽もここまで来たか・・・・ついていけないね。
彼は経営者としてたいへん有能。そして歌も上手い。サッカーもやる。
時代の違いをまざまざ感じながらも・・これからの展望は明るいと思った。
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