遺族

2011年10月20日

遺族支え愛ネット

NPO法人 遺族支え愛ネット
のお手伝いを始めて2年。

かけがえのない人を亡くした方達が
同じ境遇の遺族たちと、分かち合い
支えあい、励ましあうために生れました。

一人ひとりの、これからの人生を
健康で、心豊かに、輝いて有意義に生きるために
広く情報の交換と活動の場をつくります。

いのちといのちをつなぐ心を育み
社会に役立つお手伝いをしていきます。

上記のよう目的で設立されました。

200名弱の会員。(2011.9月)
主に近畿圏で活動しています。

今朝も、配偶者との死別から4年になる男性と
電話でお話し相手をさせて頂いた。
話すことで、心の重荷が少し軽くなられたのか
声のトーンが高くなり、「今日一日前向きに過ごせそう」と
仰った。





syumei_giku at 11:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2010年05月06日

バトンタッチ

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定価1000円(税込)
ひとり暮らしの中高年の
ために、急病や事故に
対応できるQQ(救急)
カードも2種付いています。





NPO法人「遺族支え愛ネット」は
かけがえのない大切な人を失くした者たちが
同じような境遇の遺族たちと、分かちあい
支えあい、励ましあうために、生れました。

一人ひとりの、これからの人生を
健康で、心豊かに、輝いて生きるために、
広く情報交換と活動の場をつくります。
いのちといのちをつなぐ心を育み、
社会に役立つお手伝いをしていきます。

この度、NPO法人「遺族支えあいネット」から
〜私のエンディングノートを書く〜
【バトンタッチ】を発行。

私達は、大切な人との死別で
悔いや自責を体験しました。
死を通して生きることを学びました。

伝えたかった気持ち
聞きたかった言葉を
未来へ
こころの遺言として記しておきたい。

私の後を託す大切な人へ
最期の迎え方と旅立ちの時についても
その意思を書きましょう。

先に、配偶者を送った者として
故人のいのちを受け継ぎ、
今を大切に生きたいとの想いで
「バトンタッチ」を作りました。







syumei_giku at 14:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2009年05月28日

受容

大切な人とは?
祖父母・兄弟姉妹・両親・配偶者・子供・配偶者の両親等。

私が出会った遺族(延約4800名)の
95%は配偶者と死別した方々です。

ショック状態で出会い
死別から1年〜2年目で大半の方が
大切な人の死を受け入れていかれます。
受容の言葉には
夫々の辛い体験を乗り越え、再び生きていこうとなさる
エネルギーを感じながら日々お聴きしています。

「家の中全体を見渡せるようになりました。
ベランダの花にも・・・花を植えていたんだわぁ〜。
水やりも忘れていたのに、新しい命の芽が出て
います。随分軽くなりました。夫の分まで生きて
元気な時に、行きたいところへも行こうと
思うようになりました」

「ひだまりの会へ参加して、先輩の姿を拝見し
1年後には僕もあんなに元気に笑顔になりたいという
見本がありました。人が人を癒すのだと思います。
大勢の同じような体験者と接し、前を向いて生きていこうと
思えるようになりました。救われました」

「仏壇の前に座る日々が多かった1年。
寂しい思いは募りますが、今は何かが違います。
人恋しくて、外出しおしゃべりを楽しむようになりました」

「二人で食べていた食卓で食事がとれなかった6ヶ月。
夫婦連れを見ると辛くて・・・涙が出て仕方なかったのですが
一周忌を済ませた頃から心が平穏になってきました。
会の皆さんと一緒におにぎり持参でお花見に行った時
心の薄皮が剥がれるような・・・青空の下で笑えました。
励ましあう友人も出来、元気になったと実感できます」







syumei_giku at 14:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2009年02月04日

虫のしらせ

私におっしゃった『心に残るお話』

2歳の孫を連れて、長男夫婦が尋ねて来た日の出来事

いつもは、人見知りの激しい孫が、この日は主人に抱かれると、機嫌よく笑うのでとても喜んでいました。

昼過ぎ、全員を車に乗せ、上機嫌で自宅周辺をドライブしました。

「本当に幸せやぁ。生まれ変わっても、お前と一緒になりたい」と主人が言ったのです。普段そんなこと言う人ではありません。

そして夕食後、タバコを吸いに玄関先へ出て、そのまま倒れ息を引き取りました。
突然の事で何が起きたのかと・・・葬儀から暫くは涙も出ませんでした。

辛く寂しく悲しい日々が続き、髪の毛も真っ白になりました。


一周忌を迎えようとしていた頃、遺族サポートの会を知り思い切って参加しました。
同じような思いの方々に出会い『自分が一番不幸だと思っていたが、自分だけではない』と先ず気づきました。
以後、何度か参加する内に、少しずつ心の整理が出来、遺族の中でいつの間にか笑っていました。

主人の死から1年半が経過しようとしています。
あの日主人が言った「幸せやったなぁ・・・」は虫のしらせ?だったのでしょうか。

今では、他人に迷惑を掛けずに逝った主人の死から、私もいい死に方を模索するようになりました。

いい人生を送っていたら、神様がいい死に方をさせて下さるだろうと思えるようになりました。

孫の成長を見ていると、主人の歩き方・性格・何気ない仕草から
主人の生き様が見えるような気がします。
私が、仏壇の前で手を合わす姿を見て、同じように手を合わせます。
『見て覚えていきます』『学校教育では出来ない何かを覚えていきます』

主人は、自分の命と引き換えに家族を守ってくれていると思うことで、前を向けました。


故人様の分まで、生きていて良かったと思える生き方を!!

syumei_giku at 21:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2009年01月13日

遺族会に参加して

死別(夫)から2年半・・・ある女性の声

何を見ても灰色。2年前の桜の花も灰色でした。

身近な人や、知人・友人から『日が経たないとね』 『頑張って』の言葉に傷つき、人に会いたくなくて独り遺影写真に語りかけ、悶々として6ヶ月の月日を過ごしていました。

その頃、同じような境遇者が分かち合える会はないかと、色々探し、自助の会に辿りつきました。
何度か参加したのですが、そこでの分かち合いは、暗くてますます落ち込んでいく会だったので辞めました。

そして、この遺族サポートの会に巡り合ったのです。
初参加の日に、奥様を亡くされた男性が、自分もガンにもかかわらず『私の体験を聴いて下さる方があれば、お役に立ちたい』と、話される言葉の重みに凄く刺激を受けました。
『僕はあまり死が怖くない。前向きに今を大事にしたい。食事も旅行も独り』

何と私は甘えていたことかと・・・
いい話が心の中にストンと入りました。
自分の考えが変わりました。
勇気が湧いてきました。
私も前を向いて溌剌と生きたいと思うようになりました。

今があるのは、故人のおかげと感謝して残りの人生を大切にしようと思います。


体験から湧き出た言葉を拾い、立ち上がるきっかけになさる方は多いですね。
同じような体験者の中で、分かち合い共感し癒されていかれます。


syumei_giku at 21:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
livedoor プロフィール

秋明菊

はじめまして。
私は企業の遺族ケア活動に専任として携わり、企画・グリーフ(悲嘆)の傾聴・カウンセリング・話し相手等を行ない死別体験者への支援活動を行なってまいりました。
当ブログでは死別体験者の方へ『共感』『共有』をキーワードに情報の提供を行い、死別を乗り越え心豊かな生き方を少しでも考えて頂ければと思います。

『秋明菊は、ピンチにも耐え忍び、か細いが見かけによらず丈夫で、再び確実に花を咲かせます。』

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