2025年06月02日

小児科ニュース2025.6.2

小児科ニュース2025.6.2
1,お知らせ
1) 予防接種について
〇百日咳のワクチン(3種混合ワクチン):百日咳が流行っています。
・年長さん以上のお子さんは抗体価が下がってきている可能性があるので、自費で三種混合ワクチンを接種するとよいです。
・生後2カ月から始まる5種混合ワクチンには百日咳のワクチンが含まれています。それまでの赤ちゃんが重症化しやすいので、妊婦さん(生まれてくる赤ちゃんに免疫がいく)、赤ちゃんの周りの大人が接種しておくとよいです。
〇おたふくかぜのワクチンが供給不安定になり、数が限られているので、現在お電話でのみご予約をお受けしています。
2)「心理発達トリアージ外来」を6月から受付再開しました。
*摂食障害の方は、「心理発達トリアージ外来」とは別でお電話で受け付けておりますので、お電話ください。
3)ビタミンD のサプリ(ベビーD200):ビタミンDは骨を作るのに重要なビタミンで1歳未満の特に母乳栄養中心の赤ちゃんが不足気味になりやすいです。頭の形の変形の予防にもなるようです。1本1.5カ月分総合受付で1944円で購入可となりました。
4)土曜外来:6/7井口・青山、6/14青山・関口、6/21青山・関口、6/28井口・青山、7/5青山・関口、7/12井口・青山、7/19井口・青山、7/26青山・関口です。
5)医師の休診・変更:7/15(火)塚本医師休診です。午後の健診・予防接種は山本医師です。
 8/4(月)-8/9(土)関口医師休診です。
 8/13(水)-15(金)お盆休みで病院はお休みです。
 8/22(金)-8/25(月)山本医師休診です。
2,最近の
1) 百日咳:だいぶ落ち着いてきました。普通の風邪症状から、だんだん咳がひどくなってせき込んで寝れなくなったります。百日咳は3種、4種、5種混合ワクチンに含まれているので、就学前の子たちはほぼ心配ないと思います。小・中学生の子で1週間以上続くひどい咳がある場合は要注意です。
2) 溶連菌感染症:咽頭痛・発熱・発疹などできます。抗生剤を飲んで治療します。
3) 水痘:体を中心に大小の赤い発疹や水を持った発疹が2-3日で広がっていき、だんだんかさぶたのようになっていきます。空気感染するので1週間お休みが必要です。
4) 胃腸かぜ:2-3日嘔吐や下痢、それに咳鼻の風邪症状を伴ってくるものがあります。これとは別に、これからの季節食中毒も出やすくなるので、血便を伴う下痢には要注意です。
5) 気管支喘息発作:梅雨っぽい時期は風邪をひくと気管支が反応してぜーぜーしやすくなります。お薬を上手に使って乗り切りましょう。


syonika at 07:00|Permalink 小児科ニュース