里浦町の家

2007年04月30日

シラキの紅葉

先週、庭師のSさんが「里浦町の家」の造園工事に入ってくれた。
今回、紅葉のすごく鮮やかな木が手に入ったからといって
薦めてくれたのがシラキである。
その名の通り白い樹皮の灌木で少し大きめの葉を付けている。

右端がシラキで他はソヨゴ足元はハマヒサカキの寄植え、右端はヤマボウシの株立







平地部での紅葉は昼夜の気温差が少ないだけに、
山間部のような鮮やかな紅葉はなかなか望めないのだが、
初めて植えたシラキだけに期待も膨らむ。
秋の紅葉が待ち遠しい。

(S.Tomita)

taa2003 at 20:49|PermalinkComments(2)

2007年02月27日

引込戸の納まり

開けば壁の中にスッポリと隠れてしまう片引きの引込戸。
いまでは当たり前に使っているが、設計を始めた頃は
開口部の幅より大きな戸をどのようにして入れたのかが不思議だった。

引込戸引込戸







納め方は壁の方に取り外し可能の細木(ヒモ)を取り付けたり、
戸の小口に引き手を兼ねた細木を取り付けるなど幾通りかある。
使用上、ほとんど開けていることの多い引込戸は、
引手まで含めて全て壁の中に入ってしまう納まりが美しいから、
前者を採用する場合が多い。
しかし、閉める時は戸の小口に取り付けた回転取手をわざわざ回して
引き出さなければならないし、開ける時は壁に指を詰める危険もある。

「里浦町の家」の引込戸は開閉頻度も多そうなので後者を採用した。
開けている時は壁から引手部分だけが飛び出しているが、
開閉しやすく指詰めの危険も少ない。

今回、取り付けた引手加工をみていると、
職人土井さんのセンスの良さと優しさが伝わってくる。
Tの字型でなくHの字型にして大きくならず引きやすく納めてくれている。
Hの字型は指詰めの心配がまったくないのだ。

(S.Tomita)

taa2003 at 01:33|PermalinkComments(0)

2007年02月25日

土足のDKルーム

昨夜、30歳同志の若いカップルの住まいを引き渡した。
この家の一番の特徴は玄関横に設けたDKルームである。
この部屋は土足のままで使うから、
友人や近所の人が訪れるとそのまま招き込むことが出来る。

リビングより玄関越しにDKを見るアイランドタイプのDKアイランドタイプのDK









かつての民家には玄関戸を開けると広い土間があったり、
ミセノマと呼ばれる部屋があって、
靴を脱がなくても椅子やタタミに腰掛けて長居できるようになっていた。
それに比べて今つくられる玄関はどうみても居心地が悪い。
「まあどうぞ」と言っても上がられる人は少ないので、
長い時間お茶も出さずに立ったまま会話することも結構多くなってしまう。
円滑な近所付き合いはたわいもない無駄話から始まる。(笑)
「里浦町の家」はそんなことを思い浮かべながら設計した住まいである。

(S.Tomita)

taa2003 at 20:53|PermalinkComments(0)