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ニライカナイからの手紙
 
 昨日の昼間は春とは思えないほどの暑苦しさだった。
 そこで借りてきたDVDの中からこれを観る事にした。
 主演・蒼井優、監督脚本・熊澤尚人。
 後に『虹の女神』にも関わる人達だ。
 沖縄の竹富島出身の少女の成長を描いた作品だ。
 ニライカナイの意味が何となく分かっていたので、映画の前半で何となくオチは見えていたものの。
 この映画はテンポは島の風景の時間同様緩いので。
 冗長に思えるかもしれない。
 熊澤監督は、岩井俊二監督の下で働いていたせいか。
 映像表現も似ている。
 この作品に関しては。主役の蒼井優ちゃんよりも。
 脇役陣のおじい役の平良進さんを始めとする面々に期待していたのだが。
 少々物足りなさを感じた。
 母親役の南果歩さんも泣いてばかりの演技だったので。
 少々興ざめ。
 しかし、泣けるところもあったので。
 55点と言う所か。
 竹富島の風景に助けられた作品だと思う。