大阪府の橋下徹知事を支持する府議22人が1日、府議会(定数112)の新会派「大阪維新の会」を旗揚げした。

 事実上の〈橋下新党〉で、今月中旬には知事をトップに据えた同名の政治団体(地域政党)も発足させる予定。

 こうした地域政党が設立されるのは異例で、大阪府・大阪市の再編構想などを公約に掲げ、来春の統一地方選で府議会や市議会の過半数獲得を目指す考えだ。

 同会に参加した府議の出身会派別内訳は、自民党系4会派19人、民主党1人、諸派2人。自民党系19人は離党しない方針。

 基本政策には府市再編のほか、いずれも橋下知事が唱える▽大阪(伊丹)空港の将来的な廃港▽府庁舎の「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC)への完全移転▽府議会定数の大幅削減――を挙げている。

 同会の浅田均代表と松井一郎幹事長らが府庁で記者会見し、「知事のパワーを、我々が一緒になることで3倍、5倍、10倍にし、大阪を変えたい」と表明。

 橋下知事は定例記者会見で、「府市再編、ワン大阪という政策一本で集まった集団。とてつもないパワーを発揮するんじゃないか」と期待を寄せた。

 一方、今夏の参院選については「(地域政党には)自民党の議員、民主党出身の議員らがいる。それぞれに候補者を応援するので、動くのは無理だ」と述べ、地域政党としては関与しない意向を示した。

 府議会では、今後も自民党(30人)が最大会派を維持するが、これまで政策的に同調することの多かった公明党(23人)と合わせても、過半数に届かない事態となった。「第4の勢力」の登場で、民主党(23人)を含めた各会派の主導権争いはさらに激化しそうだ。

 一方、大阪市議会(定数89)では〈橋下新党〉への同調は広がっておらず、平松邦夫市長もこの日、「知事の思い、府市再編(の具体像)が見えない。府市が一緒になれば、(すべての問題が)解決するというのはおかしい」と述べ、橋下知事の姿勢を批判した。

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