島で、のんびり田舎暮らし~大崎上島満喫中

青い鳥はやはり、自分の頭の上にいました。そう気付いて生まれ故郷の大崎上島に戻り、のんびり暮らしていこう・・・そんな日々を、ぼちぼちと書いていきます。

ここから話は本題に入ります。

そもそも論として飯盒は、日本独自のものではなく逆に
海外で軍隊が使っていた野外炊事道具が明治時代に日本に
移入されたもので、かの徳川慶喜は自分用に銀製の飯盒を作らせて
実際に使っていたと言う話が伝わっています。(注:幕府崩壊後の話です。)

で、
海外の飯盒とはいかなるものかと言うと、
日本の様に炊飯に特化したものではなくスウェーデンの
メスディンのように四角い形をしたものもありますが、
日本の飯盒の形に類似したものもあるようです。

ドイツ軍で使われていた飯盒は日本のものに類似したもので、
基本性能(?)がよかったのか似たような形状のものが
けっこうあちこちの軍隊で使われていて、そういったものが
旧ドイツ軍のコスプレをする人たちによって、当時の飯盒の
代用品として使用されています。

詳しくは後ほど触れますが、細かな工夫によって結構便利な
道具となっていたことから時々検索を掛けて探していたのですが、
ひょんなことからアマゾンでこれを見つけることができたので
思い切って購入してみました。

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イタリア軍アルミ飯盒 オリーブ デッドストック 

商品名に「イタリア軍」と銘打っているのですが、
どうも本当にイタリア軍の物なのか、正直わからない部分があり
記事のタイトルがあのような(?)付きの煮え切らないものになっている
点についてはご容赦下さい。

なぜ疑念を抱いているのかと言うと、
楽天で「飯盒」と検索を掛けるとこれと似たような飯盒が複数の出品者から
出されていて、いずれも「イタリア軍」と銘打っていないことが理由です。
(これは内緒ですが、「楽天」の類似品は物によっては1000円くらい
安いものがありますが、大人の事情で詳しくは自身で検索してみてください)

また、アマゾンのレビューの中にも

『中国製?』

という物があり、それも煮え切らない表現の理由になっています。

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改めて詳しく見ていきます。

構成パーツは本体、蓋、中子の3つです。

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ドイツ軍系の飯盒の特徴は、中子が日本のものより
かなり深くなっている所にあります。

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文庫本と比べてみると、中子の深さがよく分かります。

秀逸なのは、中子に施された工夫です。

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実はここに、蓋についているハンドルを引っ掛けることが出来

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蓋と中子、それに飯盒本体を同時に持ち運び出来るように
なっているのです。

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実際にやってみると、こんな感じに・・・

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これを飯盒に乗せると、
片手で全て持ち運べます。

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こんな感じで持ち歩いていたようです。

蓋は、「その気になれば」フライパンとして使えますが

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実際はコーヒーなど飲み物を入れて飲んでいたようです。
(そりゃ、アルミ製だから素手で胴体を持つのは熱いだろうに・・・)

もっとも、カンティーン(水筒)にもカップが付属していて
そちらでもコーヒーを飲むことからもっと融通を利かせた
使い方をしていたのは想像に難くありません。

飯盒の素材はアルミで、特に内部に表面加工(テフロン塗装やアルマイト加工)
はされてませんが、肉厚なものを使用していて、本体を軽く叩いてみると

「コツッ、コツッ」

と重みのある音がします。

これが今まで使っていたものだったら

「ポコッ、ポコッ」

と、可愛らしい音がするのでこれだけでも
随分と違いを感じさせられます。


長くなってきたので一旦話を切って、
次回は実際に使用するまで行ってみたいと思います。




 

従前より私は、若かりし頃北と南を往復する暮らしをしていて、
食事も大抵は自炊で何とかやっていたと申していて、
実際に火器について熱く語ったこともありましたが、
肝心な基本中の基本、

『米を炊く』

ことについて、徒然なく書いてみたいと思います。


実は、沖縄からキャンパー(注:現在のオサレなキャンパーではなく
当時の煤けたような旅人の蔑称)として初めて北に上がってからしばらくは
ごはんを炊くようなことはしていませんでした・・・ と言うより、
ごはんの炊き方を知らなかったのです。

普段は麺類やパンで過ごし、時に弁当を買ってくるような
暮らしを見かねた他の長期滞在者がご飯の炊き方を教えてくれ、
それでようやくごはんを炊けるようになったのでした。

ちなみに教わったやり方は、米と水の分量を1:1にして炊くというもので、
炊く前に十分に水に浸しておくように、というものでした。

人によってはこの分量だと「水が少ない」と思われるでしょうが
(実際、水の分量については諸説あり、1:1.3とか1:1.5などとしている
書籍などがあります)それらについてはいわゆる「吹きこぼれ」の分も
見込んだ水の量だと思います。つまり、吹きこぼれを完全に押さえることが
できれば、水の分量は1:1で充分だということになります。

先程触れた記事で
『火力のコントロールの方が火力そのものより重要』
と書いたのは、この事だったのです。


その頃使った炊飯道具は、何と現地調達の小型の片手鍋でした。

もちろん、コッヘルセットもあったのですが
おかずを作ったりお湯を沸かしたりするとやはり鍋が足りなくなり
専用の鍋を購入するに至ったのです。

1合くらいの米を炊くのにちょうどいいサイズだったので
数年間は愛用していましたが、何故か「飯盒をやる」という
奇特な人が現れたので、次はその飯盒をしばらく使っていました。

最大4合炊ける飯盒は確かに便利で、
朝、2食分をまとめて炊いておき朝昼をそれで済まし、
夕方改めてごはんを炊くことによって、暖かい夕食を
取るというスタイルが定着しました。


「キャンパー」としてはすでに「上がり」を迎えた私は、
流行に乗っかろうと「だらキャン△」志向に走り、
トランギアの「メスディン」や「不思議なめし袋」も使うようになり
飯炊きのバリエーションが増えたことを自身の成長だと
少し喜んでいる次第です。


話は変わりますが、
最近になってある「飯盒」を入手しました。

前から気になっていた「タイプ」のもので
それはそれでよかったのですが、どうしても気になることがあり
その辺についてクリアーにしたくて今回は直接品物には触れずに
昔話を中心に文章を書いてみました。




 

ガスコンロの話だけなら前回で終わりにしてもよかったのですが
もう少しだけ話を膨らませたいと思ったので、話を続けます。

現在私は、いわゆる『だらキャン△ 』へと移行しつつあり
やはりキャンプは見た目だと悟り、それっぽいキャンプの形態を
目指しています。

そんな中、『だらキャン△』のアイコンとしていくつかのアイテムの
入手を目指しているのですが、その中のひとつ、

『スキレット』

を少し前に入手できたのでおのぼりさん の様に使ってみることにします。


今回入手したのは、直径20センチサイズのものです。

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本体と蓋は別売りで、合わせて2000円程度しましたが
蓋には本体に入れて使う網が入っていて
それなりにお得感があります。

この手のものは、シーズニングという
使用前にメインテナンスが必要になりますが
こう言ったものは手間ひま惜しまずきちんとするべきです。

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シーズニングをする際には、予めオリーブオイルなどの
植物油を用意しておきましょう。

コンロに火をつけて予熱します。

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このスキレットはIHヒーターでも使用できるとの事でしたが
調べてみるとスキレット本体の温度が上がりすぎてヒーターが止まる事が
多いらしく、あえてガスコンロで温めた次第です。

今回作ったのは、
鶏もも肉のソテーです。

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蓋をしてしばらく温めると・・・

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いい感じに仕上がりました。

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作ったソテーは
お弁当のおかずにします。

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これからも、
このスキレットを大事に育てていきたいと思います。




 

アダプター部にガス缶を接続した状態です。

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アダプター部やホースの接続部からガスが漏れるようなことはなく
安全が確認できたのでコンロに点火します。

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炎も安定していて、特に問題は感じられません。

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火力を最大にしてみても特に変なところは見られません。

一旦火を止めて、いよいよ「アレ」を持ち出します。

そう、例のトースターです。

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再びコンロに点火して、トーストを乗せます。

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一旦、裏返します。

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確かに「日の丸化」はしませんでしたが、
まだ火力が強いのでしょうか。

更に何枚か焼いてみます。

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炎の当たり方は確かによくなりましたが
火力調整についてはまだ、研究が必要です。

まあ、これでこのコンロとガス缶アダプターが使えることが分かったので
これから実際に外に持ち出して行きたいと思います。


それと大事なことをひとつ。

ガスコンロの方は早く到着しましたが今回購入したアダプターは
どうやら中国から送られて来るようで注文してから到着まで
10日以上かかっています。

こちらのアダプターは値段こそ安いですが、この様な事があるので
気長に待てる人でなければ、別の似たような商品を購入したほうが
精神衛生上よろしいかと思います。


ここまでお付き合い下さりまして
本当にありがとうございました。






 続きを読む

さて、
用意しておきたかったものです。

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この、プラスチックケースに入っているものが

ステンレス鋼 ガス アダプター ストーブ キャンプ ガスタンク変換コネクター 

です。

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この状態からまずは足の部分を広げます。

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中心の部分にコンロをねじ込んで、
ホースの先にカセットガス用のアダプターを取り付けます。

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アダプターとホースの接続ですが、
アダプターのネジ部にホースのニップルをねじ込む
簡単なものです。

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上の写真のニップルをアダプターのネジ部にねじ込みますが、
ねじ込むためのレンチ等は付属してなく、私は手でねじ込みましたが
力のない人はレンチ等を用意しておいたほうがいいでしょう。

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ここでひとつ注意を。

実は、ホースをアダプターに取り付けただけでは
ホースはすこすこと動きますが、これは製品の仕様で
ガス缶を取り付けると動かなくなるので、これを以って締め付け不良だと
勘違いしてニップルを締め過ぎると逆にアダプターなどを壊す恐れがあります。

ここで、足のほうに前回紹介したガスコンロを接続します。

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特にネジがおかしいとかそんな感じはなかったので
いよいよガス缶を取り付けます。

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ガス缶は、下の突起にガス缶の縁を引っ掛けて
上の突起にガス缶の切り込みを入れ、
左にひねります。

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ガス缶を取り付けることで先程のホースのすこすこはなくなり、
きちんと固定されます。


長くなったので
続きは次回とさせて頂きます。




 

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