6/11、9・10と名古屋出張だったのをいいことに四日市ドームまで遠征、四日市ボウルを観戦した。

 昨年の今頃も名古屋にいたため、東海地区のフットボールを見るのは初めてではないのだが、5シリーズ連続でファンブルロストしたりする大味なフットボールな上、人数が非常に少ないという印象しかなかったので正直それほど期待していたわけではなかった。フットボールそのものよりも、四日市ドームとはどんなところかという方に興味があっての遠征であった。
 近鉄霞ヶ浦という何も無い駅を降りて歩くこと15分、目指す四日市ドームは競輪場の隣だった。川崎を彷彿とさせる立地だが、中身は最新式。バトミントンのコートが描かれている(人工芝の上でバトミントン?)、人工芝の体育館といった印象。芝は大井第二のような砂入り人工芝。観客とフィールドが近い上、オーロラビジョンもあるなかなかの競技場だった。

 試合は愛知大−四日市大、名城大−龍谷大の2試合。1試合目はNFLピッツバーグのようなユニフォームの愛大がJ・ベティスのようなRB#3を中心とした攻撃で四日市大に快勝。東海地区のトレンドなのか両チームともクイックヒットパスを多用。

 2試合目は東海地区王者の名城大が関西2部の龍谷大に挑む定期戦。ライン戦で劣る名城は龍谷OFの前に後退を余儀なくされる。相手の反則とファンブルロストに乗じ2TDをあげ14-22と点差こそ接戦だが、相手のFG失敗や無理なギャンブルなど詰めの甘さに助けられた点差以上の実力差があった。
 とはいえ、過去に見た東海地区の学校に比べ、名城が強い理由は見て取れた。ただ多ければ良いというわけではないが、部員数の多さは学内での認知度や勧誘システムの確かさを感じさせる。ほかでは見られない父母会組織があり、物販や募金活動(ヘルメット募金なるものを募っていた)を行うなどサポート体制もしっかりしていた。そして他リーグとの対戦を通した上を見る姿勢。まだ実力差は大きいものの、システムを構築し強いチームを造ろうという意図が感じられた。

 関東リーグでも部員減少に苦しむチームは多い。それぞれのチーム事情はあるだろうが、未経験者がほとんどのこの競技で新入部員を集めることは決してマイナスにはならないはずだ。ましてフットボールはシステムのスポーツである。未経験者を集め一人前のフットボーラーとして育て上げる、そうしたシステムを作り上げられるチームならば自分たちのチームをよりシステマチックなものにできるはずだ。

「両面出場をしなくてはならないから」というのは言い訳にはならない。その原因はフットボールのシステム作りをおこたった自分たちにある、というの傍目から見た私の無理な要求なのだろうか。

http://www.geocities.co.jp/Athlete-Acropolis/8457/lti/6.html