小さなコートハウス

2012年05月15日

7年目のエゴノキ

7年前、こんな小さなスペースに植えたエゴノキの苗木が
(細くてよく見えませんが・・・)
051209エゴノキ

こんなに大きく育っていました。
120515エゴノキ

小さい時に植えればどんな厳しい条件にも順応し成長していく。

小さな子どもにとって至れり尽くせりの家づくりはやっぱり怖いと思う。
・・・・・・とはいうものの、その落としどころが難しい。
それにいつも悩んでいる。

(S.Tomita)

taa2003 at 18:19|PermalinkComments(0)

2005年12月19日

物干のこと

物干スペースを考えることも設計の大切な一つである。
洗濯物といえば、映画「幸福の黄色いハンカチ」の中で見た
旗竿いっぱいに揺らめく黄色いハンカチの情景を思い浮かべてしまうが、
これは映画の中だけのきれいなお話。
倍賞千恵子演じる光枝のように、
いつまでも待っててくれる女性が今頃いるわけないし、
退職すれば離婚状を突き付けられるのがオチなのだから、
現実は厳しいのだ。

幸福の黄色いハンカチ1幸福の黄色いハンカチ2








話を物干に戻すが、通りから洗濯物が見えるのも、
庶民的でアットホームな感じがしていいのだけれど、
事務所併用住宅やの街中の住まいでは、なかなかそういう訳にもいかない。
日当たりや風通しを確保して、どう隠すかを考えることになる。

物干のアイデア用品物干のアイデア用品








上の写真はランドリー横に設けた2m角の半屋外のサービスヤードだが、
先日うかがった時、物干パイプに螺旋状のリングが取り付いていた。
なるほど、これならハンガーで干しても風でずらされることがない。
こんなアイデア商品はほとんどが主婦の発想から生まれたもののようだ。
ネット上でも色々見ることが出来るが、螺旋状リングの応用編だろうか
狭いスペースでシーツが干せる商品」もあった。

ちょっとした知恵や工夫でうまく住みこなせる。
物干に限らず、アイデア商品も知っていれば、
結構、設計に役立つものがありそうだ。

(S.Tomita)

taa2003 at 14:10|PermalinkComments(0)

2005年12月09日

駐車場の植栽

今日は新聞販売店の駐車場の植栽の日だった。
低木はボックスウッド(別名スドウツゲ)の寄植えを、
高木には常緑のタブノキを選んだ。
変型敷地の鋭角なコーナーに植えたので、公共の街路樹のように見える。
たった畳二帖ほどの小さなスペースだが、
ベンチでも置けば街のミニパークになりそうな、いい雰囲気に仕上がった。

タブノキとボックスウッドの寄植えボックスウッドの寄植えエゴノキの苗木とアイビー








建物の際にも小さな植込みスペースを取っていたが、
樹木を植えるには狭いとのことで、
アイビーの間にエゴノキの苗木を3本寄せ植えしてもらった。
5月の終わりから6月にかけて白い清楚な花をつけるが、
これからの成長が楽しみである。

エゴノキの花エゴノキの花








いつも感じることだが、草木が入ると奥行きが生まれ、
建物が生き生きと見えてくる。
完成したという実感が湧く瞬間だ。

(S.Tomita)

taa2003 at 22:54|PermalinkComments(0)

2005年11月08日

紺青色の外壁

昨日の建物の話の続きになるが、最初にクライアントから、
「外部に一カ所、好きな青色の塗れる面をつくって欲しい」との要望があった。

紺青色の外壁藍の色:プロダクツ結のDM











それは徳島のいろ、藍の色ことだった。

右上の写真は以前、染色家のKさんが展示会を催された時のDMだが、
染め上げるごとに深みを増してゆく藍の色。
甕覗きから始まり、浅葱はなだ色を経て藍色になり、
紺青瑠璃熨斗目群青褐色となって、最後は止紺で終わる。

今の仕事を始められてちょうど20年、今回で3回目の店舗だというが、
これが終焉ではなさそうだ。
選ばれた紺青色がそう語っているように思えた。

(S.Tomita)

taa2003 at 21:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2005年11月07日

ファインフロアのスクリーン

今日は9月13日付の日誌でも紹介させていただいた
店舗兼住宅のお披露目の日だった。
今朝やっと足場が外れ、ファインフロアスクリーンの全貌が現れた。

ファインフロアのスクリーン1ファインフロアのスクリーン2








ファインフロアは本来、工場の点検床などに使われる材料だが、
この建物ではプライバシー確保のための現代版格子として使っている。
スクリーンとして本格的に使用したのは今回が二回目であるが、
この製品を選んだのはこんな理由から

(1)プライバシー確保にほどよい空隙率(約50%)
(2)ドブヅケの亜鉛メッキなので錆にくい
(3)癖のない形状デザイン
(4)厚さ40mmの折曲げ材なので質感がある

町(外部)に対して、プライバシーを確保しつつ閉ざさない工夫は、
地域に生きる上での大切な約束ごと。

犯罪や盗難のニュースを聞かない日がない現代社会にあって
建物が町とどう向き合うのか。

建築主や設計者に突き付けられた大きな課題でもある。

(S.Tomita)

taa2003 at 23:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2005年10月15日

障子の桟のシルエット

左がコートで右が畳の間太鼓張りの障子








今日は「小さなコートハウス」の引渡しの日だった。
先月29日の「切り取られた空」で話した住まいである。
朝からあいにくの雨だったが、コートから続く畳の間には内障子も入り、
障子越しに射し込む淡い光の中で、もう一つの畳の間の雰囲気を楽しんだ。

太鼓張りの障子はプライバシーの具合や
光の透過加減が好きでよく使うが、それは機能上のこと。
それより何より気に入っているのは、
真っ白い障子紙に映る桟のシルエット。
たまらなく色気を感じるところだ。

その障子を開けると、あの小さな空がある。
三日前、雨を予知するうろこ雲がかかっていた。

三日前のうろこ雲








(S.Tomita)

taa2003 at 23:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2005年09月29日

切り取られた空

050929-1050929-2
 画像アップ
 (10/1)






この18日に店舗部分のみを引き渡した新聞販売店の住居部分がもうすぐ完成する。
2階にある住居の床面積は24坪で、
コートを生活の芯に据えた都市型スタイルの住まいである。

コートの広さは2.0m×3.8m。
コートハウスとは呼べないほどの小さなスペースだが、
光の入り方は想像以上の効果を生んでいる。

そして何よりも小さいから感じ取れる素敵なことがある。
それは大空の下や広いコートでは決して気づかなかった「空の色や雲の動き」だ。
切り取られたたった4帖の空を見て、初めて雲を意識し観察する。

もうかなり古い歌なので曲名は気恥ずかしくて言えないが、
「ちっちゃな青空 監獄の壁 ああ ああ 見つめつつ・・・」の歌詞や
「智恵子抄」の東京の空の話を思い出す。

車好きのクライアントはこう表現した。
「ルーフウインドウ越しに見る大空」だと・・・

(S.Tomita)


taa2003 at 23:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2005年09月18日

今日引越し!

050917-1050917-2050917-3











上の写真は新聞販売店の昨日の現場風景。
今日と明日は夕刊の休刊日。
この日を利用しての引越しだったから遅らす訳にはいかない。
何とか今日の引越しに職人総出で間に合わせてくれた。
最後は電気屋さんが一人、深夜遅くまで残ってスイッチプレートを付けていた。
管工事屋さんもそうだが、電気屋さんは工事の初めから終わりまで
ずうーっと張り付いていなければならない職種だ。
今朝も来ていた。

未完の住居(2階部分)は、少々、時間をいただいた。
Aホームさん、あと一息、この馬力の延長で頑張ってよ。

(S.Tomita)


taa2003 at 16:34|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

2005年09月13日

ガルバリウム鋼板の外壁

050913-1ガルバ外壁050913-2ガルバ外壁










050913-3北西立面050913-4南西立面







とにかくガルバニウム鋼板の人気はすごい。
最近の新築住宅の2件に1件はガルバの外壁って感じがする。
デザイン性に優れ、耐久性がいいのに手頃な価格ということで、
これだけのブームになったのだと思う。

「また、ガルバか」と言われそうだが、写真は北島田町の現場である。
ガルバの竪と横の張り分けと透かし壁のファインフロアで構成した建築。
角波形状のK型スパンは凹凸が深いので、
光の角度によって表情を大きく変える。
竪張りと横張り、透かしの壁と全てシルバー一色だが、
時間と共に、映し出す表情は変わっていく。
ファインフロアの施工が待ちどうしい。

(S.Tomita)

taa2003 at 21:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)