2005年04月29日
αリポ酸(アルファリポサン)
アルファ・リポイック・アシッド…αリポ酸(アルファリポサン)とは、別名チオクト酸と呼ばれる脂肪酸の一種で、コエンザイムQ10と同じく全身に60兆ある全ての細胞のミトコンドリアに存在し、糖代謝に深く関わっている物質です。
食事から体内に吸収された糖(炭水化物)は、細胞に送られまずピルビン酸に変化しミトコンドリアに入ります。アルファリポ酸はこのピルビン酸を、アセチル CoAという物質に変化させる役割をもっています。この工程が無いとピルビン酸はミトコンドリア内でエネルギーを生み出すクエン酸回路に入れず、体脂肪として体に蓄積されてしまいます。アルファリポ酸の働きでうまくクエン酸回路に入ったアセチルCoAは、コエンザイムQ10の働きによってエネルギーATPに作り変えられます。つまり体内のアルファリポ酸が少なくなれば摂取した糖(炭水化物)がうまく細胞内でエネルギーとして使われず、体脂肪として体に蓄積されたり、エネルギー不足から疲れやすくなったり、脳の活動が鈍くなるなどの弊害が出るのです。
基礎代謝能力が年齢とともに低下するのは、中年期以降どんどん体内からアルファリポ酸が減少してくのが原因の一つであるといわれています。このため体外からの摂取が有効であるとして、サプリメント先進国アメリカでは1990年代より、アルファリポ酸の抗酸化作用に注目し、ダイエット・アンチエイジング・スキンケアのためのサプリメント素材として使用しています。一方日本でアルファリポ酸は医薬品のみに使用が許可されていた物質で、2004年6月に厚生労働省が医薬品から食品に区分を変え、急速に普及しはじめたところです。