丈六町の家

2006年05月14日

軒下のデッキテラス

「丈六町の家」の内覧会が無事終了した。
ゴールデンウィークに続いての内覧会だったが、
今回も大勢の方に見て頂き嬉しい限りです。

デッキテラスデッキテラス







この建物の中で一番人気のあったのが、
中二階の遊びの小空間「二畳の間」だったように思うが、
ダイニングの横に設けた「デッキテラス」も結構好評だった。
このテラスは三畳と決して広くないのだが、
屋根をかけているので雨の日も使うことのできる半屋外空間になっている。
庭をながめながらのカフェテラスであり喫煙所でもある。
また、玄関ポーチから続いているので、
気やすい客人の玄関にもなっている。

軒下空間はかつては雨の日の作業場として使われることが主だったが、
今は生活に潤いを与える癒しの場として使うことが多くなった。
雨の多い日本の住まいにとって、なくてはならないものだと思っている。

(S.Tomita)

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2006年05月12日

箱火鉢の座卓

明日からまた二日間、「丈六町の家」の内覧会が始まる。

食堂より居間方向を見る箱火鉢の座卓







この居間の箱火鉢は家具屋さんに特注で作ってもらったものだ。
灰はOさんちの薪ストーブのものだから間違いなく一級品だし、
このイベントでお餅でも焼きたい気分になる。
でも写真を見てるだけで日本酒が恋しくなるのだから、
座ると長居されてしまいそうだ。次の機会までお預けかな。(笑)

(S.Tomita)

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2006年05月09日

家って何?

今日、ホームページに「丈六町の家」をアップした。
とはいっても小生が撮った写真ばかりである。
愛用のCanonIXYデジタル60は広角が利かないから、
折角のワンルーム空間が思うように撮れていない。
また、いい写真が撮れれば差し替えるということで仮アップにした。

アップする資料をまとめながら、
この家の設計当初のことを思い出していた。
定年退職を間近に控えた団塊の世代。
そのご夫婦に贈る30坪1200万円住宅でスタートした。
坪単価は建物の形が大きく左右するから単純な形ほどいいわけだ。
東西に細長い敷地形状とも重なって、
片流れの一枚屋根になるにはそう時間はかからなかった。
片流れの高い部分を二層使いにし、残りの低い方を吹抜けにする。
「立体的なワンルーム空間を手頃な価格でつくること」
それがこの家のコンセプトになった。
手作り要素は高く付くがどうしても外したくない。
慎重に絞り込んだものの、造作材や家具・建具は結局手作りになった。
手作り住宅の坪40万円は至難のわざだと思うが、
工務店の全面協力の中で、何とか目標値にも近づけることができた。

「家って何?」 洞窟、竪穴式住居、パオ?・・・・・
ワンルームの原点にたち還って考えさせられた住まいになった。

(S.Tomita)

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2006年05月08日

「和」の縦格子

「丈六町の家」の南西側壁面は大きな縦格子で構成している。

南西側の壁面南西側の壁面南西側の壁面







格子は縦に使うと「和」、横にすると「洋」、
意匠的にはそんなイメージがある。
また、目隠しとしての機能を持たす場合、
車や通行人など水平に動くものに対しては縦が、
見上げるなど垂直方向に対しては横が有利になる。

この家では西陽を遮るためもあるが、
洗濯物を干したり生ゴミを置くなど、
裏方の雑多なものを隠すことを主に取り付けている。
材のサイズや取付ピッチによって表情もかなり違ってくるが、
今回は見付27mm×奥行75mmの杉材をピッチ60mmで付け、
やや繊細な表情を持たせている。
全体的には洋の建物イメージに、
この縦格子で少し和の匂いを醸し出した積もりだが、
どうだろうか。(苦笑)

(S.Tomita)

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2006年05月07日

「丈六町の家」ご来場お礼!

ご来場いただきありがとうございました。

今日、5日間に亘る「丈六町の家」の完成見学会が無事終了した。
同僚の埴淵隆さんの事務所と協同で行なった初の内覧会だった。
不安だらけでのスタートだったが、
予想を上回る大勢の方にご来場いただき、
喜びの中で終えることができた。
今回もまた仲間に助けられ、
未知のハードルを乗り切ることができた。
本当にありがたいことです。

一息置いて、今週末の13(土)、14(日)に
再度、見学会を開催することになっています。
今回お越しになれなかった方は、ぜひとも足をお運び下さい。
接客にもかなり慣れてきました。
バージョンアップしたガイドができると思います。(笑)
お待ちしています。

(S.Tomita)

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2006年05月06日

ファサードの衝立壁

「丈六町の家」のファサードは看板建築的手法でデザインしている。
自分の中ではこのシルバーの衝立壁は、
正面を着飾る「看板建築」に相通じるものがあるのだ。
(看板建築についてはこちらを→日本絶滅紀行.田端宏章著

正面から見たファサードの壁横から見たファサードの壁







写真の通り、シルバーの壁は屋根の妻側を隠す衝立になっている。
もし、これがなければ、雨樋や塀との間に置いた室外機は見えてくるし、
切り取られた入口のイメージも出てこない。
少し気取って正面をよく見せたいとの思いがこの衝立になったのだ。

中身以上によく見せるデザイン手法は決して好ましいとは思わないが、
看板建築の見栄っ張りは、江戸っ子の気風の良さのようなものが出ていて、
全く嫌味を感じないし、逆に可愛いとすら思えてくるのだ。
ファサードの衝立壁は無意識の内に設計に取り込んでいた。

(S.Tomita)

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2006年05月05日

壁の開口部

建物のイメージを大きく左右する壁の開口部。
そのサイズや位置は、
内部の考えから決まって来るのが普通だから、
立面のバランス上、欲しくないところに出てきたり、
またその逆のことも起こってくる。

北東側の壁面北東側の壁面







上の写真は「丈六町の家」のファサードに当たる北東の壁面である。
プラン上、小窓が三ついるのだが、
そのまま開けたのではどうも立面がしっくり来ない。
そこで黒い大きな壁面を、
L型の小庇で切り取って白い小さな面をつくり、
その中に三つの小窓をおさめることにした。
これがいいかどうかは賛否両論あると思うが、
アンバランスの中のバランスを求めてのことだ。

アンバランスの美は日本人の好むところだが、
その配置は少し違うだけで美しくもなり醜くもなる。
そこが難しいが面白いところなのだ。

(S.Tomita)

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2006年05月04日

屋根の勾配

「丈六町の家」は長さ六間(11.4m)の長手(桁行き)方向に
一枚の片流れの屋根を架けた。

北西側外観北西側外観







上の写真の通り、北西面には貼り付く下屋やへこみの部分など
何もないから、片流れの形がそのまま外観の形を決めることになる。
たった一本の線の角度で建物の印象が決まる片流れの屋根勾配は、
切り妻屋根や寄せ棟屋根より、はるかに気を使うところである。
この建物は1.5寸(10行って1.5上がる)勾配を採用しているが、
この1.5寸が私にとっては一番バランスがいいと感じるからだ。
(それと内部空間との絡みも考慮して決めている)

設計者の多くは勾配のないフラット屋根を好むが、
ご多分に漏れず私もその一人である。
水平と垂直ラインで構成するモダニズム建築は美しい。
しかし、一方では土着性や地域性を奪っていった罪もある。
日本でも雨の多い地域、豪雪地域など気候風土の違いによって、
地域それぞれの特徴ある屋根の形を持っていた。
台風常襲地沖縄の建物は風雨に強い寄せ棟や方形屋根だし、
雨の多い地域は屋根勾配がきつく、逆に雪国の屋根はゆるい。
屋根の形や勾配がその地の風景をつくり出していたのだから、
インターナショナルスタイルのモダニズム建築は、
地域のアイデンティティーを奪っていったことになる。

造形美、機能美、いろんな美しさがある。
本当に美しい形って何なのか。
それは風土がつくり出した形かも知れない。
モダニズムの美学から脱却できない限り、
見えて来ないようにも思う。

(S.Tomita)

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2006年05月03日

「丈六町の家」内覧会開催!

いよいよ本日より5日間、
「ふたり暮しを楽しむデザインハウス・丈六町の家」の
内覧会が始まります。

仕事と子育てが一段落したご夫婦、
自由なライフスタイルを楽しむカップル・・・
さまざまな「ふたり暮し」を想像しながら
デザインしたモデルハウスです。
ぜひこの機会に、小さな一つ屋根の下に広がる
「立体的ワンルーム」をご体感下さい。
お待ちしています。

詳細はホームページをご覧下さい。→http://www.taa2003.com

丈六町の家丈六町の家







(S.Tomita)

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2006年04月30日

片流れ屋根

家の形は屋根の形。
屋根の形が外観のイメージを決める。
片流れ屋根は一枚屋根。
たった一枚でできている。
最もプリミティブな屋根の形だ。
プリミティブなゆえに、
力強さと頼りなさが混在するが、
そこがまた、たまらなくいとおしいのだ。

外観1外観2







▲丈六町の家

(S.Tomita)

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2006年04月27日

ローコスト住宅に挑戦!

丈六町の家は昨日造園工事が終わり、今日板塀ができ、
夜には内部の建具と家具が取り付いて、ついに完成した。
居間や食堂に座卓や食卓セットがセッティングされ、
昨日とは見違えるほど、すっかり家らしくなってきた。

完成の日の夜完成の日の夜完成の日の夜







室内は大きな吹き抜けの居間に薪ストーブと、
一見豪華な印象を受けるかも知れないけど、
実はこの家はローコストに挑戦した住まいなのだ。

いくらローコストといっても平凡な四角い部屋ばかりでは面白みがない。
今回採用した片流れの形は、
変化に富んだ立体的なワンルーム空間をつくるためのものだが、
この形は吹き抜けの効果が大きい割に室内の容積はそれほど増えないので、
コストアップにつながり易い吹抜けの特効薬?なのだ。

でも、我々設計者が提案する住宅は、
工業製品を多用するハウスメーカーの住宅と違って、
手作り要素が多くなるから、コストアップにつながりやすい。
木造の構造材を室内に表すことはいいことだけど大変な大工手間になるし、
衛生器具やキッチンなどの設備機器も
性能やデザインにこだわれば極端に高くなる。
ディティールにも懲りすぎて値を上げてしまうことも結構多い。

そんな頭の切り替えをしない限り、ローコストは望めない。
今回は手作りの良さをどこかに残しつつ、仕事の伸びを優先的に考えた。
さあ結果は如何に、いくらかかったと思いますか?(笑)

(S.Tomita)

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2006年04月26日

薪ストーブ居座る

昨日、「丈六町の家」の煙突工事が完了し、
この家の要である薪ストーブがやっと所定の席に居座った。

薪ストーブ薪ストーブ薪ストーブ







機種はヨツールF400、ノルウェー製である。
海運の国らしく本体の至るところに海に関するレリーフが施された
クラシックでエレガントなデザインの一品。

基本的にはこれ一台でこの家の暖をまかなうのだが、
暖気は上昇するから天井にプロペラファンを付けて下方に送る
シンプルな循環システムを採っている。

「ガスや石油ストーブは自宅のお風呂で薪ストーブは温泉だ」
という例え話を聞かされたことがあるが、
薪ストーブの出す遠赤外線が身体の芯まで温めるようだ。
寝る前にくべた薪が朝まで種火で残っているから、
ほんわかと暖かい部屋で、起きるのも苦にならない。

いいことばかりのようだけど、
薪の段取りから始まり煙突掃除までの手間暇仕事が大変で、
これを惜しまない人でないと宝の持ち腐れになってしまう。
そこが一番難しい。あなたはできますか?

(S.Tomita)

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2006年04月25日

デザインハウス完成見学会のお知らせ

デザインハウス(丈六町の家)完成見学会
 日時:5/3(水)〜7(日),13(土)・14(日) am11:00〜pm5:00
 場所:徳島市丈六町山端13-1 →地図
 主催:埴淵建築設計室&富田建築設計室

デザインハウス完成見学会のお知らせ







「ふたり暮らしを楽しむ」をテーマに取り組んできた
デザインハウス(丈六町の家)の完成見学会を、
来たる5月3日より開催いたします。

延べ面積30坪の小さな家ですが、
部屋の仕切りを取り払い、
立体的なワンルームとすることで、
生活の楽しみと空間の広がりを目指しました。
ご家族、ご友人お誘い合わせの上、
ぜひ一度、このワンルーム空間をご体感下さい。

(S.Tomita)

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2006年04月24日

現場最後の追い込み

「丈六町の家」の現場は、
朝から各工事関係者の車でごった返していた。
外では大工さんが板塀の切り組みを、
電気屋は室外機の設置作業。
そしてユニック車で樹木の搬入が始まるという具合である。
その後、薪ストーブ屋と建具屋がやってきて、
内部は最後の仕上に取り掛かった。

造園工事薪ストーブ工事







すべての完成まであと三日。
最終日(27日)の天気予報が少々気にかかる。

(S.Tomita)

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2006年04月23日

AKARIが灯る

イベント終了後、気になっていた「丈六町の家」の現場に直行し、
AKARIのスイッチを入れた。
吹抜けの居間にグッと奥行きが出てきた。
照明一つで、、、すごいパワーだ。

AKARIAKARI







明日から造園工事が始まる。
薪ストーブも明日取り付けると言っていた。
いよいよ完成に近づいてきた。
でもまだ内部は建具と家具工事が残っているし、
外構の塀もこれからだ。
工事の皆さん、後ひと踏ん張りがんばってよ。

(S.Tomita)

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2006年04月21日

イサムノグチのAKARI

「丈六町の家」の吹抜けの居間と中二階の二畳の間に、
イサムノグチのAKARIが取り付いた。

丈六町の家高島の住まい1990竣工









この長いねじれたペンダントを使うのは初めてだがやっぱりいい。
AKARIの一番の良さは骨組みである竹ひごの不規則な配列にあると思うが、
その崩し方のバランスがまた絶妙にいいのだ。
規則正しいものを崩すという日本人の持つ優れた感性が
AKARIシリーズには凝縮されている。
長いペンダントを使ったのは1990年竣工の「高島の住まい」以来だ。
照明をチェックする夜が待ち遠しい。

(S.Tomita)

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2006年04月19日

煙突のけむり

「丈六町の家」の立面をラフスケッチで描いてみた。
樹木が盆栽の松のように妙に決まってしまったけど、(苦笑)
片流れ屋根の頼りなさと、
煙突から立ちあがる煙が何となくほのぼのとしていい。
メルヘンの世界に舞い込んだようだ。(笑)

丈六町の家・立面スケッチ



導入した舶来の薪ストーブは燃焼率がいいから、
ほとんど煙が出ない。
煙突から火の粉や煙が出ると近隣から苦情が出る。
でも煙が出なかったら突と呼べないし、絵にもならない。

(S.Tomita)


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2006年04月18日

小空間「二畳の間」

「丈六町の家」の現場も秒読みに入った。
今日は吹抜けの天井から吊るすペンダントの位置決めだったので、
めったに見かけない高い脚立を持ち込んでいた。
早速登って、いつもは撮れないアングルで、
格子の奥の中二階を撮影した。

丈六町の家丈六町の家







ここは小空間「二畳の間」だ。
二畳といえば妙喜庵の国宝待庵の茶室を思い浮かべるが、
それも少々意識しての設計である。(笑)
たった二畳でもそこには小宇宙があるのだ。
階段からのアプローチはちょうどにじり口からの入りと似ている。(笑)
当然、茶室としても使用するのだが、
普段は囲碁や読書の間であり、
何といっても究極は昼寝の場所なのだ。
だから寝ていて山並みが望める低い位置に窓を切ってある。

猫は居心地のいい場所を見つけるのがうまい。
安心して転寝できる最高の場所を探し出す。
「吾輩は猫である」ではないけれど、猫の気になって考えれば、
いとも簡単に居心地のいい場所の設計ができるのかも知れない。(笑)

(S.Tomita)

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2006年04月12日

一つ屋根の下に住まう

先日、見学させてもらった間健治さん設計のコレクティブハウス「なじみ」も、
いま若者たちに定着してきたルームシェアも、
他人同士が一つ屋根の下で暮らす生活スタイルである。
日々耳にする家庭内暴力や殺人事件、こんな索漠とした時代背景が
コミュニティ復活を強く求めているのだろう。
10年前にはなかった住まい方が増えてきた。

その先駆けともいえる住宅が76年に竣工した小西敏正氏設計の「はじめの家」だ。
若い二組のカップルが寝室だけを別にして共同生活を試みた二世帯住宅だが、
破局は早く二年後に「あとからの家」をつくり離れている。

共同生活の難しさは今も昔も変わらない。
いや、贅沢になった分だけ今の方が難しくなっている。
共同生活には我慢がつきものだが、
それが人への思いやりや優しさを育んできた。
経済性だけではない大切なものがそこにある。

住宅も規模が大きくなり個のスペースが充実すればするほど我儘になり、
相手を気遣うことを忘れてしまう。
昔の家の部屋の仕切りは完璧に仕切れない襖や障子の建具だったから、
一つ屋根の下はどこにいても気配を感じる「ひとま」だったわけだ。
相手の気持ちを考え気遣いながら住まう中で、
家族の絆が育まれていったようにも思えてくる。

昨日書いた「丈六町の家」はふたり暮らしの住まいだが、
「一つ屋根の下に住まう」の意識を視覚的にも感じられるよう、
片流れの一枚屋根の形をそのまま内部に現している。
完璧なプライバシーが取れないプランになっているが、
それが幸せのキーワードだと思っている。

ふたり暮らしを楽しむ家・断面スケッチ






(S.Tomita)

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2006年04月11日

雨の中での足場解体

雨の中、丈六町の家の現場で足場の解体作業が始まった。
設計者にとって、骨組みが建ち上がる建前の日と同じぐらい、
外観の全容が現れるこの瞬間が待ち遠しいものである。

060410-1ふたりを楽しむ住まい060410-2ふたりを楽しむ住まい







「ふたり暮らしを楽しむ」をテーマに取り組んだこの家は、
延べ面積30坪と決して大きくない。
片流れ屋根の形にしたのは、変化にとんだワンルーム空間を造りたかったからだが、
建築家池辺陽の代表作「立体最小限住宅No.3」を連想してしまう形になった。
戦後の50年代に建築家たちがこぞって取り組んだ立体最小限住宅には、
小さくても豊かな住まいのヒントが散りばめられている。
小さな一つ屋根の下に大勢の家族が住んでいた頃は、
物はなかったが笑い声や会話が絶えなかった。
一つ屋根の下に広がるひとまの住まいに、
幸せへのキーワードが隠されているように思えてならない。

(S.Tomita)

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2006年04月04日

「ふたり暮らしを楽しむ家」のオープンハウス

事務所を持って24年目、建築主の全面的なご支援によって、
4月29日からのゴールデンウィーク期間中、
事務所主催の初めてのオープンハウスを開催することになった。

060403-1ふたりを楽しむ住まい060403-2ふたりを楽しむ住まい







「ふたり暮らしを楽しむ家」と題したのは、
定年退職を迎える団塊の世代たちへのささやかな幸せへの想いから来ている。

片流れ屋根の下には30坪のコンパクトなワンルーム空間が広がり、
そのほぼ中央にこの家の要である薪ストーブを据えた。
居間にある囲炉裏を切った大きな座卓を囲んでの食事や語らい、
また庭の草木を楽しみながらのデッキテラスでのひとときは、
ゆったりとした時の流れを十二分に感じさせてくれるはず。
中2階には友人と将棋や囲碁を打ったり、
ちょっとした昼寝のできるタタミのコーナーがあり、
2階の10帖大の寝室は二つの個室に分けることもできるので、
個を尊重した住まい方も可能である。

企業戦士たちのリタイヤ後の人生とは・・・・・。
聖母たちのララバイ」の唄のように、
そのまま眠りにつかれては困るのだ。(笑)
この小さな屋根の下に、
そのヒントになるようなものがあれば嬉しいのだが・・・・・。
ぜひ、ご来場下さい。

(S.Tomita)

●追伸
オープンハウスについての詳しい内容が決まりましたら、
ホームページでお知らせします。

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2005年12月10日

仲間みんなの地鎮祭

今日は先勝のいい日、今年最後の地鎮祭だった。
建物の規模は30坪と決して大きくないけれど、
この住まいに思いを馳せる仲間が大勢参列してくれて、
いい地鎮祭になった。
みんなの夢を一杯に詰め込んだ「丈六町の家」がいよいよ始まる。
Mさん、ありがとう。

地鎮祭.jpg地鎮祭








(S.Tomita)

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