2006年09月28日
低血糖について
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今日は低血糖のお話です。
低血糖というのは文字通り血糖値が低くなること。
血糖値が高いことで糖尿病を招くことを思えば
低いことはそんなに怖く感じないのですが
異常な低血糖は精神を不安定にするのです。
たくさんの量の砂糖をとったときと
パンやごはんなどを食べたときとでは
比べ物にならないくらい血糖値が急激にあがります。
体はこの異常な状態に対処するため
インシュリンを大量にだします。
大量に出されたインシュリンのために
今度は急激に血糖値が下がります。
そこで体は下がった血糖値を上げるため
また砂糖がほしくなり、甘いものに手を出す・・・
このような悪い循環になるのです。
砂糖で急激に上がったた血糖値を下げようと
インシュリンが大量に分泌されるときに問題があります。
攻撃ホルモンと呼ばれる
アドレナリンも多く分泌されるのです。
このアドレナリンと低血糖で
脳神経系が不安定な状態になり
イライラしやすくなるのです。
白い砂糖を多く取りすぎることで
ビタミンB群、そしてカルシウムも消費されます。
カルシウムの消費は神経を興奮させるので
イライラをよびます。
また、ビタミンやミネラルも多く
消費されるためにストレスに耐える力もなくなり
さらに心が不安定な状態となるのです。
これまで紹介した「悪童」マイケル君(前編、後編)、
そして少年院の少年たちの攻撃的な部分
不安定な心という部分には
このような低血糖の症状があったといえます。
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