2007年02月09日
R.P.G.
宮部みゆき『R.P.G.』(集英社 2001)
評価:★★★★☆
家族の話。
ネット上で家族を作っていた「お父さん」役の男が殺された。
果たして犯人はネット上の家族なのか?はたまた別の人物か??
僕はこういうストーリー好きです。
犯人をロジカルに追い詰めていって、白状させちゃうタイプの奴。
それも鞭打ったりロウソクたらしたりして白状させるんじゃなくて、言葉で自白まで持っていくタイプ。犯人の嘘にうまいことつけ込んでボロを出させるんですね。
そう、古畑任三郎みたいな人が好きなの。ホームズとか。なんかめっちゃ憧れるんだよねー。だってカッコイイじゃん。やっぱり頭良い人はカッコイイよ。僕もそうやって頭脳を使って人を追い詰めてみたいもん。あわあわする連中を見てみたい。
この作品は場面が変わらないという刑事モノにしては珍しいタイプだと思います。
取調室に容疑者を呼んで、詳細に事件の内容や被疑者との繋がりを紐解いていくんです。
そして段々追い詰められていく犯人…。
もう途中で犯人が誰か分かっちゃうんですけど、それよりもその追い詰められている犯人を見るのが楽しい。
おおっ、動揺してる動揺してる。もっと困れ困れ〜。とSバリバリの感情が芽生えてしまう。あれ?僕は生粋のMじゃないっけ?
犯人は分かるけど、実は最後にまだ裏があるんだよね。
そのしかけにビックリし、ちょっと混乱しました(笑)
最後に印象に残った言葉を…。
自分、自分、自分。誰もがなりふりかまわず本当の自分を探しているご時世だ。探すまでもなく、すでに自分を持っていると自負するものが、それをまっとうするために手段を選ばず、まわりのものの心情を省みることもないのは、しかたがないことなのか。
個を重視するあまり、他人を尊重できずに自己中心的になってしまう、まさに現代社会を象徴する言葉。
この自己中心性にはいろいろ原因があると思うんですよ。教育だったり、社会だったり…。
個を尊重するのはアメリカ的ですよね。アメリカの家族は個人の部屋がちゃんとあって子供の早い時期から別々に寝たりするんだけど、それでも家族間の交流ってのは非常に濃いんですよね。
でも日本はその個人的なところばっかりとって、家族の絆的なものはすっぱり忘れちゃってんだよね。肝心なところは真似ないで、どうでもいいところばっかり真似しちゃうんだよね。だから段々歪みが出てくるし、軋んでくる。
僕はそんな風になりたくないなぁ。個を尊重するのも良いけど、それよりも他人の個を尊重できて初めて自分の個を主張しなきゃ、なんて思いました。うん。珍しく良いこと言った。
この本の教訓は、相手の性感体を把握してから行動に移せ、ってことですわな(違う?)
評価:★★★★☆
家族の話。
ネット上で家族を作っていた「お父さん」役の男が殺された。
果たして犯人はネット上の家族なのか?はたまた別の人物か??
僕はこういうストーリー好きです。
犯人をロジカルに追い詰めていって、白状させちゃうタイプの奴。
それも鞭打ったりロウソクたらしたりして白状させるんじゃなくて、言葉で自白まで持っていくタイプ。犯人の嘘にうまいことつけ込んでボロを出させるんですね。
そう、古畑任三郎みたいな人が好きなの。ホームズとか。なんかめっちゃ憧れるんだよねー。だってカッコイイじゃん。やっぱり頭良い人はカッコイイよ。僕もそうやって頭脳を使って人を追い詰めてみたいもん。あわあわする連中を見てみたい。
この作品は場面が変わらないという刑事モノにしては珍しいタイプだと思います。
取調室に容疑者を呼んで、詳細に事件の内容や被疑者との繋がりを紐解いていくんです。
そして段々追い詰められていく犯人…。
もう途中で犯人が誰か分かっちゃうんですけど、それよりもその追い詰められている犯人を見るのが楽しい。
おおっ、動揺してる動揺してる。もっと困れ困れ〜。とSバリバリの感情が芽生えてしまう。あれ?僕は生粋のMじゃないっけ?
犯人は分かるけど、実は最後にまだ裏があるんだよね。
そのしかけにビックリし、ちょっと混乱しました(笑)
最後に印象に残った言葉を…。
自分、自分、自分。誰もがなりふりかまわず本当の自分を探しているご時世だ。探すまでもなく、すでに自分を持っていると自負するものが、それをまっとうするために手段を選ばず、まわりのものの心情を省みることもないのは、しかたがないことなのか。
個を重視するあまり、他人を尊重できずに自己中心的になってしまう、まさに現代社会を象徴する言葉。
この自己中心性にはいろいろ原因があると思うんですよ。教育だったり、社会だったり…。
個を尊重するのはアメリカ的ですよね。アメリカの家族は個人の部屋がちゃんとあって子供の早い時期から別々に寝たりするんだけど、それでも家族間の交流ってのは非常に濃いんですよね。
でも日本はその個人的なところばっかりとって、家族の絆的なものはすっぱり忘れちゃってんだよね。肝心なところは真似ないで、どうでもいいところばっかり真似しちゃうんだよね。だから段々歪みが出てくるし、軋んでくる。
僕はそんな風になりたくないなぁ。個を尊重するのも良いけど、それよりも他人の個を尊重できて初めて自分の個を主張しなきゃ、なんて思いました。うん。珍しく良いこと言った。
この本の教訓は、相手の性感体を把握してから行動に移せ、ってことですわな(違う?)
宮部 みゆき / 集英社
Amazonランキング:151095位
Amazonおすすめ度:
頭を空っぽにして読むのがいいでしょう
よくまとまってるお話
宮部みゆきっぽくないと思いました
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頭を空っぽにして読むのがいいでしょう
よくまとまってるお話
宮部みゆきっぽくないと思いましたトラックバックURL
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1. (書評)R.P.G. [ たこの感想文 ] 2007年02月09日 18:34
著者:宮部みゆき 会社員が殺害された。被害者・所田良介はネット上に擬似家族を作っ
2. R.P.G. (宮部みゆき) [ ぶっき Library... ] 2007年02月10日 14:54
宮部作品の中でのこの作品の位置づけはよく分かりませんが、『理由』『模倣犯』に比べてはるかに楽しめる作品でした。野球の投手じゃないけれど、力んだ全力投球よりも、力を抜き気味にしてスムーズに投げた方が球に威力が出る????H
3. 「R.P.G.」宮部みゆき [ AOCHAN-Blog ] 2007年02月10日 18:57
タイトル:R.P.G.
著者 :宮部みゆき
出版社 :集英社文庫
読書期間:2006/09/14 - 2006/09/16
お勧め度:★★★
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