2010年11月
2010年11月23日
メディアをなぜ作るのか?どう作るのか?@経団連 社内報委員会での基調講演 Tweet
リクルート時代に大変にお世話になった先輩にお声掛け頂いたご縁で、なぜか、こんな私が経団連加入企業の社内広報担当の方が集まる年次総会で基調講演させて頂く機会がありました。
幹事的なことをやっているのは、リクルートとパナソニックの二社です。リクルートには「かもめ」という社内報があり、パナソニックには「Pana」という社内報があります。いずれの社内報も読んだ方はすぐに分かると思いますが、ときに自分たちの会社の在り方そのものにも批判的な目を向ける「経営との(微妙な)距離感」があります。
このメディアにおける対象との「距離感」、ジャーナリズム的な用語でいう「編集の独立」 というのは、昨日掲載した対談でも触れましたが、なかなかどうして深い話だな、と最近痛感しています。
(ちなみに、「編集の独立」とは、私が考えるものを正確に言えば、「ビジネスの連中は、俺らの聖域に口を出すな、人事権を行使するな!コスト削減でガミガミ言うな!」と「ジャーナリスト様」が居直る的な意味での「編集組織の独立」ではなくて、「編集判断が(広告主やマネタイズといったそのメディア企業自身の利害から)独立して、読者のメリットのために行われること」というニュアンスで語られるべきだと思っています。つまり「編集の独立」の受益者は、あくまで編集者やジャーナリストではなくて、読者でなくてはいけませんし、「読者の利益を優先する」という姿勢は、ビジネスの基本中の基本ですから、決して「アンチビジネス」な話ではありません。)
社内報での「編集の独立」なんて、北朝鮮で「言論の自由」を論ずるようなものかもしれませんが、青臭い話を大上段から振りかぶったので、ご興味のある方はスライドをみて雰囲気を掴んで貰えればありがたいです。
幹事的なことをやっているのは、リクルートとパナソニックの二社です。リクルートには「かもめ」という社内報があり、パナソニックには「Pana」という社内報があります。いずれの社内報も読んだ方はすぐに分かると思いますが、ときに自分たちの会社の在り方そのものにも批判的な目を向ける「経営との(微妙な)距離感」があります。
このメディアにおける対象との「距離感」、ジャーナリズム的な用語でいう「編集の独立」 というのは、昨日掲載した対談でも触れましたが、なかなかどうして深い話だな、と最近痛感しています。
(ちなみに、「編集の独立」とは、私が考えるものを正確に言えば、「ビジネスの連中は、俺らの聖域に口を出すな、人事権を行使するな!コスト削減でガミガミ言うな!」と「ジャーナリスト様」が居直る的な意味での「編集組織の独立」ではなくて、「編集判断が(広告主やマネタイズといったそのメディア企業自身の利害から)独立して、読者のメリットのために行われること」というニュアンスで語られるべきだと思っています。つまり「編集の独立」の受益者は、あくまで編集者やジャーナリストではなくて、読者でなくてはいけませんし、「読者の利益を優先する」という姿勢は、ビジネスの基本中の基本ですから、決して「アンチビジネス」な話ではありません。)
社内報での「編集の独立」なんて、北朝鮮で「言論の自由」を論ずるようなものかもしれませんが、青臭い話を大上段から振りかぶったので、ご興味のある方はスライドをみて雰囲気を掴んで貰えればありがたいです。
メディアをなぜ作るのか?どう作るのか?経団連社内報委員会向けプレゼンスライド
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2010年11月22日
iPadをはじめとするタブレット端末の登場や「オウンドメディア」の流行は、メディア業界に一体どのような変化をもたらすのか Tweet
最近すっかり、御無沙汰しており、告知ブログになってて恐縮です。
先日、メディア出版業界の専門誌の文化通信で対談させて頂きました。文化通信さんにも、対談相手の本間さんは、ずっと、私が対談させて頂きたいと思っていた方なので、大変にありがたく思い、また、本間さんと文化通信さんに快く、許可を快く頂いたので、対談内容を私のブログに掲載させて頂きます。
iPadをはじめとするタブレット端末の登場や「オウンドメディア」(自社媒体)の流行は、メディア業界に一体どのような変化をもたらすのか――。10月に開かれたデジタルマーケティングの国際カンファレンス「ad:tech tokyo 2010」にも登壇した、日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会で消費者メディア研究委員長を務める本間充氏と、コンデナスト・デジタルのカントリーマネージャーの田端信太郎氏に、広告主と媒体社の立場から、それぞれの意見を交わしてもらった。(構成・高村 恵太)
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