K・HOUSE

2007年02月10日

郷愁のハイキエース

K-HOUSEのキッチンは食洗器を新しくし、
コンロをIHに入れ替え、扉を全面リフォームした。

キッチンIHとハイキエース









ハイキエースのロゴ外部の排気部









上の写真は下抜き排気のハイキエース。まだ出たての頃である。
当時、洗練されたデザインと機能で売っていたが、
いま見ると逆に野暮ったく見えるからおかしなものだ。
それでも骨太のロゴやディティール、
装飾のない機能重視の形状は最近余り見かけることがないので新鮮に映る。
もうすでにレトロの域に達した感があり、郷愁すら覚える。
いまはグリーンハイキと社名が変わり機種も増えたが、
これだけの雰囲気を持った機種は見当たらない。

(S.Tomita)

taa2003 at 01:50|PermalinkComments(0)

2007年02月07日

いやしのレインシャワー?

K-HOUSEの洗面と浴室のリフォームは坪庭(2m角)に浴室を移し、
洗面スペースを広げることだった。

高さ85cmの洗面カウンター浴室の照明レインシャワー









最近、洗面カウンターの高さが変わってきた。
我々の時代は顔や手を洗う時、
肘にしずくが伝わって来ないように72cm前後と教えられた。
背が高くなったことも影響しているのか80cm前後が主流になってきた。
今回は洗濯機をビルトインしてキッチンと同じ高さの85cmにしている。

浴室内のサッシが取り付いていた壁の部分は
壁厚を利用して照明ボックスにした。
浴室だけに透け具合には気を使わなければいけないのと、
ボックス全体に明かりが行き渡るようにするのに苦労した。
初めは浴室側には腐食のペアガラス(結露対策)を
居室側は腐食のシングルガラスを入れたが透け過ぎる。
試行錯誤の末、ガラスの内側に乳白のツインカーボをあて、
照明は看板用の球だけの蛍光灯に落ち着いた。

天井に取り付けたレインシャワーはクライアントのたってのリクエストだった。
初めてこの言葉を聞いたとき、名曲「雨に打たれて」を連想した。
うたい文句は「いやしのシャワー」だが、
私はまだ一度もこの雨に打たれたことがない。

(S.Tomita)

taa2003 at 22:31|PermalinkComments(3)

懐かしのコートに立って

このK-HOUSEは完成からちょうど20年が経つ。
今回、洗面・浴室・台所の水周りを主にリフォームした。

コートよりダイニングを望むリビングダイニング









写真のリビングとダイニングはほとんど手をつけなかった。
美装が終わった夜、懐かしのコートに立って見たが当時のままだ。
ただ恐ろしいほどの時間が過ぎ去っていっただけ・・・。

いまはコンクリート住宅を設計することがめっきり少なくなった。
底冷えはするし見た目も冷たいコンクリート。
だが、人を拒絶するような冷たさと、
石のような重厚さが魅力でもある。
ここは内外打ち放しの個所が多く底冷えが恐かったから、
設備設計のOさんの薦めで深夜電力の蓄熱式床暖房を導入した。
あの時、あのアドバイスがなかったら、
このリフォームは頼んでもらえなかったかも知れない。
道路拡張にも生き長らえ、
ご子息家族の住まいとして再出発するこの建築はしあわせもの。

(S.Tomita)

taa2003 at 00:54|PermalinkComments(3)

2006年06月06日

K・HOUSE 19年目の改修

先週、19年前に設計したK・HOUSEを改修したいとのことで久し振りに訪れた。
いまは空き家の状態だが、時々帰省するご子息さんたちのために
少し手を入れたいとのこと。
この住宅は私にとって独立後、初のRC造の住宅だったこともあり思い出も深い。
道路拡張に伴い、L字型に覆っていた病院が立ち退いたため、
背面が正面側になってしまったので、外構も一緒に考えることになった。

K・HOUSEK・HOUSE







いまは県産材を使った木造住宅の設計が多くなったが、
あの頃は打ち放し仕上げのコンクリート住宅を
同僚たちと競うようにつくっていた。
硬くて冷たくて、何とも無表情な打ちっ放しのコンクリートは、
建築を幾何学的に構成するには持って来いの素材である。
その魅力はいまも何ら変わらないのだが、
木との組合せで使うことを好むようになった。
これは世相の反映によるものか、年令のせいなのかはよくわからないが、
仲間からは年のわりにはデザインが若いと言われる。
19年前と変わっていないようだ?
それって「進歩がない」っていうことかな・・・・・(><)

(S.Tomita)

taa2003 at 23:55|PermalinkComments(4)