2008年09月05日

人のセックスを笑うな


山崎 ナオコーラ
Amazonランキング:1252位
Amazonおすすめ度:



評価:★★★☆☆



ブックオフに行ったらなんと100円で売られていたので即買いました。
新しい本(今年出た本)が100円コーナーにおいてあるのって奇跡じゃないですか?
一人で勝手に興奮してしまいますよ。
今日もブックオフにいったんですけど、そうしたら東野圭吾の「探偵ガリレオ」が100円で売ってました。
これも奇跡と呼ばずしてなんと呼ぶ?東野作品が置いてあることなんてほとんどないのに、さらには今文庫本では容疑者Xが話題で、その前作の探偵ガリレオがあるなんて、なにこのタイミングって感じです。見事としか言いようがない。
もうまさに室伏選手が繰り上がりで銅メダルになるくらいのことだと思いますよ。
それは大げさですよ。

さて、この本は、
年上の女性(それも40歳くらい)に恋をする専門学校生のお話。
若いながらにアチチな恋。
設定的にはありがちですよね。
でも読んでみるとどことなく違う。
いや、同じなんだけど、若干違う。
そんな不思議な作品。

この人の書き方がまず新しいと思いました。
ダイジェスト版で小説にしたような感じ。
それほど深くまで描写せずに、できごとを淡々と書いていく。
主人公の目線なんだけど、感情移入しすぎていないせいか、第三者の目からによる静観した書き方。
これって、案外ありそうでなかった書き方だと思いました。
こんなシンプルに話だけ進めているのに、不思議と飽きさせない物語の運び方は見事といっていいのでしょう。
だから賞を取れたのでしょうね。
ストーリーは平平凡凡なのに、まぁ納得といえば納得です。
ただ、ストーリー的なものはやはり陳腐な感じです。
僕はこの手の設定だと江國香織さんの「東京タワー」を思い出します。
同じく映画も思い出します。
岡田准一君とジョニー黒木…じゃなくて黒木瞳さんとの設定。
あんな美人の中年(と言ったら失礼?)だったら誰でも恋に落ちるんじゃないかしら。
この設定が本書は非常に似ていて、ちらちら東京タワーが頭をよぎりました。
でもこの作品も映画になっているんですねー。
今旬の松山ケンイチと永遠のロリフェイス永作博美。
これまた憎いじゃないかー。永作さんですかー。やばいですねー。もだえますよぼくぁ。
そういう設定やめてくださいと言いたいですよね。
反則です。誰でもそりゃ恋します。
この作品の主人公は普通です。僕も恋に落ちて、毎日アトリエでセックスしちゃうから。
でも僕じゃダメなんだ。マツケンじゃなきゃダメなのだ。
可愛い人にはイケメンと相場は決まっているのです。
ま、そんな憎い設定だから、読んでいて不快になることはないんですけど、ふとこの女性が永作さんじゃなくて、その辺にいるようないわゆるおばちゃんだったらどうしよう…、って想像するんですよ。ちょっと太ってて、しわなんかも浮き出ていて、なぜかパーマネントしてるおばちゃんの代名詞的な…。
もう、ほんとげんなりしますよ。
やばい、立たんって…。
マツケン、お前はそんなおばちゃんでもいけるんだな。やるな。ていうか、お前たちの行く末、俺は興味ないわ。本読むのやめようかな…。
なんてネガティブな思考回路に一気に変わりましたね。
ああ、これはダメだダメだー!って思ったからすぐに永作さんにリリーフ。
その後の試合は完璧に抑えてくれました。
なので、こういう作品はやっぱりヒロインは可愛くないとだめってことですね。

そうそう、あとタイトルの「人のセックスを笑うな」は、全く関係ないです。
セックスしているのを影で女友達が覗いていて、くすっ、磯貝君って単調なんだね。あれじゃ女の子可愛そうよ。もっとバリエーション増やさなきゃさ。ちなみに私は座位が好き。試してみる?
なんて展開にはまずなりませんから。
ていうか誰も笑ってないから。
キャッチ―なタイトルだけれど、完全にキャッチするためのタイトルなんだなぁって思いました。
それもまた技なのでしょうけど。
僕としては誰かがセックスを覗き見していて、次第に覗き見プレイ上等!な展開になってほしかったな〜。

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