碁盤斬り

■The Buzz

題材は　落語の演目として親しまれてきた「柳田格之進」。

未聴。

かって、いわれのない嫌疑をかけられて藩を離れ、亡き妻の忘れ形見である

一人娘(清原果耶)と共に貧乏長屋で暮らす浪人(草なぎ剛)。

その彼が　趣味の囲碁を介して、大商人（國村隼）の知己を得て、ささやかだった生活が少しづつ、

動き出す。そんな時、あるきっかけから隠されていた真実が明らかになり、ーーー。

中盤以降　50両の金が紛失したあたりから、俄然　面白くなる。

50両の資金の嫌疑を受けた時の浪人(草なぎ剛)のその後の対応に、武士とはこういう生き方か、

と感動した。

また、ラスト　清廉潔白、誰にも迷惑はかけない、を信条に生きてきた浪人(草なぎ剛)が

仇敵（斎藤工）と斬り結び、迷惑をかけて苦しんでいる旧仲間たちの存在をしり、

（絵＝名画）を肩に、故郷へ向かうシーンは　共感・共鳴し、涙し、今後の生き様を教えられた。

拍手！

小泉今日子にも拍手！

白石和彌監督「碁盤斬り」

江戸時代は　かくも暗かったのかと思わせるような暗い映像が続く。

ぱっと明るくなる時がある。

花街と縁日のシーン。

久々に（良質の時代劇）を堪能しました。

（映画評価表）

・ストーリー　★★★★★
・キャスト　　★★★★★
・映像　　　　★★★★
・音楽　　　　★★★★
・美術　　　　★★★
・衣装　　　　★★★
・好/嫌度　　★★★★★　
・その他
・合計　　　　★★★★★

★　 時間があり、映画が好きな方は観てください。
　　　　　　（目安＝450円）
★★★　　　観てください。料金価値はあります。
　　　　　　（目安＝1800円）
★★★★★　是非観てください。最高です。感動します。
　　　　　　（目安＝5000円）お読みいただいて、ありがとうございます。

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■解説
・『ミッドナイトスワン』などの草なぎ剛と、『孤狼の血』シリーズなどの白石和彌監督が
　組んだ時代劇。古典落語をモチーフに、冤罪(えんざい)事件によって藩を追われた男の、
　父として、さらに武士としての誇りをかけた復讐(ふくしゅう)を描く。
　脚本は白石監督作『凪待ち』などの加藤正人が担当。
　草なぎふんする浪人の娘を『1秒先の彼』などの清原果耶が演じ、
　『虹色デイズ』などの中川大志、『死体の人』などの奥野瑛太のほか、斎藤工、小泉今日子、
　國村隼らが出演する。
■あらすじ
・いわれのない嫌疑をかけられて藩を離れ、亡き妻の忘れ形見である一人娘・お絹(清原果耶)と
　共に貧乏長屋で暮らす浪人・柳田格之進(草なぎ剛)。落ちぶれても武士の誇りを捨てず、
　趣味の囲碁にもその実直な人柄が表れており、うそ偽りない勝負を心掛けていた。
　しかし、あるきっかけから隠されていた真実が明らかになり、格之進は娘のために命懸けの
　復讐(ふくしゅう)を誓う。