ローコスト住宅は坪いくらぐらいから可能か?対柱

2005年09月09日

耐震・免震について

建てようネットの追加質問その2、
「耐震・免震についての基本的な考え方を教えてください」
こう答えた。

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耐震は地震のエネルギーに耐えることですから、
構造計算を行い剛構造にすることです。
一方、免震は地震のエネルギーから免れることですから、
エネルギーを直接受けない仕掛けが必要になります。
タイヤのゴムのようなもので建物と地面を切り離し(浮かし)ますから、
極端に太い部材にしなくてもいいわけです。
しかし、一般の木造在来工法は構造計算を行わず、
簡便な必要壁量計算で耐力壁を配置する方法ですから、
確かな数値の裏づけがありません。
どうしても数値で安心を得たい人は、木造では大臣認定を取得している
SE構法(木骨ラーメン構造)ということになってきます。
今の在来工法は筋違いで固めるという剛構造の考え方ですが、
昔ながらの伝統構法は基礎の石の上に柱を立て
柱間をでつないだ柔構造の考え方で建てています。
耐える限度を超えた時は、
すぐに崩壊するのではなく傾いて持ちこたえますから、
屋外に逃げる時間が生まれてきます。
また、基礎と建物を固定していないので、
基礎石からずれて地震力から免れるなど、
原始的ですが究極の免震構造になっています。
鉄骨やコンクリートと違って生身の木を使う木造は、
剛構造より柔構造が合っているという声が、
最近よく聞かれるようになりました。
傾いてもなかなか倒れない貫方式による構造が、
私も木造には似つかわしく思っています。

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(S.Tomita)


taa2003 at 13:21│Comments(0)TrackBack(0) 建築 | 構造

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