「アルペンスキー」を考える

湯谷信二がアルペンスキーをいろんな角度から考えてみます。

SGの板

 今日から7月、早いですね。

 さて、来季の情報を一つ。

 SAHのHPに、来季のレース参戦に必要な『SGの板』の情報が掲載されています。

 K2を除くSAJ、FISのSGのレースに参戦する上で必要となる板(表示)について示されています。

 この条件をクリアしていない板では、レースに出場できないということと思います。

 ぜひチェックしてください。

2人の名選手

 来季、「2人の名選手」がゲレンデに帰ってくる。
 マルセル・ヒルシャー選手とルーカス・ブラーテン選手。

 2人とも国籍を変えて。

 ヒルシャー選手はオランダから、ブラーテン選手はブラジルからの出場となる。

 FISからの承認も得られたようだ。

 オーデルマット選手(SUI)の独壇場のようになっていた男子WC、2024/2025シーズンは少し変化が生まれるかもしれない。

 楽しみだ。

 それから、各国選手のマテリアルチェンジも多いよう。

 その中でも私が驚いたのは、女子 Ljutic Zrinka選手(CRO)。
 ロシニョールを履いて素晴らしい滑り・結果を出していたのだが、来季はアトミックにチェンジをすることになったよう。

 理にかなった良い滑りをする選手で、昨季はGSで大ブレイク。

 来季、またどんな滑りを見せてくれるのか。こちらも楽しみだ。


 それからもう一つ。

 国内の話題として、全国中学が2027年度からスキーを含めて9競技で実施しないことが決まったとのこと。(スキーは2029年度まで実施)

 個人的には、小学生の全国大会は必要ないと考えているが、まさか全国中学がなくなってしまうことになるとは・・・。

 さあ、あと6年くらいの間で『中学生の全国大会の在り方』をしっかりと考え、方向性を決めなくてはいけない。

 どうしていくべきか、どうあるべきなのか。

 私もまだ考えがまとまらない・・・。

新年度

 かもい岳スキー場の営業が終わってはや1か月半。
 過ぎてしまうとあっという間です。

 『新年度』がスタートして、それと同じく1か月半が過ぎた。
 滝川工業高校での勤務も4年目に入った。
 
 最初の2年はサッカー部の顧問。去年はバドミントン部。
 『新年度』はソフトテニス部の顧問に。

 やる気のある生徒たち12名。
 明るく元気に練習する毎日。

 私は素人なので、もっぱら球拾いやコート整備に汗を流している。

 学校のテニスコートは3コート。

 しかし、私が赴任した当初から1コートしか使っておらず、使われていない2コートは荒れ放題。
 ラインははがれまくっていたし、コケも生え放題!!

 昨年度は4名の部員だったので1コートで良かったようだが、今年度は12名。3コート全てを使いたい状況に。

 そこでメインの顧問の先生とサブの私とで雪が解けてからの大仕事!!

 ラインをしっかりと張り、そして苔をはがす。
 苔は本当に難敵だった。厚みはあるし、広さもかなり。

 やっと今週から3コートすべてが使えるようになった。

 しかし、まだまだやることが・・・。

 コートの砂がまだ少ない状態だし、ラインがボロボロの所も多々。
 そしてはいだ苔と砂が混ざった、取り除いた土をふるいにかけて砂だけを残す作業も。
 これがかなりしんどい!!(笑)
 腕も背筋もパンパンに。だから1日にできる量も限られている。

 そして防風ネットを張らなくては・・・。

 いやあ、大忙しですわあ(笑)。

 土日も休まず練習するので、かもい岳レーシングのトレーニングにもどれだけ顔を出せるか・・・、ちょっと心配になってしまいます。

 まあ、雨が降れば練習は中止になるので、かもい岳レーシングの室内練習には顔を出せると思います。

 そしてあと一つ、やらなくてはいけないと思っていることが。
 それは、ホームゲレンデとしてお世話になっているかもい岳スキー場の第2ゲレンデのゴミ拾い&落とし物チェック。

 毎年はもう行っているところなのだが、土日も部活が忙しく、まだできていない。

 この週末に何とか行けるかなあ・・・(笑)。
 

今季のトレーニングが終了

 かもい岳スキー場の通常営業が今日で終了。

 かもい岳レーシングも今日で『今季のトレーニングが終了』しました。

 今季は雪が遅く、12月に入ってやっと雪上に。
 富良野スキー場でのフリースキーが3回、その後12月中旬にオープンしたかもい岳スキー場にてトレーニング。
 冬休み、土日祝日でシーズントータル52回のトレーニングでした。

 現体制になって5シーズン目が今日で終了。
 ”地元の小中学生の練習環境を何とか維持しなくては!!”と平山恒一代表と長沢先生と3人でスタート。最初の1シーズンはかもい岳が閉鎖になっていたためにカムイリンクスにてトレーニング。
 
 その後2シーズン目からはかもい岳スキー場が再開されたので地元でトレーニングができるようになった。
 そのかもい岳でのトレーニングの4シーズン目の今季も何とか終えられました。

 もう5シーズンも過ぎてしまったのかあ・・・。過ぎてしまえばあっという間ですねー。

 どこまで続けられるのかはわかりませんが、もうしばらくは頑張れるものと思います。
 なんせ、楽しいですからねー。
 私もスキーが大好き。まだやめられませんねー(笑)。

 今シーズンも、たくさんの方々にお世話になりました。
 ありがとうございました。

 また来季、よろしくお願いします。

WC男子SL、アスペン

 『WC男子SL、アスペン』。

 メイラード選手の優勝。

 2位はストラッサー選手、3位はクリストファーセン選手。

 1本目のラップはノエル選手だったが、2本目の序盤で片ハン。
 2本目のラップはテイラー選手(GBR)。1本目は49番スタートから19位に。トータル8位まで上がってきた。

 バーン硬すぎですね、このレベルの選手たちがここまで手こずるのですから。

 メイラード選手、このアスペンで2位、2位、1位と絶好調。完全に波の乗りましたね。

 今季は開幕戦のゾルデンの1本目でビンディングが外れてDF。その後レースはキャンセルとなったので彼にとってはラッキーだったかもしれないが、そのDFから何か調子に乗れない感じがした。

 彼の今季のビンディングはマーカー。昨季まではロシニョールだった。

 しかし、ここに来て結果も出てきたし、何よりその開幕戦のキャンセルとなった代替レースが、このアスペンの1戦目だったのだ。
 彼にとっては最高の結果だったことだろう。

 さあ、3月に入りWCの残りも少なくなってきた。

 この後の戦いが楽しみです。

アスペンSL

WC男子GS、アスペンの第2戦

 3月に入りましたねー、シーズンも後半です。

 さて、『WC男子GS、アスペンの第2戦』の滑りを見た(まだ2本目のみ)。

 1本目、オーデルマット選手が3位だったと初めて知った。

 2本目も大きな失敗。しかしそこからが速かった。結局2本目のタイムも2番。

 1本目ラップだったスティーン・オルセン選手(NOR)が2本目もコース前半で差をさらに広げる快走。このままいけば”オーデルマット選手を破るであろう・・・”と思っていたが、大きな、致命的なミス。トータル17位に沈んでしまった。

 運も味方にしてしまう今のオーデルマット選手。本当に強いです!!

 2位のメイラード選手も昨日と変わらず良い滑り。オーデルマット選手に0.34秒差。なかなかです。

 2本目のラップタイムはイタリアのヴィナツァー選手。最近はSLよりもGSの方が良い滑りをしている。
 2本目の中盤から後半は、本当に良い滑りで速かった。


 ちょっと気になるのがザン・クラニエッツ選手(SLO)。良い滑りなのだが、あのターン前半の板の振り方で相当タイムを失っている。

 シーズン初めからそれで結果が出ず、その部分が改善された時に結果が出ていたので「もうだいじょうぶなのかなあ」と勝手に思っていたのだが、また使っている。あのスライドはもう今は通用しない。

 安定して完走はできるかもしれないが、トップには立てない。

 オーデルマット選手はほぼほぼスライドをさせていない。
 他のトップ選手も、スライドを使うことはあるが、今のトップ選手たちは「板をたわませながら」最小限のスライドをさせている。これが世界のトップの主流になっている。

 クラニエッツ選手はそうではないことが多く、あまり板をたわませないで結構な量をスライドさせている。 
 その回数ごとにトップとの差が大きくなっていく。2本目の滑りは本当にそうだった。

 しかしこのスライド技術、今季(昨季か?)はSLも同じ感じになっている。男女とも、トップの選手ほど板をたわませないようなスライドは使わなくなっている。


 そして、また注目すべき選手が一人。

 ノルウエーのGUNLEIKSRUD Halvor Hilde選手だ。

 2000年生まれの23歳。今日は51番スタートから1本目21位で2本目進出。WCで初めての2本目進出だ。

 今季初めてWCに出場。ヨーロッパカップ中心に回っているようで、どちらかというとSLのレースを回っている。昨季はSLで2勝している。ポイントはSLが15点、GSは20点。

 今日の2本目のすべり、前半は良かったです。中盤で失敗し、大きくタイムロス。トータル24位だった。

 この名前のスペル、何と読んだら良いのかが皆目つかめず、そのままのスペルで書きました(笑)。
 グンレイクスラッド(?)選手のこれからに注目です!!


 さあ、今日はアスペンでSL。
 日本からは小山陽平選手が出場。FECのSLで2連勝してアメリカ入り。その勢いそのままで頑張ってほしいと思う。

国スポ

 山形・赤倉温泉スキー場で行なわれた『国スポ』。

 これまでにないほどの暖冬で雪がない中、地元の努力のお陰で無事開催。全日程を終了することができた。

 これまでにない全長300mほどのコース。タイムにして22〜24秒くらいのスプリント勝負だ。
 標高差も小さいことから全日本ポイントもつかない。

 しかし、ふたを開けてみるとこんなスプリント勝負も悪くはないと思った私だった。

 あの短いコースで勝つには、ほぼほぼパーフェクトな滑りが求められる。

 ・斜面変化での失敗はもちろん命取りとなる。

 ・内倒や上体のローテーションをする選手はタイムが出ない。

 ・ターンのどの部分でスキーに圧をかけているか?!これもシビアに求められる。(ターン前半で仕掛けられる選手はタイムが出るが、下踏みの選手は如実に減速してしまう)

 ・ターンの捉えからターンの終わりまで、外足を踏みはずすことなくしっかりと丁寧に力を伝え続けることができる選手は速い。

 ・ターンの切りかえで板をずらしてしまうような選手はタイムが出ない。

 要するに、勝った選手はその組の中でこれらが一番整っている、「理にかなった動き」ができている選手だったということだ。

 滑りを見て「うまい」と思った選手は・・・、

 少年女子の増田選手、成年女子Bの星選手と大場選手、成年男子Cの及川選手。

 スキー操作がとても丁寧、そして理にかなった動きをし続けている。
 ぜひ滑りを見て、参考にしてください。

 ライブ映像もチェックさせていただいた。
 あの取り組みがまた素晴らしいですね。今もまだ見ることができます。(全選手の滑りを見ることができます)

 いつまで見られるのかはわかりませんが、ぜひ国スポのHPでチェックしてみてください。

スコーバレー

 男子WCはヨーロッパから海を渡ってアメリカへ。

 昔は「スコーバレー」と呼ばれていたパリセーズ・タホを会場にGSとSL。

 GSはやはりオーデルマット選手が貫録勝ち。GSの連勝を10に伸ばした。
 2位には今季初表彰台のクリストファーセン選手が僅差で入った。

 このGSコース、難しいですねー。途中棄権の選手も多々。
 先が見えない斜面変化も多いし、片斜面も多々。
 本当に力のある選手しか勝てない、上位にいけないコースだと思う。

 SLはフェラー選手が逆転優勝。今季4勝目、強いですね。
 1本目はストラッサ―選手がトップだったが、逆転を許し3位に。
 2位はノエル選手が入った。

 SLの2本目セット、トリッキーでしたねー。
 それにまんまとやられて途中棄権の選手も多かった。

 SLのコースもGS同様片斜面の部分が多い。あの片斜面であれだけふり幅が大きいセットが立つと、難易度がかなり上がる。
 世界のトップ選手たちも苦戦を強いられるような、とても良いコースだと改めて感じた。


 女子はヴァル・ディ・ファッサ(ITA)でのSG2連戦がいずれもキャンセル。天候には勝てませんね。
 しかし今季のスピード系、キャンセルが多い。来季以降も心配になってしまう・・・。


 国内では今日から菅平でFEC4連戦。
 初戦のGSは強風でキャンセルに。

 明日、明後日とGSを行なう変更がかけられ、最終日にSLを2戦を行なうようだ。
 この強行スケジュールが上手くこなせるとよいのだが・・・、明日も風が強い予報のようで、心配です。

 男子はオーストリアからも5名ほどの選手が来ているよう。
 昨季はここでポイントを取り、今季のWCでの活躍につなげた選手もいる。
 きっとまたそんな可能性を秘めた選手がいるものと思うので、ぜひ動画で滑りをチェックしたいと思う。

WCの総合得点

 WCは今日、男子はクビットフェル(NOR)、女子はクランモンタナ(SUI)で高速系種目を終えた。

 現在の『WCの総合得点』を見てみた。

 男子
 1位 オーデルマット選手(SUI)  1602点
 2位 サラジン選手(FRA)      684点
 3位 フェラー選手(AUT)      669点

 女子
 1位 ララ・グート選手(SUI)   1414点
 2位 シフリン選手(USA)     1209点
 3位 ブリニョーネ選手(ITA)   1128点

 このような状況。

 男女ともトップはスイス。
 それも2人とも、DH、SG、GSの種目別でもトップにいるという共通点が。

 すごいことです。

 男子はほぼ決まりといえるような点差。

 女子はまだまだ分かりません。
 シフリン選手がいつ戻ってくるかにもよりますね。

 男子の残りのレースは、DH1,SG1,GS5,SL4。

 女子はDH2,SG4、GS2、SL2。
 (男女とも最終戦を含めて)

 男子はサラジン選手が高速系の選手なので、あと2レースしかない。フェラー選手がGS、SLの9レースでどれだけ上位に食い込み続けられるか。

 それでもオーデルマット選手がGSで常に上位にいるとなるとかなり厳しい。

 女子はまだまだ分からない。楽しんでみていられそうですね。

 さてさて、一昨日のクランモンタナ、女子DH。

 4位に入った選手はムザフェリヤ選手(BIH)。
 BIHってどこの国かおわかりですか?

 ボスニア・ヘルツェゴヴィナです。
 首都はあのサラエボ。冬季オリンピックも行なわれた地です。

 昔はユーゴスラビアの中にあった。

 多民族国家で争いが激しく、大変だったところですよね。
 (サッカーの日本代表監督をされた、イヴィツァ・オシム氏はここの生まれ・育ちだったかと)

 そんな国の女子選手が頑張っています。うれしくなりますね。

 調べてみると、WCポイントはもう何シーズンも前から獲得しています。
 ECでも上位で活躍中。スピード系で頑張っている選手です。

 それにしてもWCで4位はすごい。まだ24歳、今後に注目です。

ツボ足

 昨日・今日と、とにかく暖かい。
 4月並みの暖かさだとか、雪がどんどん解けていく。
 
 異常だ、ありえない。

 北海道でも10度以上の気温。55年ぶりの暖かさだったところもあるよう。

 日本で一番北に位置する北海道でこうなのだから、本州はもっと・・・。

 明日から秋田・花輪スキー場ではインカレが始まる。
 本日のコースオープンは中止となり、「ツボ足」によるコース整備が行なわれたようだ。

 明日の予報は雨、レースが行われることを祈るばかりだ。


 先日閉幕した富山でのインターハイでも、開幕前に「ツボ足」が入れられたという。

 われわれ世代の人間には一般的だった「ツボ足」。でもそれはピステンが今のようにしっかりと雪面に圧をかけてくれるようなものではなかったから。

 一体どうなってしまっているのか・・・。


 しかし暖かいのはヨーロッパも同じ。
 WCも中止が相次いでいる。

 今月末開催予定の山形での国スポ。
 ダンプカーによる雪入れを懸命に行なってくださっているというニュースを目にした。
 本当にありがたいことだ。

 しかし、毎日のように10度以上の気温が続いたり、雨が降ったり。心配でしかない・・・。

 暖かい空気が早く抜けて、強い寒気が入ってくれることを願うばかりです。
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湯谷信二

滝川工業高校
57歳
北海道歌志内市生まれ 
歌志内中学、砂川北高校、日本体育大学卒業 

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