大空と暮らす家

2011年12月06日

大空と暮らす家の居渡り

もう10日も前になってしまったが、11月最後の日曜日に
大空と暮らす家のオーナーが居渡りに呼んでくれました。

施工者と工事中のことを振り返り語り合うのは元々好きなのだが、
今回はオーナーも現場での打合せに参加することが多かったので、
話題には事欠かず、楽しい時間を共有することができました。
この現場は三者でつくり上げたという感じが強くします。

トオリニワの桃棚も
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小部屋の銀河も
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誰か一人でも欠けていたら生まれなかったように思う。

最後に記念撮影をしてお別れしました。
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お祖母ちゃんが入っていないのが少々心残りです。
ごちそうさまでした。これからもよろしく!

(S.Tomita)

taa2003 at 23:30|PermalinkComments(2)

2011年10月20日

嬉しい便り

昨日は歓喜の爆発が大きくなり過ぎて、
itsuki にまで飛び火してしまったけど(ごめんな itsuki )、
来春からの阿南工専 建設システム工学科が楽しみです。

前にも触れたけど「大空と暮らす家」のクライアントはご夫妻共に、
大学院で居住学を専攻されていたので、
住まいの根幹のところの話によく花が咲きました。

下の建築学会学術講演梗概集は奥さん(旧姓)たちのグループが
5年前に研究発表された時のものです。


「モンゴル民族の居住形態による生活の変化と継承」200609-1モンゴル民族の住居形態・・・
200609-2モンゴル民族の住居形態・・・

この調査ではゲルにも宿泊体験されたそうです。

つい最近まで、暮らしの視点から住居を研究されてきたお二人。
その結果がこの棲家ということになるんだと思うと喜びもひとしおです。

今日、奥さんから嬉しい便りが届きました。
現場ブログに掲載します。→ 現場ブログ(2011.10.20)

(S.Tomita)

taa2003 at 15:34|PermalinkComments(0)

2011年10月18日

阿南工専に・・・

「昨日の水戸岡鋭治さんの本、あの金額で落しました」と
クライアントから思いもよらぬ嬉しい報告いただきました。

お知らせ出してよかったなぁ(笑

でもそれよりも遙かに嬉しかったのが、
奥さんが阿南工専の教諭に内定したという知らせ。

JIA徳島のメンバーが非常勤でたくさんいるから、
ますます交流の輪が広がっていきそうで嬉しいですね。

来春からの勤務とのこと。
uch よろしく! itsuki いじめんといてよ(笑


(S.Tomita)

taa2003 at 19:09|PermalinkComments(4)

2011年10月11日

倍の楽しみ

先月竣工の「大空と暮らす家」をホームページにアップしました。

クライアントはご夫妻ともに院で居住学を専攻されていたので、
いつもとは少し違ったプロセスで設計を進めました。

そして出来上がったのが和と洋、二つの顔を持った住まいです。

 ▼1階トオリニワ
1階トオリニワ

 ▼3階リビング
3階リビング

二軒分楽しんだ気分です(笑)

(S.Tomita)

taa2003 at 19:20|PermalinkComments(0)

2011年09月30日

「大空と暮らす家」引渡し

進入道路の突き当たりの左奥にある30坪ほどの空地が
今回の「大空と暮らす家」の建設予定地だった。
四方が2階建て以上の建物に囲われた厳しい条件だったが、
祖母や両親の住む母屋(白い3階建の建物)と奥で敷地が接していた。
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1階は母屋とをつなぐトオリニワが建物を貫通するが、
それはごく自然な成り行きで生まれたものだった。

そして生活の主体を一層分持ち上げて、
個室は2階に、3階にはLDKや浴室を置いた。
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当然、3階は眺望抜群となり、
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周りの建物の屋根だけが見えて、屋根に寝転んでいるような気分になれる。
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「大空と暮らす家」 やっぱり、このタイトルにして良かったなぁ。
未練を残しながら、昨夜、引渡しました。

(S.Tomita)

taa2003 at 23:18|PermalinkComments(0)

2011年09月29日

打ち水をして

造園工事が終わり、今日は竣工写真の撮影です。
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トオリニワは打ち水をして和の雰囲気を高めます。
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カメラマンは幸田さん、出来上がりが楽しみです。
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(S.Tomita)

taa2003 at 12:37|PermalinkComments(0)

2011年09月24日

暮らしの香りが・・・

3階のリビング・ダイニングに家具が入りました。
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ダイニングの椅子は2種類、どちらも宮崎椅子製作所のもの。
特に左の方のNo.42は座り心地抜群です。
右はDC09、薄くて柔らかなラインの座面がとてもきれいです。
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これはイサムノグチのガラステーブル。
手づくりペンダントに照らし出された脚が彫刻のように見えてきます。
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家具が置かれ、暮らしの香りが漂ってきました。
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引渡しまであと5日。

(S.Tomita)

taa2003 at 21:04|PermalinkComments(0)

2011年09月23日

棚は棚でも・・・

棚は棚でも今日はキッチンの水切り棚の話です。
嫌われそうなので、当分の間、桃から離れることにしました(笑

この家のキッチンはオーダーメイド、家具屋に作ってもらいました。
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クライアントの要望の中で最も頭を悩ませたのがシンク前の水切り棚です。
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ステンレスのアングルを前後に取り付け、
その上に既製の水切りプレートを置きました。
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手前のアングルは面台の木口化粧を兼ねて端から端まで通しています。
うまく納まってくれました。

(S.Tomita)

taa2003 at 14:30|PermalinkComments(0)

2011年09月22日

縦繁障子を背に

一週間前に吊り込んでいた縦繁障子は和紙が貼られて戻って来ました。
待ちに待った光景です。これでトオリニワがグッと引き締まった感じがします。
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トオリニワ側から貼っている障子紙の床からの高さは、
彫り込み引手の位置に合わせて80センチに設定。
この一直線に伸びる白い帯がこのおうちの顔になっています。

部屋内からはまた違った表情を見せてくれています。
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縦繁障子を背にスポットライトを浴びて際立つ桃の飾り棚
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これをしたかった・・・・・・・のだ(笑


(S.Tomita)

taa2003 at 16:00|PermalinkComments(0)

2011年09月20日

すべてが桃に・・・

この家のために焼いてもらった大谷焼の洗面器
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水栓との取り合いのへこみのラインが気に入ってます。
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でもこのカタチ、見ているうちに段々と桃になってくるんです。
そのうちに見るものすべてが桃、桃、桃になるのかな(笑


(S.Tomita)

taa2003 at 21:08|PermalinkComments(0)

2011年09月19日

おもてなしの演出

家の守り神である桃棚は来客をもてなすための飾り棚でもあります。
四季折々に季節のモノを飾って来客を迎えます。

夜は足元の灯りと
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天井のピンスポが
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それを助長させてくれます。
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板戸を開けるとこの光景からドラマが始まるのです(笑
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(S.Tomita)

taa2003 at 22:45|PermalinkComments(0)

2011年09月15日

奥行きを強めさせる縦繁障子

今日は建具の中で一番の楽しみにしていたトオリニワの障子の吊り込みです。
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長いトオリニワの奥行きがより強まるように縦繁デザインの障子にしました。
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全部で六枚です。開けて使うときは右の四枚は右の壁に収納できるので、
左の二枚を左に寄せれば五枚分のスペースが開くことになります。
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引き手には上品な胡麻竹を使います。
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障子紙は室内側から貼って、奥行きを感じさせてくれる縦桟を
トオリニワから見えるようにするのですが、
中ほどの四角い桟のところだけはトオリニワ側から貼り、
このおうちの個性を出すようにしています。
幅広で長い杉の式台も上品な表情なので出来上がりがとても楽しみです。
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桃棚もいいし・・・ね (笑)

※今日は手抜き、現場ブログと同じ内容になってしまいました(苦笑)

(S.Tomita)

taa2003 at 14:25|PermalinkComments(0)

2011年09月13日

外部階段を楽しむ

「大空と暮らす家」は最上階の3階にLDKがあるので、
来客は外部階段で2階の玄関まで上がって来なくてはなりません。
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外部階段の周りに樹木が植わると、
林に見立てた縦格子越しにちらちら見える木の葉を楽しみながら、
木漏れ日がつくるやさしい影に導かれます。
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素材は風雨に晒されても持ちのいいドブ漬け亜鉛メッキしたスチールと
セランガンバツの床で構成しています。
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これで上る負担が楽しみに変わってくれるかな。

(S.Tomita)

taa2003 at 14:38|PermalinkComments(0)

2011年09月08日

銀河の小部屋

「大空と暮らす家」は名の通り、
最上階の3階は大空へとつながる開放的なLDKが拡がっているが、
2階にあるタタミの小部屋は一転、極端に光を絞り込んだ瞑想空間に仕立てている。
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壁から天井へと伸びる銀揉みの和紙が天の川となって夜空を彩る。
部屋の名前は「銀河の間」 これしかないよな(笑

(S.Tomita)

taa2003 at 20:13|PermalinkComments(3)

桃棚・完成!

楽しみにしていた桃棚が付きました。

コンクリート平板の敷かれた長いアプローチを通り、トオリニワに入る板戸を開けると、
縦繁障子を背に、この棚が目に飛び込んでくるというシナリオです。
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桃尻っていう言葉をよく耳にするけど、確かにそちらを連想してしまいそうなほど
色っぽい出来映えに仕上っています(笑
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ヒイラギやモモノキは邪気を祓うので鬼門に植えるといいと言われていますが、
この棚は厄除け以外にもう一つ、
不老長寿まで入った正に家族の守り神になりました。
そう思うと段々と神様に見えてきました(笑

(S.Tomita)

taa2003 at 19:21|PermalinkComments(0)

2011年09月03日

桃の棚で入魂

「大空と暮らす家」の完成が近づいてきた。
1階は建物を貫通するトオリニワがあり、両親や祖母の住む母屋に繋がる。
このニワはおばあちゃん子のクライアントにとっては大切な心の道である。
トオリニワ
そのほぼ中央にある一対の柱に飾棚を付けることになり、
桃の果実を連想させるカタチにデザインした。
桃棚1
中国では昔から桃の果実は不老長寿や魔除けの意味を持つとして尊ばれてきた。
来客へのもてなしのための飾棚に桃を据え、祖母の長寿を願う。

取り付け高さは床面から36cmと低く目に抑えた。
クライアントの想いが魂がどう現れるか、出来上がりが楽しみである。
桃棚2

【追伸】クライアントからこんな嬉しいメールをいただいた。

先日はお疲れ様でした。
桃といわれて桃源郷という言葉を連想しましたが、少し調べてみると、
桃の名の付く言葉が身近に沢山存在しているのに気がつきました。
桃、非常に良かったです。
桃で、僕のいえづくりが完結したような感じがしました。

住まいや家族、自然との共生、まちづくりなどのテーマに興味を持って、
十数年が経ちましたが、学生時代の感性・好みとあまり変わっていないようです。
特に日本的な家族観、日本人が大事にしてきた暮らしの知恵、
日本の風土に培われた文化や精神を自分の中でどう捉えていくかが、
今後大きなテーマとなりそうです。当然反核・反原発もですが。
海と山と川に囲まれて、水がきれいな住み慣れたこの徳島で、
可愛い嫁さんと子供と一緒に住める家を建てる事ができて、
本当に幸せやなと感じています。
もう少しの時間だけ、よろしくお願いします。

(S.Tomita)

taa2003 at 14:41|PermalinkComments(3)

2011年04月23日

SE構法の建前

先週の日曜日は大安吉日、「大空と暮らす家」の建前でした。

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敷地条件から3階建て。今回も木造で出来るSE構法を採用しました。
耐久性の高いカチオン電着塗装を施したSE金物と品質管理の行き届いた
集成材でつくるSE構法の家は見るからに地震に強い家だと感じます。

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柱と梁が組み上がると金物は梁のスリットにスッポリ納まり
側面の丸い穴に打ち込んだドリフトピンだけしか見えないので、
構造をそのまま現すことにも向いています。

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上棟の儀式はドリフトピンを打ち込むことになりますが、
今回はご夫婦揃って参加していただきました。

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SE構法は阪神淡路大震災がきっかけで生まれました。
被災地の惨状を見て、「構造計算に裏打ちされた強い木造の家を造らなければ」
との思いで立ち上った構造建築家の播繁(ばん・しげる)さん。
→ SE構法誕生の背景

建前のたびに播さんの熱い思いが伝わって来ます。


(S.Tomita)

taa2003 at 00:59|PermalinkComments(0)