いとこの家

2010年06月01日

12年が過ぎて・・・

メンテ工事の下見で那賀奥にある「いとこの家」に行ってきた。
100601-1

独立して最初に設計を頼んでくれたのがこの従弟の姉さんだったので、
この家は「いとこの家part2」ということになる。

ついこの前、餅まきをしたように思うのだが早12年が過ぎてしまった。
工事中、毎日現場に来て手伝ってくれていた伯父も、
私を取り上げてくれた産婆の伯母も今はもういない。

短い期間しか住んでもらえなかったが気に入ってくれていたようだ。
伯父の一番のお気に入りは薪ストーブだったようで、
薪の段取りは勿論だが、なにしろ良く使ってくれていた。
100601-2

この春、しげさんが部品を交換してくれたので新品のように蘇っていた。
伯父がいたらどんなに喜ぶことかと思うと少々辛い。

最近の設計では余りやらなくなったが、
ここは三層近くある高い吹抜けにパイプを2本吊り下げて、
暖気を下に送っている。
100601-3

単純なやり方だが安上がりだし結構よく効く。
原物を見ると「機会があればまた使おうかな」という気になる。

あっという間の12年だが、伯父と伯母が居なくなり、
この家を造り上げてくれた工務店の山川社長も、
完成した数年後に50代という若さで逝ってしまった。

この家を愛してくれた人の想いが宿っているかように、
柱や梁の杉がいい飴色になっていた。


(S.Tomita)



taa2003 at 20:35|PermalinkComments(0)