名古屋市の国道交差点で3人が死亡したひき逃げ事件で、事件を起こした乗用車に同乗し、窃盗などの容疑で逮捕されたブラジル人の男2人のうち1人が「カーナビを盗むため現場付近を通行していた」と供述していることが5日、捜査関係者への取材で分かった。

 2人は「パトカーに追い掛けられていた」「赤信号を無視した」とも供述。熱田署捜査本部は、車上狙いの物色中にパトカーの追跡を受け、逃れるために無謀な運転をしていたとみて調べを進めるとともに、危険運転致死容疑で指名手配した運転の男(26)=岐阜県美濃加茂市=ら残る2人の行方を追っている。

 捜査本部によると、ひき逃げ車はナンバープレートが付け替えられた盗難車で、車内から車のガラスを割る特殊工具やバールが見つかった。逮捕された別の1人は「食事に行くために現場近くを通行していた」と供述しているという。

 乗用車は事件直前に、ナンバーと車種が合わない不審車としてパトカーに追われていた。車が急にスピードを上げたため、愛知県警はほかの車に危険が生じると判断し追跡をやめたが、車はそのまま暴走を続けたらしい。

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