「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」を見てきました。
原作の小説は1巻の最初で挫折。文章が合わなかった(テヘ

小説を手掛けた富野由悠季氏は、ガンダムの第1作を手掛けた方で、単純に善と悪を描かなかったり、行間を2つ3つカッ飛ばす、登場人物が全部を話さない、自分に嘘をつく等あるので、ヒーロー性のあるガンダム作品とすると、読み取るのが難しめです。
迷ってましたが、Twitterで好評だったので行ってきました。

視聴に当たっての前情報のポイントは3つ。
  1. これまでの物語で中心にいたアムロ・レイと、シャア・アズナブルの物語が完結して、その次の物語
  2. 主人公のハサウェイ・ノアは、上記の物語の最中に、1人の女の子が戦場に向かうのを止められず、死なせてしまい、それを引きずっている
  3. 現在は表の仕事をしながら、テロリスト集団のシンボル役を担っている
2と3だけ頭にあれば十分です。

物語はハサウェイの些細な立ち振る舞いから、テロ集団のシンボルであることを瞬時に見抜いた少女と出会うことから始まり、、、ってところです。

で感想は

夜が怖い 見えない闇が怖い

作中で一番インパクトがあったのはそこでしょうか。

物語でトラウマから抜け出せない、活動の意義や支持が得られてないことに悩み、覚悟の決まってない主人公のハサウェイと、大人で自信家で、頭の切れる軍人のケネスと、不思議なヒロインのギギ
ギギとのフラグを何度もへし折るハサウェイを中心に話が進むのですが、そっちはいいのです。
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出典:『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』 映画パンフレット   
   より引用

明るい太陽と、照らし出されると、透き通るような、近代的な街並み。
そこで行きかう人々、現代とそう変わらない風景タクシーの運ちゃんとの雑談。
ガンダムって地球の景色や、下町の普通の人の暮らしってあまり触れないせいか、とても新鮮でした。楽園、ユートピアって感じ。
これまでも描写があったけど、今と違う未来、異国感があるんです。

ところが夜になり、テロ活動が始まると状況は一変!
電気が真っ暗バスローブのままエレベータは止まりガレキが降ってくる!
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出典:『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』 映画パンフレット   
   より引用

そしてクッソでかいロボット(モビルスーツ)が足元も気にしないで駆け抜けていく!
やっと身を隠した建物にロボが陣取りまた崩れる!
飛び散るビームが一瞬で金属の消火栓を溶かす!saigai_syoukasen

ただ恐ろしい

どこに逃げれば正解かなんてわからない、逃げた先でまたチャンバラを始める。向こうでやれ!馬鹿野郎!

これからハサウェイがやろうとしていること、多くの人に強いるであろうことを、本人がまず味わうのですが、意図して体験しようとしたようで、ちょっとイラッ

そして夜が明けて、お日様を拝むだけでホッとする。宇宙じゃ味わえないね。
物語が進んで自身もロボに乗り、危険な宇宙の受領やら、異形の主役ロボ「クスィーガンダム」で闇夜の戦闘も行うのですが、そんなものは大したことじゃないように思えました。

暗いことは怖い、ちょっと先が見えなくて怖い
自分の命が危機にさらされるのが怖い戦争は怖い死ぬのって怖い
まずそれを嫌というほど叩き込まれる映画でした。

もちろん人間ドラマも引き込まれますよ。
特にヒロインのギギ・アンダルシア
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出典:『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』 映画パンフレット   
   より引用

蠱惑的で、時に子供っぽく、かわいらしい
気が付くと、ググっと距離を詰めて懐に潜り込んでくる。
声優さんの演技で更に色気が増してるときたもんだ。
魅力的なんだけど、意図して自分に注意を引こうとしてるところとか苦手かな。
場面によっては「あーケネス、コイツどっか連れて行って」って思った。

それでも一度目が合うと無視できない
敵の軍人ケネスは女神と称するけど、あながち間違ってない。
ただ、主人公のハサウェイには過去のことを思い出させ、迷わせる死神にしか見えない。

あ、前述の夜のシーンの翌日、前夜はものすごい狼狽えぶりだったのに、食事で肉をモリモリ食ってるところに怖さを感じたな。
戦争慣れのタフさじゃないね。

この物語の結末はゲームやらで知っているのですが、続きが気になります。
この作品の結末は変えてはいけないと思うのですが、どうなることやら。
第2章も絶対に見に行きます。
ガンダムを知ってる人も、知らない人も、若い人も見てほしい。戦争って、戦うのって怖いんだよ。
公開にはまだ若干の余裕があります。
ぜひ足を運んでください!

見てください!


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