2012年02月

2012年02月28日

「資本」としてのデータ : Data is the next capitalはてなブックマーク - 「資本」としてのデータ : Data is the next capital

facebookに仮説として投稿したらそこそこ盛り上がったので、ストック化のためにブログ化します。
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Data is the next oilという話があるが、私はふと、Data is the next capitalでないか、と思ったのです。「精製」しないと使いものにならない点や、「油田」を押さえることが鍵になる、あらゆる産業に必要になるINPUTであるという点など、データを石油に例えるのも、あながちメタファーとして悪いとは思いません。しかし、石油に例えてしまうと、不適切な部分もあります。石油はコモディティだから、オカネを払えば誰でも買えます。また消費すれば消えてなくなるわけです。しかし、データは利用しても無くなるわけでもないし、むしろ適切に利用すればするほど、その価値が増えるのです。
 また、カネを払えば手に入るコモディティ商品ではありません。 

商品でなくて資本というのはこういう意味です。もし、(個人情報)データを得ようとすると、その人との間で、信頼関係なり必然性なりがないと、今やデータは取れないです。例えば知らない会社から「1万円はらうからあなたのネットショッピングのデータ、今後1年分を全部貰えませんか?」と言われても気味悪いから、普通はイヤだと思うでしょう。

商品は買えるけど、資本そのものは買えない。矛盾ですが、資本そのものは、オカネでは買えない(調達できない)し、買えるだけのオカネがあれば資本は不必要なのです。


資本家が起業家に資本を預ける(投資する)のは「信頼」や「期待」を感じるからですよね。で、一般ユーザーは、アマゾンやGoogleやフェースブックには、きっと「データを漏らしたりしないだろう(信頼)」「預けておけば、なんか便利なことに今後使ってくれるかも(期待)」があるからデータを預けるわけです。

また「オカネは寂しがり屋、沢山集まるところに集まる」と言いますが、データも沢山集まるところに、ますますデータが集まり、自己増殖する傾向があると思います。そういう本来的に自己増殖するという意味でも、やはり「資本」に近いのではないか、と思います。
まとめると、それを調達するにあたって、「信頼」と「期待」が鍵になり、使っても減らずに、むしろ自己増殖を指向する生産要素という意味で、データは21世紀の「資本」になると言えるのではないでしょうか。

また、その意味では、Googleやフェースブック、アマゾン、Appleなどのいわゆるギャング・オブ・フォーの四天王がAPI越しに一般プログラマーやスタートアップにデータ利用機会を提供するのは、機関投資家や大銀行が、市場越しに経済の血液としての資本配分や決済機能を提供していくことに近づいていくとも言えるようにも思います。

荒削りな仮説ですが、皆様いかがでしょうか。

この件については、コチラで議論しましょう


tabbata at 09:08コメント(0)トラックバック(0) 

2012年02月01日

スマホ・ブームにはアプリと、最適化ウェブの二正面作戦で臨めはてなブックマーク - スマホ・ブームにはアプリと、最適化ウェブの二正面作戦で臨め

宣伝会議の1月1日発売号に寄稿させて頂いたのですが、もう書店の店頭からも消えたろう、ということでOKをもらったので、そちらの内容をブログにも転載します。 かなり基本で「当たり前」な内容なのですが、お目汚しを。
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スマホ・ブームにはアプリと、最適化ウェブの二正面作戦で臨め
今年はスマートフォンがギーク層でなく、普通の中高年や女性を含むマス層に向けブレイクした、スマートフォンのマス普及元年と言ってよい年だった。年初には「SmartPhone」というどこか縁遠かった存在が、年末には「スマホ」(流行語)という日常的で身近な存在に変わったのである。

そして、スマホの普及に伴い、「アプリ」も注目を集めている。現在、数十万本以上のアプリがiPhoneに投入されているという。筆者の所属するコンデナストのような大手メディア企業のみならず、マクドナルドやピザーラといった広告主自身も次々と、スマホ向けのアプリを投入している。

このような「アプリ」ブームをどう考えるべきだろうか。一過性のブームなのだろうか。それとも大きな構造トレンドなのか。筆者は、スマホのアプリを巡っては、より大きな視点から俯瞰してとらえる認識が欠かせないと思っている。ただいま、デジタルメディアの世界では、二つの大きな「世界観」の間でのバトルが進行中であり、「アプリ」という存在は、その戦いに影響を与えている「新勢力」という認識だ。

ウェブは死んだ?/Web is dead的なネット利用が浸透中
『WIRED』 US版2010年9月号に「ウェブは死んだ」(Web is dead)という刺激的な特集が掲載された。その内容の一部を引用すると(傍線による強調は筆者)。

「朝起きて、あなたはベッドサイドのiPadで電子メールをチェックする。それで1アプリ利用だ。

朝食をとりながら、フェイスブックやツイッター、「ニューヨーク・タイムズ」のデジタル版を見る。3アプリ追加。
通勤途中でスマートフォンのポッドキャストを聴いて、1アプリ。仕事中はRSSを使い、SkypeやIM(インスタント・メッセンジャー)で話をし、さらにアプリを利用する。

帰宅してから、夕食を作りながらPandraを聴き、食後はXbox Liveでゲームをし、Netfl ix の動画配信サービスで映画を見る。

このようにあなたは一日中インターネットを使っているが、ウェブは利用していない。そうしているのはあなただけではない。」    

 500x_wiredlong2WIRED 2010年9月号より引用


tabbata at 07:30コメント(0)トラックバック(0)広告論&メディア論 

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