美術・芸術

2013年08月24日

アート工房クアトラ

この建物は今は亡きアークホーム本田耕三社長が最後に頼んでくれた仕事です。それは大学時代の友人だった弟さんのアート工房の設計協力でした。
 
先代が建てた工作所を利用できないかとのことで尾道に出向き確認したところ、鉄骨の骨組はしっかりしていたのでそれだけを残し大改造することになりました。
 
弟さんは高垣秀光さんという方で著名な版画家です。僕の仕事は施工会社決定までだったので、現場の方はポイント毎のアドバイス程度で進んで行きました。
 
7月に完成し施工会社の平川建設からスナップ写真が届いたのでアップします。
 
ちなみにクアトラとはピカソが通い詰めたカフェだそうです。

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(s.tomita)


taa2003 at 06:44|PermalinkComments(0)

2013年08月04日

挑戦し続けた陶芸家 鈴木治

今朝、TV番組「美の京都遺産」で陶芸作家 鈴木治さんのことが語られていた。
ろくろ職人だった鈴木宇源治を父に持つ環境の下で陶芸に早熟だった彼は、既存の陶芸に飽き足らず新しい世界への表現を試みて行く。それは満足することのない果てしなき美の探求だった。
挑戦し続けることの大切さ。人生はロマンとエネルギーだと教えてくれた喫茶大菩薩峠のオーナー島利喜太さんが頭に浮かんで来る。朝から勇気付けられる番組を観た。

◆「泥象 鈴木治の世界」回顧展


(S.Tomita)
 

taa2003 at 08:04|PermalinkComments(0)

2013年07月17日

藍染展回想

藍染作家・梶本登基子さんの暖簾「ほたる」です。

藍染め暖簾:ほたる(梶本登基子作)

昨秋、竣工した「畑と共に暮らす家」に掛けていただいた。

初めてこのほたると出会ったのは2000年に奥村家屋敷で開催された作品展の時のこと。
天井から吊るされた布が幾重にも繋がっていて、障子越しの薄暗い光に照らされて、
まるで小さな命を得たかのように舞っていた。

最近、登基子さんとお会いすることがめっきり少なくなってしまったが、
熱く語り合った工房建築当時のことを藍染工房『一草』のHPに掲載してくれてました。
早いうちに会いたいな〜。
 
  🔵藍染工房『一草』のHP

(S.Tomita)

taa2003 at 12:58|PermalinkComments(0)

2012年10月17日

子供の才能を・・・

ホテルグランドパレス徳島は「小国ドーム」や「光格子の家」を設計した
建築家 葉祥栄さんの手によるものだ。
ガラスを多用して創り出す透けるようなファンタジックな空間は、
いつみても新鮮な輝きがある。

実弟の葉祥明さんもまたファンタジックな世界を描き出す絵本作家である。

「あたたかな午後」葉祥明
 ▲yoh-shoumei net-shop より

もう30年近く前、グラパレの増築が完了した頃だったと思うが、
徳島で講演されたことがあった。
その時に幼少時代をどんな環境で過ごされたのかを訊ねたら、
「両親がよく阿蘇高原に連れていってくれた」と言っておられたのを思い出す。

お二人に共通するメルヘンのようなファンタジックな世界は、
きっとそこから生まれているに違いない。

子はみんな何かを授かって生まれてくる。
でもその才能を見抜ける親は数少ない。

追伸
いらぬこととは思いつつ、クライアントのおめでたや出産話に
何かの役に立てればと思って書きました(苦笑


(S.Tomita)

taa2003 at 22:44|PermalinkComments(0)

2012年10月13日

組子パズル

建具職人の土井さんから組子パズルをいただいた。
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組手(くで)加工したこの部材14本で枡格子をつくるのだが、
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交互に切り欠いてあるのでそう簡単には組めない。
でも3分の2もある大きな切り欠きに気付けばもうできたようなもので、
最後の3本は横から挿し込みます。(完成直前はこんなカタチ)
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面を揃えて枠をつければ完成です。
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日本の伝統木工技術、奥深いですね。
いい大人のおもちゃになります。ありがとう!

(追伸)
土井さんの奥さん、とっても美人です(笑)
気になる人はこちらからどうぞ → 2007年9月23日のブログ
こっちの方が分かり易かったかな→ 2007年9月24日のブログ


(S.Tomita)

taa2003 at 17:45|PermalinkComments(2)

2012年09月10日

ファンタジーな世界へ

家内も大好きな安野光雅さん。久し振りに昨日の日曜美術館で、
『旅の絵本』八作目の日本編に取り組んでおられる元気な姿を拝見した。

描かれているのは、 岸で手を振る人たちと
安野光雅/旅の絵本(日本編)1

その向こうに旅立って行く主人公・・・これがラストシーンです。
安野光雅/旅の絵本(日本編)2

安野さんの絵はみているだけで無垢だった幼い頃がよみがえってくる。
いつもファンタジーな世界を描き続ける安野さんは今年86歳。
小生まだまだヒヨコだなぁ。

追伸
1)そんな訳でfacebookのカバー写真を変更しました(笑
2)咲希ちゃんのことを思い出しました。


(S.Tomita)

taa2003 at 12:39|PermalinkComments(0)

2012年08月02日

感動のサプライズ!

今日の午後、感動のサプライズがありました。

引き渡しのその日のために、
咲希ちゃんが小生の似顔絵を描いてくれてたんです。

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長い面、目の周り、細いあご、何かしらよく似てますね。
かなり若づくりだけど、これは咲希ちゃんの思いやりなんだろうか(笑

8月は小生の誕生月、最高のプレゼントになりました。
30年設計の仕事をしてきてベスト3に入る出来事です。

ありがとうね、咲希ちゃん。
子供たちに夢を運ぶやさしい絵本作家になって下さいね。

(S.Tomita)

taa2003 at 21:00|PermalinkComments(5)

2012年03月20日

咲希ちゃん、また入選!

咲希ちゃんがまた入選していました。
第21回世界子ども愛樹祭コンクールで第二席の快挙です。

120320咲希ちゃん「みどりの賞」

咲希ちゃんの絵はいつも独創的で驚かされます。
彼女の手に掛かると樹木もこんなに力強くなるんだね。
丸太のようなたくましい木々に生命を感じます。

新聞は白黒だけどカラーでないとこの良さはわからないなぁ。
カラーはこちら → 絵画の部・入選作品
徳島新聞webはこちら → 紹介記事


(S.Tomita)

taa2003 at 23:30|PermalinkComments(2)

2012年02月06日

Sakiちゃんの「黄色いさかな」

Sakiちゃんに「またいい絵が描けたら送ってね」と頼んでいたら、
昨日新作が届きました。
題名は「黄色いさかな」 週に一度通う絵画教室で描いたものです。

咲希ちゃんの「黄色い魚」

大胆なカタチとユニークな色使いがSakiちゃんの絵の特徴で
一瞬にして惹きつけられるのですが、じっくり観ていると、
動物愛や家族愛?のようなやさしさが画面全体からにじみ出てきて、
ナイーブなこころの中を表した絵のように感じます。

この絵、世界こども図画コンテストの国内優秀賞に選ばれたとのこと。
すごいなSakiちゃん、おめでとう。次の絵を楽しみにしています。

(S.Tomita)

taa2003 at 12:07|PermalinkComments(0)

2011年11月05日

こども県展に初出品で優秀賞!

いま進行中の「キッチンを囲う家」のsakiちゃんは、
癒し系というか、おっとりしたもの静かなタイプで、
大人と会話ができそうな雰囲気を持った女の子だ。
設計の打合せをしている時はひとり黙々と絵を描いている。

そのsakiちゃん、一年生になったこの春から絵を習い始め、
初めて出した「こども県展」で優秀賞に選ばれた。

昨夜の打合せの時に、携帯に撮っていたのを観せてもらったが、
オドロキ!モモノキ! サンショノキ! すごいインパクトだった。

ウサギの親子を描いているのだが、カタチも色遣いもまったく
想像できないほど個性的で、すっかり引き込まれてしまった。
ウサギの周りに青い雲のようなものが点在していたが、
これがヤケに効いていたような気がした。

「戻って来たら観せてね」と頼んでおいたけど、そこまで待てないなぁ。
やっぱり携帯の写真、送ってもらおうかな(笑

もし届いたら、ここに貼り付けます。

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届きましたよ、観て下さい!これがsakiちゃんが描いた「うさぎ」です。
11-09-04うさぎ
親子の表現といい、色遣いといい、何か秘めたもの感じるなぁ。

今日、絵画教室で描いたフクロウの絵も一緒に送ってくれました。
11-11-05フクロウ
羽根もカタチも色も何もかも独創的やなぁ。今度は特選を期待してますよ〜。

(S.Tomita)



taa2003 at 17:33|PermalinkComments(0)

2011年03月02日

仏像の手

仏像に関心を抱くようになったのは、中学生の時に美術の教科書で見た
阿修羅の像がきっかけである。
少年のようでありまた少女のようにも見える清楚な面立ちに心底魅せられてしまったのだ。
山口百恵がデビューした時は阿修羅の像がダブついて仕方なかった。

先月、NHK美の壺で「仏像入門」をやっていて、仏像鑑賞の三つのツボを教えていた。
その一つが「手」である。我々凡人はつい顔に目が行ってしまうが、
手は仏が仏たるべき姿を如実に表している部分だという。

そのことを教わった矢先に「仏像の手」と対面したのだ(笑)
この写真がその相手である。持ち主は美術の先生で教材にと買ったもの。
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デフォルメされたなが〜い指が爽やかな色気を醸し出している。
よく見ると確かに爪は大人と違い赤子の手のように逆に反っている。
(爪は大人になるに従って使いやすいよう内向きになってくるらしい)
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これが仏像鑑賞一つ目のツボ 「赤子の手に宿る無垢の心」である。

念ずれば通ずるのか、いい出会いでした。


(S.Tomita)

taa2003 at 00:01|PermalinkComments(0)

2010年09月21日

竹、竹、竹の家

一体これはなんでしょう。

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外から見るとこんなカタチ

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そうです。竹でつくった宮殿「小豆島の家」です。
作者は台湾の王文志 (ワン・ヴェンチー)さん。
建物の真ん中にある竹座に寝転んで竹で編まれた天井を撮った写真です。

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TV番組日曜美術館で知り、是が非でも体感したいと思った場所です。
昨日、成就できました。

写真たくさん撮ったので見て下さい → 小豆島の家・写真集


(S.Tomita)

taa2003 at 15:04|PermalinkComments(0)

2010年08月03日

佐藤可士和さんの視点

国立新美術館のロゴを見てから気になっていた佐藤可士和さん。

その佐藤さんがNHK日曜美術館「夢の光琳・傑作10選」で、
光琳作品を読み解くゲストとして出演されていた。

アートディレクターらしく画面構成に重きを置いた視点からの解説は分かり易く、
また話し上手で説得力もあり、さすがだなと思った。

そのなかで「紅白梅図屏風」の見方は今まで聞いたことのない独創的なもので、
大変興味をそそられた。

「紅白梅図屏風」尾形光琳作

それがこの下の画面で、左右の梅の木を取っ払ってしまっている。
光琳が描きたかったのは紅白の梅ではなく、中央を流れる河だという。

尾形光琳-08

光琳は形のない水の表現にこだわり続け独自の世界を見い出した。
それを画面構成のタブーとされる真ん中にあえて描いたのだ。
この抽象的な流水の表現も凄いが、
動きの出ない中央に配したのもまた凄いことである。
結局、左右に紅梅と白梅を描いたのは、
当時、流水だけでは先を行き過ぎて絵画として認められなかったからだろう。


この見解、説得力があったなぁ。


(S.Tomita)

taa2003 at 23:55|PermalinkComments(2)

2006年03月04日

マチスの「ブルーヌード」

uch.net diary が「ディスクトップで設計者を知る」という
なんか変てこだが面白そうな不定期連載を始めている。

私のディスクトップ画像はマチスの切り絵「ブルーヌード」

この絵になるまでは日替わり定食のようによく替わっていたのだが、
ここ一年、ずっとこの絵と向き合っている。
絵のブルーがちょうど背景のブルーに重なるように溶け込むから存在感がなくなる。
見たくても見たくなくても目に入ってくるディスクトップは、
自己主張しないほうが疲れなくていい。

マチス「ブルーヌード」
←マチス「ブルーヌード」1952








マチスの晩年の作品である「切り絵」。
絵筆を持てなくなってから始めた切り絵には、
計り知れないふところを感じてしまう。
この絵を見たとき、形ばかりにこだわる人なら、
なぜこれがいいのか、「もっと上手に切らないと」と
指摘したい個所が随所にあるはずだ。
それはものの良さや美しさを形でしか判断できない哀れな人だ。
このヌード女性の独特な姿は、
彼が若い時に何度も何度もデッサンし続け、
追い求めた女性の姿だったに違いない。
不自由な手先で切り上げたブルーヌードは、
彼の魂が手先を動かせ、たどり着いた理想の女性像のように思えるのだ。
造形の魔力を乗り越えている。

(S.Tomita)

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2005年08月10日

「藍の色2005」展示会

今日から始まった「藍の色2005」の展示会に行ってきた。
藍染作家の玉木万立子さんと梶本登基子さんが、
昨夏、プロダクツ結(ゆい)を結成して、
観る藍染(作品)から使う藍染(日用品)へとシフトし(?)・・・情熱を注いでいる。
奥村家住宅での二人展で観たホタルのタペストリーが、浴衣になって展示されていた。
座布団や暖簾、スカーフやコースターなど身近に使えるものばかりなのが嬉しい。
やっぱりジャパンブルーの奥行きは深い。
フラワーワーカー・吉田正雪さんのオブジェがまた良かった。

P.S)
作品という言い方は住宅建築も藍染に似ている。
「住宅は生活の器であり作品ではない」と反論されることも多い。
表現は難しい。

(S.Tomita)

0810結展示会案内0810ほたる絞り0810左から玉木さん、吉田さん、梶本さんススキとニシキギのオブジェ(吉田正雪作)

taa2003 at 18:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)