2005年11月26日

現場の回想

今日は夕方から竣工検査だった。
この建物は増改築の二世帯住宅だったので8ヵ月の工期をいただき、
一期工事で若い世帯の住む増築部分を完成させ、
二期工事はご両親の居住空間になる既存部分の改修を行った。

人がやること、現場は注意して施工したつもりでも間違うことがある。
たった一つのミスで想像も付かないようなことを引き起こすことがあるから恐しい。
それがこの現場で起こってしまった。

若い世帯が入居した次の日の朝、電話で起こされた。
2階からの漏水で1階の床が水浸しになっているとのこと。
至急飛んでいったが、原因は折れ曲がり部分の水道管のジョイント部が
仮止めの状態のままで接着されていなかったので外れてしまったのだ。
水圧試験の時に持ちこたえたのが、逆に最悪の事態を引き起こしてしまった。
工務店は迅速に精一杯の対応をしてくれたが、謝って許される問題ではない。
それなのに、クライアントから工務店に返ってきた言葉は
「信頼していますから」というニュアンスの内容だった。
日々の仕事振りを評価してくれていたのだと思うが、
何よりも人間のふところの大きさにただただ頭が下がった。

今日検査の後、工務店の社長と現場監督、うちのスタッフと食事をしながら、
この時のことを思い出しみんなで語り合った。

設計期間も含めると、クライアントとは
本当に長いお付き合いになったわけだが、
いいご家族に恵まれたことを心から感謝している。


(S.Tomita)

taa2003 at 23:55│Comments(0) 現場 | 藍住町の家

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