2010年03月

お堂の中に塔がすっぽり?! 謎の海龍王寺と五重小塔(産経新聞)

 【麗し大和】(13)

 塔といえばふつう、仏舎利(ぶっしゃり)(釈迦の骨)を埋めた場所に高くそびえる寺のシンボル。ところが、海龍王寺(かいりゅうおうじ)の五重小塔(奈良時代)は、お堂(西金堂)の中にすっぽりと収まる珍しい塔だ。模型というには大き過ぎ、天平の建築技法を伝える高さ約4メートルの建造物として国宝に指定されている。なぜ、こんな小さな塔が建てられたのか?

 「いまふうにいうと、海龍王寺は光明皇后のマイテンプルだったんです」

 にこやかな石川重元住職の説明に驚いた。皇后が父から受け継いだ邸宅に、自身や家族のごく私的な寺として建立したというのだから、規模は小さくても話のスケールは大きい。限られた敷地に大寺院同様の伽藍(がらん)を造ろうとしたため、小塔になったというわけだ。当初は東西の金堂に塔があったが、東は現存しない。寺にはいまだ謎が多く、発掘調査などから平城遷都前から前身の寺院があったことが分かっている。

 謎といえば、初代住職を務めた玄●(=日へんに方)(げんぼう)もそう。阿倍仲麻呂や吉備真備(きびのまきび)とともに遣唐使として唐に渡り、帰国後は僧正の地位まで上ったが失脚。九州の太宰府で亡くなった。逸話が多く“怪僧”イメージがつきまとう一方で、唐から5000もの経典を持ち帰るなど「骨太の宗教者だった」と石川住職は評価する。

 帰国のさい「海龍王経」を唱えたおかげで乗った船が無事に着いたという伝承があり、旅の安全を守る寺として今も参拝者が絶えない。海龍王寺は、歴史の波に沈んだ一人の遣唐使の形見かもしれない。(山上直子)

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強風で交通ダイヤが大荒れ 都内ではけが人も(産経新聞)

 低気圧が日本海上を急速に発達しながら北東に進んだ21日、東日本や北日本を中心に、早朝から非常に強い風が吹く大荒れの天気となった。都内では、シャッターの修理をしていた男女3人が軽いけが。鉄道各社の中には、早朝から運転を見合わせるところが出たほか、航空各社でも欠航便が出るなどの影響が出た。

 警視庁や東京消防庁によると、同日午前3時35分ごろ、調布市深大寺東町の自動車修理工場兼住宅で、はずれたシャッターを修理しようとしていた男女3人が、強風にあおられたシャッターに当たるなどして、腕や腰に軽傷を負った。西部の奥多摩町を走る国道411号線では沿道の木が倒れ、午前3時から同町内の18・4キロ区間で通行止めとなっており、撤去作業が進められている。

 JR東日本では、都心部を走る京浜東北線や高崎線、宇都宮線などで早朝から運休が相次ぎ、特急車両でも土浦発上野行きの「フレッシュひたち2号」などで遅れが出た。東京メトロでは、東西線で地上部分を走る東陽町-西船橋間で20メートル以上の風速を観測したため、始発から運転を見合わせた。その後、風が収まったことから午前8時25分に運転を再開したが、4万5900人の足が乱れた。

 日本航空と全日空でも、早朝から羽田空港発着の便を中心に欠航が発生。午前9時現在、日本航空が66便、全日空が31便の運行を取りやめ、計約1万5千人に影響が出た。

 気象庁によると、千葉市では午前4時54分に、最大瞬間風速38・1メートルを観測。東日本では、東京都江戸川区で35・2メートル、八王子市で33・8メートルを記録した。

 日本海の低気圧が発達しながら北東に進み、21日夜にはオホーツク海に進む見込み。また寒冷前線が本州を通過する見込みで、低気圧や前線通過後は強い寒気が流れ込み、海や山は大荒れの天気になるという。

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容疑の都立高教諭を逮捕=口論男性殴り、現金奪う-警視庁(時事通信)

 口論となった男性を殴り、現金を奪ったとして、警視庁亀有署は23日までに、強盗致傷容疑で、東京都葛飾区青戸、都立足立高校教諭の浅野浩史容疑者(39)を現行犯逮捕した。
 同署によると、同容疑者は当初、「よく覚えてない」と供述していたが、「殴ったことは思い出した」と話しているという。
 逮捕容疑は21日午前2時20分ごろ、同区亀有の路上で、自転車で帰宅途中のタクシー運転手の男性(57)と口論となり、顔を殴るなどして顔に1週間のけがを負わせた上、現金2万8000円が入ったショルダーバッグを奪うなどした疑い。
 同署によると、同容疑者は自転車で帰宅途中、交差点で男性とぶつかりそうになり、言い掛かりをつけたという。
 同容疑者は20日午後10時ごろから、京成電鉄京成立石駅近くの居酒屋で、知人らと飲酒し、泥酔状態だった。 

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イチから分かる!「不正資金提供事件」北教組裏金の源流は税金(産経新聞)

 民主党の小林千代美衆院議員(41)=北海道5区=の選挙陣営を舞台にした北海道教職員組合(北教組)による不正資金提供事件は、小沢一郎民主党幹事長の政治資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件や鳩山由紀夫首相の「友愛政経懇話会」をめぐる偽装献金事件に続く新たな「政治」と「カネ」をめぐる問題となった。さらに事件を機に、教組による学校教育への様々な介入や法令を顧みない教師の選挙活動など数多くの問題点が浮き彫りとなっている。(安藤慶太)

 政治資金規正法(企業・団体献金の禁止)違反の疑いで逮捕されたのは昨年8月の衆院選で選対委員長を務めた北教組委員長代理、長田秀樹容疑者(50)=札幌市西区=ら4人。逮捕容疑は、平成20年12月から昨年7月にかけ4回にわたり、計1600万円を小林氏側に提供した-とされる。

 その後の調べで、提供された1600万円は、選挙事務所の維持に充てられ、原資には北教組にプールされていた「主任手当」の運用益から捻出されていたとされる。

 「主任手当」とは、公立学校の円滑な運営のために学年主任や教科主任、生徒指導などの主任教諭に支給される「教育業務連絡調整費」の通称。主任教諭個人に支払われるべき手当のはずが日教組は「差別賃金であり職場の分断、上意下達による管理強化を招く」などと反発した。全国で制度発足の昭和51年から一貫して反対闘争を繰り広げた。

 毎月、支給された主任手当は北教組の各支部ごとにとりまとめる拠出運動を通じ、一括して道教委に“返還”、道教委が再度、これを北教組に突き返していた。結局、本来ならば教員の給与改善のために充てられるはずの税金が、組合の方針で歪められた結果、昭和53年から平成19年までに55億円が北教組にプールされ、選挙のさいに裏金として充てられた。

 日教組中央は主任手当の拠出運動を中止する方針を明らかにしたが、北教組のように「支給された手当をどう使おうが自由」とする加盟教組は依然残っている。文科省にとってこうした拠出運動は教員の待遇、給与改善を予算措置するさい、足を引っ張る存在だった。北教組に限らず、他の教組にプールされた“組合埋蔵金”が全国にいくつあって、どんなルールで、いかなる使途に充てられたのか、など実態は、国民によく知らされていない。

 ■学校教育を様々に歪めている点も

 「今回の事件は大変残念だが、組合の政治活動が許されないとの議論は全く誤りで混乱している」。15日に都内で開催された日教組臨時大会で、日教組の中村譲中央執行委員長は「教育の政治的中立は当然だが、教職員組合の活動には政治活動や、法が許容する選挙活動が含まれる」と強調。「候補者を支援し、組合員に周知させるのは正当な組合活動」などと主張した。

 しかし、事件を機に浮き彫りになった北教組の問題は政治活動だけではない。組合活動で校長の権限を制約させたり、学校教育を様々にゆがめている点も数多く指摘されている。

 北教組自身の調査によると、主任教諭について「実態化が進められていない」とした小学校は86・6%、中学校で83・9%。主任制に代わる「主幹制度」にも北教組は「応募しない・させない」「指示を出させない・受けない」「名称は使わない」などの“妨害”を行っている。

 公教育の中身を学年ごとに定めた学習指導要領にも反発し「竹島は韓国領」「北方領土は先住民族の視点で教える」など勝手な解釈を学校に持ち込んでおり「事件は彼らの不正の一断面に過ぎない」(文科省関係者)。道教委も実態解明に向けた調査を進めている。

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<公明党>参院選「他党候補推薦せず」発言を撤回 山口代表(毎日新聞)

 公明党の山口那津男代表は17日の記者会見で、今夏の参院選で他党候補を推薦しないとの自身の発言について、「(推薦を)否定するとか推進するとか決めていない。状況の推移を見極めて検討したい」と述べて撤回した。山口氏は自民党との協力関係を見直す意向だったが、自公両党の関係が深い関西や九州の支持者の反発が強く、「党として方針決定していない」(幹部)と、発言の修正を求める意見が出ていた。他党との選挙協力は5月の大型連休明けに結論を出す方針。

 山口氏は14日、大分市で記者団に「党再建に全力を挙げており、他党候補を応援する余裕がない」と表明。15日の講演でも繰り返した。山口氏は17日の会見で「考え方は変わっていない」と釈明したが、党代表の発言のぶれは民主、自民両党の間で腰の定まらない公明党の現状を反映しているといえそうだ。【田所柳子】

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