日記…。 : 第81回・PHASE-36。

「アスラン脱走」

　デュランダル議長は機体の説明をする。
　デスティニーは、インパルスを遥かに凌駕する性能を持ち、インパルスの最新の戦闘データが入力され、レジェンドは、誰にでも操作できるようになった新型のドラグーンシステムが搭載されているとの事。
　シンは、期待に胸を躍らせるが、アスランは、
　「戦争を終わらせたいという想いは私達と同じでした。なのになぜ話し合う機会も無しにあんな命令を!!」
　と、議長へ不満をぶつける。
　それに対し議長は、
　「ならば何故彼らは私達の所へ来なかった？想いが同じということであれば、彼らがこちらへ来てくれても良かったはずだ。私の声は届いていたはずだろう？」
　と、語る。
　
　その後、デュランダルはレイを呼びミネルバでの活動の報告を受ける。
　レイは、
　「アスランは、思っていたより、アークエンジェルとフリーダムへの想いが強い」
　と報告。

　アスランは部屋で考え込む。
　そこに、ミーアが部屋に来る。
　ミーアはアスランに、
　「こんなことしてたらホントに疑われちゃう!!」
　と、考え直すように言う。
　その時、兵士が部屋に押し入ろうとする。
　「さすがは議長は頭がいい。俺は操り人形にはなれない！」
　と、アスランは、窓ガラスを割り、外に出る。
　アスランを探そうと外をでた兵士を、隠れていたアスランが倒し、ミーアに、
　「一緒に行こう。そのままラクスを続けるなんて無理だ。いつか君も用済みになって殺される。だから…。」
　と言うが、ミーアは、
　「私はラクスなの!ラクスがいい!!　役割だっていいじゃないっ!ちゃんと演れば!そうやって生きたっていいじゃない!!」
　と、これを拒む。
　
　アスランは、メイリンの部屋に迷い込む。
　そこに兵士がやって来るが、メイリンはシャワールームに行き、服を脱ぎシャワーを浴び、ドアを開けた。
　兵士は動揺し、そこに来たルナマリアに言われ、部屋を離れる。
　アスランは、部屋を出ようとするが、メイリンは、ホストコンピュータに侵入して、港の警報装置を鳴らし、そのうちにMSの格納庫に向かう。
　しかし、議長は、正常なMSのないミネルバには向かわないと判断。
　二人は、格納庫に到着するが、レイの銃弾が二人を襲う。
　「やっぱり逃げるんですか、また！俺は許しませんよ。ギルを裏切るなんて事!!」
　銃撃戦になるが、アスランはレイのライフルを打ち落とし、メイリンと共にグフのコクピットに乗り込む。
　機体を発進させたアスランは、アークエンジェルを探しに行く。

　デスティニーと、レジェンドの発進準備をさせたレイはシンに、
　「追うのはアスラン・ザラだ。」
　と。
　「アスラン…そんな、なんで…」
　シンは、困惑する…。>>>「雷鳴の闇」
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