4泊7日のシリア旅行記

2010年5月にシリアに行ってきました。
シリアというと、「怖い」「危ない」「テロ?」なんてイメージがありますが、
それはお隣の国の出来事。実はとっても平和で楽しい国です。
アレッポ石鹸や香水を買ったり、世界遺産のスークを歩いたり、女の子でも楽しめるスポットが盛りだくさん。いざ、シリアへ!

2日目:ダマスカス-アレッポ

アレッポにてシリア2日目終了

030アレッポの安宿

アラブ菓子を買い込んでホテルに帰りました。
写真がホテルの入り口。改めて見るといかにも安宿です。。

今日は朝ダマスカスのホテルを出てからずいぶん長い1日でした。
文字がすべてアラビア語なのは驚きましたが、文字だけはなんとか読めるので、思ったほど苦労もせず、予想以上に旅行しやすい国という印象でした。

明日、シリア3日目からの予定はこんな感じです。

3日目:アレッポ観光
4日目:アレッポ→ダマスカス
5日目:シリア観光→夜空港へ
6日目:ダマスカス→モスクワ→東京
7日目:東京着

明日はもう一泊アレッポで泊まるので、今の宿は引き払って別の宿を探してみようと思います。

本当は買い込んだアラブ菓子をつまみにウイスキーを飲もうと思っていたのですが、睡魔に勝てずにそのまま就寝しました。


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~参考サイト~
・シリアの旅行情報サイト
・初心者向けの旅行ガイド
・エスニック雑貨&インテリア
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アラブ菓子のパティスリー

029アラブ菓子

大満足でレストランを出て、あとはホテルに戻ってウイスキーを飲もうと思いますが、つまみとして、甘いアラブ菓子をつまみたくなり、菓子屋を探しました。

イスラム圏ではお酒が飲めない分、スイーツ文化が発達していて、あちこちにお菓子のお店があります。
ホテルの周辺は電気街みたいなところなので、あまりお菓子の店は見当たらなかったのですが、あちこち探してお店を発見。
さっそく店内に入ってみました。

写真のようなショーケースにまるでケーキのようにアラブ菓子が売られています。
どうやら量り売りのようです。

一個一個はシューマイぐらいのサイズで、しっとりとしたパイでナッツなどを包んだようなものや、シロップに浸したスポンジケーキのようなものなど、全般に甘そうですが、和菓子のように見た目は上品で洗練されています。

いろいろ迷った挙句、結局全種類を2個ずつ購入しました。


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~参考サイト~
・シリアの旅行情報サイト
・初心者向けの旅行ガイド
・エスニック雑貨&インテリア
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激うま!シリア料理

さて、シリア1軒目のレストランです。
メニューを見ながら熟考した結果、
・ケバブ
・ムタッバル(なすのペースト)
・ひよこ豆スープ
・ぶどうの葉の煮込み
を注文しました。

料理が出る前に、まず驚いたのがパン。
ホブスという薄いピタパンなのですが、注文しなくても自動的に出てきます。そして大量。

ムタッバル

そして、最初にムタッバルがやってきました。
これをピタパンにつけて食べると、激うまです。このレストランの料理がおいしいのか、シリア料理が全般においしいのかはわかりませんが、とにかく絶品のペーストです。いくらでもパンが食べられます。

ほどなくして、ケバブ、ひよこ豆のスープ、ぶどうの葉の煮込みも到着。
とにかく全部うまい!

028ブドウの葉の煮込み

ぶどうの葉の煮込みは中にごはんが入っていて、酸っぱい味付け。たしかトルコでも似たような料理があった記憶もありますが、なんとも不思議な味付けです。ただ、とにかくうまい!

予想通りレストランではお酒は飲めないようで、そこだけは残念ですが、これはイスラム圏なら仕方のないこと。
実はモスクワの空港でウイスキーをボトルで購入してあるので、ホテルに戻ってからじっくり飲みたいと思います。

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~参考サイト~
・シリアの旅行情報サイト
・初心者向けの旅行ガイド
・エスニック雑貨&インテリア
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シリアでまともな食事、1食目

アルメニア人地区を散策しているとだんだん日も傾いてきたので、少し早いですが、夕食を取ることにしました。
なんといっても今日は昼間バスでずっと移動していて、昼食を食べていなかったので、お腹はぺこぺこです。
そして、思い返すと、昨日の深夜にダマスカスに到着してから、ホテルで朝食を食べたきり、まだきちんとレストランで食事はしていません。

そんな栄えあるシリア第1食目。

ホテルの周辺にレストランも多いため、一通り見て回ってみました。
せっかくだから、適当な安食堂でスナック的なものを食べて終わり、ではなく、きちんとウエイターがいるようなところで、これぞシリア料理!と言えるようなものを食べたいところです。
そして、重要な要素として、アラビア語メニューだけでなく英語メニューもあるところ。
理想を言えば、写真付きの英語メニューがあるところ。
かといって、欧米人向けにステーキやオムレツを出すような店ではなく、本格的なシリア料理が食べられるところ。

という難易度の高い条件のもと探したところ、ありました。

027アレッポのレストラン

町の食堂風なんだけど、ちゃんと制服を着たおじさんがウェイターをやっているお店。英語メニューもちゃんとあります。

さてさて、何を食べようか。

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~参考サイト~
・シリアの旅行情報サイト
・初心者向けの旅行ガイド
・エスニック雑貨&インテリア
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アレッポのアルメニア人地区

アレッポ観光のハイライトは、やはり旧市街。
しかし、アレッポには2日滞在するつもりだったので、今日のところは旧市街以外の見どころを回ろうと思います。

とはいえ、地球の歩き方にもロンリープラネットにも、新市街の見どころは全く紹介されていません。
ただ、時計塔周辺をぶらぶら歩いているだけでも十分風情があり、この町に何も見どころがないとは思えないので、改めてロンリープラネットの地図を見てみたところ、教会マークがたくさん集まっている地区を発見しました。

地図の説明を見るに、「ギリシャ正教会」「アルメニア正教会」など、なにやら東方系のキリスト教会ばかりが立ち並んでいるようです。

全然知らなかったのですが、トルコで起こったアルメニア人の大虐殺を逃れてきた人たちが作った町のようです。
このがっつりイスラム教国家のシリアに、キリスト教地区があるというだけで、非常にミステリアスな雰囲気が漂います。

写真がアルメニア人地区の路地。

アレッポのアルメニア人地区

アラブ人地区とは全く別の国のような建築です。要塞のような高い壁の家々と、路地とトンネルが複雑に交錯する迷路のような町。

アルメニアがこんな風景なのかどうかは知る由もありませんが、とにかくシリアの町並みとは全然違います。
特にトンネルがあちこちにあるのが特徴で、まるで地下都市のような様相です。

ぶらぶら歩いていると、今ではこの建物を利用したおしゃれなホテルなんかもあって、ごちゃごちゃした市街とは趣の違う静かで不思議な空間を堪能することができました。

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~参考サイト~
・シリアの旅行情報サイト
・初心者向けの旅行ガイド
・エスニック雑貨&インテリア
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アレッポ石鹸
アレッポでは地中海からの豊かな雨、そして砂漠の乾燥した気候がオリーブの実を育てます。アレッポ石鹸は、このオリーブオイルとローレル(月桂樹)オイルだけで作られる石鹸です。

アレッポ石鹸の詳細はこちら

アレッポ石鹸
↑スークではピラミッド状に積まれてます。日本で買うと高いんだけど、シリアでは高くても1個100円ぐらい。
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