金文「大盂鼎(だいうてい)」の「馬」を参考にして刻した印が先に出来上がり、
その印を生かして何か作品を・・・と思い仕上げました。


     20110801uma
   
同じフレーズの繰り返しで、「馬が・・・」が3回出てきます。
通常は書体を替えて書くのでしょうが、今回は奇をてらわずに書いてみました。

私の頭の中では、会津八一(あいず やいち)さんの


おほらかに もろてのゆびを ひらかせて
おほきほとけは あまさらしたり


の歌があったのかな?と思います。


1行目と2行目の「お」を書体を替えずに、2文字とも変体かなの「於(お)」で書き出しています。
東大寺ではじめて、この歌碑を見た時のことを昨日のように覚えています。


参考:
http://www.jalan.net/kankou/290000/290200/spt_29201aj2200024644/kuchikomi/



    馬笑印

印文:馬
サイズ:8分(24㎜)角
印材:青田石(せいでんせき)



落款印は自用印ではありませんが、同じ「大盂鼎」にある「天」を刻して落款印に見立てました。


      天笑印
 
印文:天
サイズ:6㎜×12㎜(4分引首印材)
印材:青田石


放送でも指摘がありましたが、本来なら「吉田拓郎詞」と入れるべきでしょうが、
今回は省略してしまいました。


誰かの句や歌または詩を引用した時は、
「八一歌 佐勉写」
と書き、「佐勉書」とは書きません。


ちなみに臨書の時は「佐勉臨」と書きます。