富吉の家

2005年12月06日

造園工事完了

入居されてちょうど2ヵ月、今日造園工事が完了した。

造園工事造園工事造園工事








通りに面してはボックスウッドの寄植えにウラジロノキを、
木製縦格子の足元にはコグマザサの寄植え。
中庭にはハマヒサカキの寄植えをベースに、
ソヨゴ、ヤマボウシ、シロモジ、キンモクセイの木々など。

ソヨゴヤマボウシキンモクセイ
今まで何度か植えてもらったことがあるが、
ウラジロノキシロモジは初めてである。
やはり珍しいとのことだが、
今回、株立ちで枝っぷりのいいのが入ったので実現した。

我々設計者は樹形を一番に気にする。
同じ樹種でも形によってまったく違う雰囲気になるからだが、
今回キンモクセイ以外はすべて株立ちを使ってくれた。

中庭のヤマボウシは春に可憐な花を咲かせる。
(白い4枚の花弁のように見えるのは実は総苞)
上空に架かるブリッジのすぐ下に植えてもらったから、
上から望む花見が楽しみである。

ヤマボウシの花ヤマボウシの花







(S.Tomita)

taa2003 at 22:05|PermalinkComments(0)

2005年10月06日

住まいの顔

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今日は川内町の家の引渡しの日だった。
設計が大幅に遅れたのを辛抱していただいたり、
工事もまだ外回りを残しているのだが、
ご夫婦揃って笑顔で受け取って下さり感謝している。

お二人と初めてお会いしたのが平成15年10月31日だから、
もうはや2年も経ってしまった。
第一印象は都会的な人。オシャレでクールなイメージだったが、
打合せの度にクールさが少しずつ変わって来て、
ホットな要素を入れないとイメージに合わないと思うようになった。

コンクリート打ちっ放しと白い壁だけだった構成の中に、
木のスクリーンを取り込んでいった。
コンクリートと木、クールとホット。
対極にある二つをつなぐものが白い壁である。

「家の外観は家人を表わす」
そんな言葉が素直に言える住まいができたと思っている。

(S.Tomita)

taa2003 at 23:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2005年10月02日

薪ストーブ搬入

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竣工間際の川内町の現場に、もう一つの楽しみがやって来た。
力持ちの男が二人で、120キロもある薪ストーブを搬入してくれていた。
髭の男は薪ストーブの伝道師Kさんで、
もう一人は私のかつてのクライアントAさんである。
ストーブに魅せられた男たちは、風体とは裏腹にナイーブで優しい。

幼い頃、サンタクロースはストーブの煙突からやって来ると信じていた。
煙突のない私の家にはどこから来るのかが不思議で、
母親に繰り返し聞いたものだ。

ストーブ→煙突→サンタ→団らん→家族→幸福.

私の頭の中には、こんな構図が出来上がっていて、
設計にストーブが入ると変に安心してしまう。
今回でちょうど10件目の採用になった。

ご夫婦と男の子3人のご家族、炎を囲んでの団らんが目に浮かぶ。

(S.Tomita)

taa2003 at 17:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2005年09月30日

縦格子

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川内町の現場も引渡しの日が迫ってきている。
やっと縦格子が付き、風体が見えてきた。

「車庫棟のコンクリートの白い壁」と「住宅棟の木製縦格子」
異なる二つの面によって構成したファサードがこの住まいの顔である。

古い街道沿いの町屋には、通りに面した窓に必ずと言っていいほど、
縦格子が取り付いているが、
適度なプライバシーを確保し、風や光を取り込む昔ながらの装置だ。
結構粗い間隔でも意外と中は見えない。

また、同じ格子でも間隔や寸法・形状によって表情は全く違ったものになる。
阿南市椿泊の町並みは面白い。
一軒一軒違った形の手摺格子(欄干)が付き自己主張している。
昔の大工はそんなところも競い合っていたようだ。

(S.Tomita)

taa2003 at 13:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2005年09月12日

対柱

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川内の現場。車庫の上のバーベキューコーナー。
コンクリートの壁の間に渡した梁を受ける一対の柱。
どうしても2本でないと居心地が悪いから対にしている。
構造的には1本でいいわけだけど、それだと落ち着かない。

黄金比という言葉があるが、人が美しいと感じる比率のこと。
女性の着物は帯の位置が着こなしのポイント。
男性の帯の位置はお腹の下だが、女性はかなり高い位置で締める。
あれ(着物の丈に対する帯の位置)も黄金比だと言う。
そこがたまらなく色っぽい・・・・・

(S.Tomita)


taa2003 at 23:54|PermalinkComments(4)TrackBack(0)